午後からは風が変わって、時化てくるかも知れない。
少し不安な気持ちを持って、出船した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/8c/5e25d80ae1e3b2cd3981045236a57eff.jpg)
水平線には雲が掛かり、山手の方は山が霞んで見えない。
「せめて、午前中は雨が降らないで欲しいですね」
今日のお客様のAさんと話しながら、ポイントに船を止めた。
釣りを開始する前に、Aさんから「釣り人に知り合いが多いので、今日は写真はNGで頼むよ」と言われた。
「なんで、良いじゃないですか」と、お願いしたが
「やっぱ、恥ずかしいからNGで頼むよ」
そんな訳で「じゃ、今日はAさんにしときますね」
で、了解を得た。
話が付いたところで、釣り開始。
「風は今は西なので、船は沖に出ていくと思います」
「魚探には、底付近にベイトが映って居ます」
早速Aさんが、鯛ラバ仕掛けを落としていく。
3投目のホール中に大きなアタリが来たが、直ぐに針外れ。
「良いアタリだったけれど、残念」
悔しがるAさんだが、その後直ぐにアタリが来た。
「仕掛けを追い掛けてきた」
追い食いしてきたようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/c6/df9771c98725ae7c7e014ae478cbfde0.jpg)
型の良いイトヨリ鯛が上がってきた。
写真はAさんに変わって、私が魚を持って映ることに。
此処のポイントではアタリが連続したが、中にはエソや草フグも当たってきた。
「ポイントを変えましょうか」
大島東側に移動する。
風が変わることを想定して、早めのポイント移動をしたのだが、此処に来て風が止まりベタ凪の海になった。
「風が止まりましたね。ちょっと熱くなってきました」
「私も熱いです。上着を脱いで頑張りますね」
春の陽気になってきた。
その陽気に誘われるように、Aさんに大きなアタリ。
竿が海面に突き刺さるばかりに、曲がっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/66/f7908dafc9fe50af4a74ad38d8eee574.jpg)
上がってきたのは1キロ超の立派なシロアマ鯛。
日南では「シラカワ」とも呼ばれている高級魚だ。
「何が美味しいですかね」
「私は、塩煮が好きですね。刺身も美味しいと思いますよ」
その後に、小さいけれどアマ鯛をもう一枚追加。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/86/fd43d7f30f305728d3c60b32a6f4d0a4.jpg)
美味しい魚が、続けて上がってAさんも笑顔。
アタリが有るので魚探を確認しながら、潮に乗せて船を流していく。
ベイトが、不規則な形で映るようになった。
「来た」
Aさんに又してもアタリ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/7e/435d239d2e4b0e2cfe751f526de84a93.jpg)
上がってきたのはレンコ鯛。
「真鯛かと思ったけど、これも美味しい魚だね」
レンコ鯛が釣れた頃から、緩やかだが南風が吹いてくるようになった。
「ポイントを変えましょうか」
北方向に、船を走らせる。
水深線の変化するポイントで、船を止める。
最近、ベイトが変化のある形を、良く見せているポイントだ。
「今はベイトが中段にいますが、徐々に下がっていくはずです」
「底付近が狙い目だと思います」
鯛ラバを余り巻き上げ過ぎないように、底付近を狙うようにアドバイスする。
魚探を見ていて「ベイトが映りだした」と思って瞬間。
「来た!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/e9/c5c0997f55ea757398cbc9d56c43c148.jpg)
竿が大きく曲がり、ドラッグ音が船中に鳴り響く。
「鯛だと思う」
ゆっくりと、慎重にラインを巻き上げていく。
「見えた。鯛です」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/d5/d5b6ebf7fd34a185d589a7d8dedb759f.jpg)
2キロクラスの真鯛が、タモに治まった。
「やった。鯛が欲しかった」
なにか良いことがあったのかな。
満面の笑顔。
今日は、緩やかながらも潮は動いていた。
少しでも潮が動けば、釣果は期待できると、改めて思った。
「今日は、良かったですね」
「良かった。本当に嬉しいよ」
Aさんの笑顔に話が弾み、帰港した。
少し不安な気持ちを持って、出船した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/8c/5e25d80ae1e3b2cd3981045236a57eff.jpg)
水平線には雲が掛かり、山手の方は山が霞んで見えない。
「せめて、午前中は雨が降らないで欲しいですね」
今日のお客様のAさんと話しながら、ポイントに船を止めた。
釣りを開始する前に、Aさんから「釣り人に知り合いが多いので、今日は写真はNGで頼むよ」と言われた。
「なんで、良いじゃないですか」と、お願いしたが
「やっぱ、恥ずかしいからNGで頼むよ」
そんな訳で「じゃ、今日はAさんにしときますね」
で、了解を得た。
話が付いたところで、釣り開始。
「風は今は西なので、船は沖に出ていくと思います」
「魚探には、底付近にベイトが映って居ます」
早速Aさんが、鯛ラバ仕掛けを落としていく。
3投目のホール中に大きなアタリが来たが、直ぐに針外れ。
「良いアタリだったけれど、残念」
悔しがるAさんだが、その後直ぐにアタリが来た。
「仕掛けを追い掛けてきた」
追い食いしてきたようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/c6/df9771c98725ae7c7e014ae478cbfde0.jpg)
型の良いイトヨリ鯛が上がってきた。
写真はAさんに変わって、私が魚を持って映ることに。
此処のポイントではアタリが連続したが、中にはエソや草フグも当たってきた。
「ポイントを変えましょうか」
大島東側に移動する。
風が変わることを想定して、早めのポイント移動をしたのだが、此処に来て風が止まりベタ凪の海になった。
「風が止まりましたね。ちょっと熱くなってきました」
「私も熱いです。上着を脱いで頑張りますね」
春の陽気になってきた。
その陽気に誘われるように、Aさんに大きなアタリ。
竿が海面に突き刺さるばかりに、曲がっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/66/f7908dafc9fe50af4a74ad38d8eee574.jpg)
上がってきたのは1キロ超の立派なシロアマ鯛。
日南では「シラカワ」とも呼ばれている高級魚だ。
「何が美味しいですかね」
「私は、塩煮が好きですね。刺身も美味しいと思いますよ」
その後に、小さいけれどアマ鯛をもう一枚追加。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/86/fd43d7f30f305728d3c60b32a6f4d0a4.jpg)
美味しい魚が、続けて上がってAさんも笑顔。
アタリが有るので魚探を確認しながら、潮に乗せて船を流していく。
ベイトが、不規則な形で映るようになった。
「来た」
Aさんに又してもアタリ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/7e/435d239d2e4b0e2cfe751f526de84a93.jpg)
上がってきたのはレンコ鯛。
「真鯛かと思ったけど、これも美味しい魚だね」
レンコ鯛が釣れた頃から、緩やかだが南風が吹いてくるようになった。
「ポイントを変えましょうか」
北方向に、船を走らせる。
水深線の変化するポイントで、船を止める。
最近、ベイトが変化のある形を、良く見せているポイントだ。
「今はベイトが中段にいますが、徐々に下がっていくはずです」
「底付近が狙い目だと思います」
鯛ラバを余り巻き上げ過ぎないように、底付近を狙うようにアドバイスする。
魚探を見ていて「ベイトが映りだした」と思って瞬間。
「来た!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/e9/c5c0997f55ea757398cbc9d56c43c148.jpg)
竿が大きく曲がり、ドラッグ音が船中に鳴り響く。
「鯛だと思う」
ゆっくりと、慎重にラインを巻き上げていく。
「見えた。鯛です」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/d5/d5b6ebf7fd34a185d589a7d8dedb759f.jpg)
2キロクラスの真鯛が、タモに治まった。
「やった。鯛が欲しかった」
なにか良いことがあったのかな。
満面の笑顔。
今日は、緩やかながらも潮は動いていた。
少しでも潮が動けば、釣果は期待できると、改めて思った。
「今日は、良かったですね」
「良かった。本当に嬉しいよ」
Aさんの笑顔に話が弾み、帰港した。