釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

1月7日 青物だけど…

2016年01月07日 | 日記
朝7時、水深40メートルのポイントに入る。

潮は、ゆっくりとした上り潮が、動いている。

魚探にはベイトも映っていて、期待感が膨らむ。



横山さんが「この鯛ラバやジギングの釣りは初めてです」

と言われていたので、傍で竿を持ってやり方を説明していた。

その一流し目。

少し軽めのジグをしゃくっていた、牛衛さんにアタリが来た。

「来た!」

いきなり竿が大きく曲がり、ドラッグ音が鳴り響く。

「やった、ゆっくりで良いですよ」

と声を掛けたとき、「あっ…外れた…」

竿先から反応が消えていた。

暫くして、今度は横山さんにアタリが来た。

「あっ、何今の…魚のアタリ…」

瞬間的に竿が曲がり、ラインが切れている。

何をする暇もない。

なにか大きな魚がいると思い、その後、少しずつコースを替えて流すが、アタリが無くなりポイントを移動することにした。

大島灯台沖のポイントに、移動する。

その一流し目、又しても牛衛さんに最初のアタリ。

「なんか小さい、けど良く引く」

上がってきたのは、サバ。



鯛ラバの針を飲み込んでいる。

いつの間にか、魚探にサバの反応が一杯出ている。

横山さんが、インチクサビキの仕掛けを落としてみると、サバが鈴なりで上がってくる。



二人でサバのアタリに大笑いしながら、釣り上げていく。



インチクサビキに5匹連なって上がってきたときには、船上は笑い声で盛り上がっていた。

「青物だけど…サバだもんね」

この頃から北西風が段々と強くなってきたこともあり、大島の島陰に入って暫く風を避けることにした。

此処でも、最初にアタリを捉えたのは牛衛さん。



アカハタが、上がってきた。

「サバ以外の魚だね」

今日は移動する度に最初のアタリを捉える牛衛さんだが、針外れやリーダーを切られたりと、納得の釣りではない。

それだけに、一投一投に気合いが入っているのが、伝わってくる。

暫くして、横山さんの鯛ラバにアタリが来た。



スジアラが上がってきた。

初鯛ラバで釣れたスジアラに嬉しそうだ。

「そろそろラストにしましょうか」

と声を掛けたときに、牛衛さんのジグにアタリが来た。



上がってきたのは、狙いの青物ではなかったが、良型の鰺。

最後まで動かない潮や、強い北西の風に悩まされ続けた。

水島の南では、風に押されても0.3ノット位でしか流れない。



潮が動いていないのが分かる。

悪条件だけが揃った釣りだったが、牛衛さんと横山さんの楽しい笑顔が、暖かい1日だった。