釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

潮に苦しみ、風に悩む

2016年05月05日 | 日記
「お早うございます。今日も、昼前後から南風が吹き出すかも知れませんね」

最近は昼前後になると、決まって南の風が吹いてくる。

気圧配置の関係なのだろうが、午後からのチャンスを活かすことが出来ない。

そんな事を離しながら、出船。

昨日午後からの、時化の名残が少し残る海をポイント目指して、走る。

最初は、水深45メートルの所からはいるが、速い潮に悩まされる。

ドテラで流すと、1.5~1.8ノットで流されていく。

それでも、鯛のアタリは連続してくるのだが、針に乗らないバイトだけの状態。

最初のポイントでは、その後のアタリが続かなくなりポイント移動する。

次のポイントでも、上り潮が速く対応に苦慮する。

「底取りが難しいですね」

「シーアンカーを入れますね」

それでも、1.1ノットを下回ることが難しい。

そんな中、吉田さんにアタリが来る。



「そんなに大きな感じではないです」

上がってきたのは、オオモンハタ。



潮に苦慮する中の1枚に、何処かホッとする。

しかし、後が続かない。

再度ポイント移動して、今度は沈み瀬が繋がっている所を流していく。

すると、古賀さんにアタリが来る。



アカハタが上がってきた。

「エソかと思いましたが、アカハタで良かったです」

吉田さんにもアタリが来た。



上がってきたのは、やはりアカハタ。

なかなか、本命のアタリが来ない。

水島近くにいる、仲間達に連絡を取ってみた。

「こっちは、潮が下りでアタリが渋い。鮫が多くて3匹釣った」

仲間達も苦労しているようだ。

電話での状況を説明していると、古賀さんにアタリ。



上がってきたのは、またしてもアカハタ。

良型のアカハタで、少しはホッとする。

ポイントを移動しようか、迷っていると古賀さんに大きなアタリが来た。

ドラッグ音が響き、ラインがドンドン出ていく。

「前に行ってください。船で追い掛けます」

古賀さんが船首に移動し、船で獲物との距離を詰めていく。



竿が、海面に突き刺さるように曲がり、強い引きに耐えている。

ゆっくりと船で追い掛けていくと、ラインを可成り巻き上げてきた。

重々しい走りと、強い引きは相変わらずだが、確実に上がってきている。

「あっ、針が外れた…」

あと、もう少しの所まで巻き上げてきたのに、魚が反転したときに針が外れたようだ。

「口惜しいな。また、宿題が残った」

「私も、あんな強烈なアタリが来て欲しい」

吉田さんも、古賀さんのやり取りを見て、気持ちが盛り上がってきているようだ。

逃げた大物は、何だったのだろう。

気持ちを切り替える意味もあり、ポイントを移動する。

この頃から、すこし南風が入り始めていた。

沈み瀬を中心に、流すコースを色々と変えるが、なかなかアタリが来ない。

「また、アタリが来なくなりましたね」

3度、4度と流していくが、当たらない。

ポイントを少し浅場に変えると、古賀さんにアタリが来た。



またしても、アカハタ。

「今日は、ハタ日ですかね」

と、笑顔だ。

ポイントを大きく移動しようかな、と思っていると徐々に南風が強まってきた。

南風の時は、早めの移動が肝心と思い、潟近くに移動する。

移動中に、段々と風が強まり、波も立ち始めた。

「今日は、帰りましょうか」

速い潮に苦しみ、風邪に悩まされた一日になった。