釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

5月14日 強い北東の風と高い風波

2016年05月14日 | 日記


朝、出船前に船仲間のO先輩に、電話してみた。

「どんな状況ですか」

「北風が強くて、波が高い。大島内場に移動してきた」

沖は、北風が強くて、波が立っているとの話だった。

「一応、沖に出てみますが、水深40メートルのアタリで、風と波の様子を見ます」

そう言って船を走らせてきたが、風が強く波もやや高い状況。

「取り敢えず、ベイトはこの様な感じですから、竿を出してみましょうか」

本来なら、水深70メートルのポイントに行ってみたいのだが、無理はしないで置こう。

潮の色を見ると「菜っぱ潮」の下り潮だが、底潮は上り潮が速い二枚潮。

潮の色から、「状況は昨日と変わらない。昨日より濁っている気がする」

不安な気持ちで、釣りを開始する。

するとBさんの一投目に、着底と同時にアタリが来た。

しかし、途中で針はずれ。

でも、2投目に直ぐに反応があった。



小気味よい引きを見せながら、上がってきたのは1㎏クラスの真鯛。



「出足良いね」

喜んでいると、今度は塩田さんにアタリ。



初下ろしの電動リールにアタリが来た。

上がってきたのは、これも1㎏クラスの真鯛。



「良かった。初下ろしのリールに鯛が着いた」

笑顔満開。

すると、アタリが直ぐに来た。



今度の釣果は、オオモンハタ。

「ハタが良い。美味しい魚だ」

釣り始めて直ぐにアタリが連発するが、二枚潮に着底の度にラインが沖に出ていく。

上潮は0.6ノットくらいで流れていくのだが、下潮が速く、ラインが可成り引き出されていく。

アタリが出ているのは、3回目の着底時のようだ。

船を元に戻し、二流し目にはいると、Bさんに直ぐにアタリが来た。



下潮の速い流れに、獲物が流されるのか、竿が大きく曲がっている。

ゆっくりと時間を掛け、上がってきたのは2㎏クラスの良型真鯛。

出足からコンスタントに、真鯛が当たってくる。

塩田さんも負けずと、アタリを捉えていく。



こちらも、2㎏クラスの良型真鯛だ。

真鯛のアタリは、これで止まらない。

再び、Bさんがアタリを捉えた。



今度のアタリは、今日一番の大きなアタリのようだ。

時間を掛けて、引きを楽しみながら、ゆっくりと上げていく。

海面に姿を見せたのは、大きな真鯛。



67㎝、3.5㎏の見事な鯛だ。

「途中から、引きが強くなりましたね」

最初のアタリは小さかったようで「鯛とは思わなかった」とのことだった。

この頃になると、風が北から北東になり、風波も高くなり出した。

また、沖からは青い綺麗に潮が、直ぐ其処まで入ってきている。



写真では、分かり難いかな。

しかし、時折波の高さが目線近くまで成ってきたこともあり、潟近くに移動する。

「チョット水深は浅くなりますが、鯛はコンスタントに上がっているポイントです」

すると、早速塩田さんにアタリが来た。



ゆっくりと、鯛の引きを楽しみながら引き上げてくる。



上がってきたのは、2㎏クラスの良型真鯛。

「良かった。浅いからどうかなと思っていました」

ちょっと不安があったようで、ホッとした笑顔。

その笑顔に答える様に、次のアタリが来た。



「これは、私の今日一番の引きです」

ゆっくりとラインを巻き上げていく。

大きな真鯛が、海面に姿を見せた。



3㎏クラスの見事な鯛だ。

「良い引きを楽しませて貰いました」

大きな鯛を手に笑顔が満開。

頑張れば、鯛はまだ釣れるかも知れない。

でも、北東の風が益々強くなり、波も一段と高くなってきた。

「帰りましょうか」

塩田さんのこの鯛を締めにして、帰港した。