釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

5月7日 五目達成やど

2016年05月07日 | 日記
昨日の時化のウネリが少し残っている海を、ポイント目指し、白波を蹴立てて走っていく。

南東からのウネリが、長い波長で寄せてくる。

取り敢えずは、手前のポイントで様子を見るが、北東の風が強く吹く気配はない。

「45メートルのポイントに行ってみましょうか」

沈み瀬の繋がるポイントに入ると、ベイトがボール状に映し出されている。

潮は、青味のある上り潮が、流れている。

「始めましょう」

塩田さんがインチクで、Bさんがジギングでと思い思いの仕掛けで釣り開始。

なかなか、思うようなアタリが出ない。

2流し目にBさんにアタリが来た。



「何か来た。エソかも知れない」

「余り引かない。やっぱりエソやはず」

等と、ラインを巻き取っていくと、良型の鰺が上がってきた。

型の良いアジに「タモ、タモ」と大慌て。

40㎝近くありそうな大鰺だ。



塩田さんにも、アタリが来た。



上がってきたのは、アラカブ。

スタートとしては、まずまずだろうか。

「ポイントを変えましょう」

この頃から、潮が潟方向に突っかけ始めたのを機に、ポイントを変える。

「此処は、少し水深があります」

Bさんがジグを投入。

「スロージグはこんな感じかな」

等と話をしていたら、アタリが来た。



上がってきたのは、チカメキントキ。

海中に見えたときは、一瞬キンメ鯛に見えてチョットだけ喜んだ。

この後、塩田さん2匹目のアラカブが来た。



Bさんにも、ウッカリカサゴが来て、カサゴデーになりかけた。

此処で再度のポイント移動。

「チョット水深があります。75メートルくらいです」

「此処は、鯛の出る率の高いポイントです。割りかし大きい型がでますよ」

すると一流し目に、塩田さんに竿が大きく曲がるアタリが来た。



ラインが出ていくが、獲物が止まったときにラインを巻き取りながら、ゆっくりとやり取りを楽しむ。

しかし、相手が強すぎたのか、身切れを起こしたのか外れてしまった。

「残念、まただ。口惜しい」

先週に続いての大物のバラシに、塩田さんの口惜しさが伝わってくる。

それから暫くして、Bさんに強いアタリが来た。



ゆっくりと、巻き上げていくが、竿先を叩く鯛独特のアタリだ。



2㎏クラスの良型だ。

潮が良くなってきたのか、アタリが連続し始めた。

Bさんに又してもアタリが来た。

「最初はガツンと来たけど、後は引かない」

と言いつつ、上がってきたのはアカアマダイ。



そのBさんアカアマダイを見ていた塩田さんにも、アタリが来た。



「余り引かない」

と言いつつ、上がってきたのはシロアマダイ。



少しずつ調子が上がってきたが、干潮の潮止まりになった。

「今の内に、次のポイントに移動しましょうか」

船を南に走らせる。

水深80メートルのポイント。

「ここは、海底に特長的な沈みがあるわけではありません。何もないと言っていいところですが、いくつかの窪みと僅かな盛り上がりがあります

 そこに、ベイトが居れば鯛が当たってくると思います。自分で試してみて、実際に鯛が上がっています。」

「型が良い鯛が多いので、頑張ってくださいね」

釣り始めて直ぐに、ベイトが映りだした。

すると、塩田さんに大当たりが来た。

今度こそ、逃がさないと気迫を感じる。

何度も、獲物が突っ込みを見せ、塩田さんがそれを交わしている。

バチッ!何かが切れたような音がした。

リーダーが切れていた。

「くそっ、何で切れるか…」

そんな塩田さんの横で、Bさんにヒット。



3キロクラスの真鯛が上がってきた。

鯛のアタリが連発する。

一度外れても、直ぐに追い食いしてくる。

Bさんに再び、アタリが来た。

今度のアタリは、重量感がありそうだ。



重量感があるはずだ。

計量したら、71㎝4.1㎏の大鯛だった。

「やったね、70が来たね。まだ来るよ」

塩田さんにも、盛んに鯛のアタリがあるようだが、針掛かりしない。

次の当たりもBさんに来た。



慎重にやり取りして、海面に浮いてきたのは3㎏クラスの良型真鯛。

「今日は、Bさんデーやね」

塩田さんが、祝福している。

アタリは、まだ続くはずと思いながらも、Bさんが釣り上げだチダイを最後に納竿。

「今日は、鰺に始まってチカメキントキ、アマダイ、アラカブ、真鯛と五目達成だね」

久し振りの午後の釣りを堪能して、帰港した。