釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

5月30日 ポイント開拓、釣果は鰤

2016年05月30日 | 日記
午前中に色々な用事を済ませて、出船は午後2時とゆっくり。

今日は、新しいポイントを探してみようと思い、今まで余り行った事の無い処へ、船首を向ける。



水深60メートル、70メートル、80メートルと徐々に沖に向けて進んでいく。

北東からのウネリが有って、時折船が大きく揺れるが、風が無い分ゆっくりと捜し物が出来る。

海底の起伏やベイトの様子を確認するため、魚探からは目が離せない。

魚探を見ながら、周りを気にしつつ操船する。

65メートルくらいの処に、チョットした起伏のあるところが有り、ベイトが20メートルの高さで立ち上がっている。

鯛ラバを落としてみた。

着底と同時くらいに、ガツガツと激しいアタリが来たが、針掛かりしない。

仕掛けを上げてみると、ポラジックフィルムだけが無くなっている。

アタリが出るのは、確認できた。

次のポイントとなる処を探そう。

70メートルくらいの処には、ベイトの溜まりやすそうな起伏が見つからない。

思い切って50メートルの所を、北から南に向けて走ってみた。

走り初めてから、20分くらい過ぎた頃。

「んっ…なんだ、これ?」

海底が、少し盛り上がった処がある。

魚礁の座標一覧を見ると、「もしかして、古い魚礁なのかもしれない」と思ってマーキングする。

此処にも、ベイトが溜まっている。

鯛ラバを落としてみた。

着底し、20回ほど巻き上げ、再び落としていく。

その途中で、何かがガッンと当たってきた。

竿先が、バタバタ暴れるように海面に突き刺さる。

「なんだこれは」

ラインが、凄い勢いで引き出されていく。

船のエンジンを掛けて、バックに入れ魚を追い掛ける。

ラインが徐々に回収され始めた。

走り具合や、竿先の暴れ具合から「鮫か…」と、諦め掛けた。

船竿の扱いとしては良くないのだろうが、魚が弱り始めたと思ったので、リールを指で押さえながらポンピングして、浮かしに掛かる。

ハンドルを2~3回巻いては、エイヤッとポンピングする。

「鮫なら直ぐにリーダーを切ろう」

と思っていた。

しかし、浮いてきたのは鰤だった。



86㎝、8.2㎏の丸々とした鰤だった。



初めてのポイントで、最初のヒットが鰤。

「ヨッシャ。ポイントに追加しよう」と、直ぐにマーキング。

これほど嬉しいことはない。

30メートルの処にも、海底が盛り上がったところがあったが、此処はマーキングせずに置く。

今度は、80メートルの処を、南から北に向けて走る。

時々、ベイトが出てくるが、海底の起伏に気になるところが出てこない。

船をジグザグに走らせながら探すが、探す場所が悪いのかも知れない。

今日は、鰤も釣れたし、2カ所の気になる処も有った。

まずまずの出来だと、満足して帰港した。