釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

5月29日 ベイトを目掛けてキャスティング

2016年05月29日 | 日記
午前中はお客様の都合もあって、午後からの出船。

午前中の間に、海の状況を確認しておこうと湾岸道路に行くが、予報に反して海は穏やかに見える。

予報での南西の風が気になるところではあるが、兎に角、船を出してみる。

「今日は、キャスティングをやりたいです」

「そうですね。行きましょう」

大島の南側や水島には、釣り人の姿があった。

「今日は、瀬渡し船は出ていないと思っていました」

釣り人の邪魔に為らないように、南沖の魚礁のアタリで、先ずはジギングを開始する。

園田さん、高橋さんが、魚探に映し出されるベイトを目掛けて、ジグを入れていく。

暫くすると「潮が動いていない」と園田さん。

船の流れる速度を見ると、0.3~0.5ノットになっている。

ワンピッチで、ジグをシャクッテ行くが、なかなかアタリがでない。

「ポイントを変えましょう」

沖合の、もう一つの魚礁に移動する。

移動の途中で、ベイトの跳ねるのが見えた。

園田さんと高橋さんが直ぐにルアーをキャストするが、アタリがない。

「ベイトが跳ねているだけですね」

キャスティングを止めて、次のポイントへ。

魚探には、凄い密度のベイトが、映し出されている。

潮が動いていないと判断して、鯛ラバに変えた高橋さんにアタリ。



ゆっくりと、巻き上げていく。

「重いよ」

上がってきたのは、優に1㎏は超しているウッカリカサゴ。



その後は、何処を流してもアタリが続かない。

「そろそろ、キャスティングに行きましょう」

沖に面した、サラシ場を探してキャスティングしていく。

瀬の上に釣り人が居ない事を確認して、水島周囲のサラシから始める。

沈み瀬に広がるサラシ場、シャローに広がるサラシ場とキャストしていく。

船は可能な限り、瀬に近いポイントをキープしていく。

「来た!」

高橋さんの竿が大きく曲がり、アタリをキャッチ。

瀬にやられないように、魚を引き寄せに掛かる。

「あっ、外れた。引っ張りすぎて身切れしたかな…」

高橋さんが、残念そうな表情をしている。

気を取り直して、キャストを続けるが、その後アタリが続かない。

「移動しましょう」

移動しながら、海上にベイトのナブラが見えないか目を凝らす。

時折、ベイトが跳ねているのが見えたり、鳥が集まっているのが見えたりする。

その度に、キャストするが、なかなかアタリがでない。

途中で、シイラがジャンプしているのが見えた。

「シイラが跳ねた」

その直後に、ベイトの群れが海上を跳ね回っているのを発見。

園田さんと高橋さんが、直ぐにキャストを開始。

すると、園田さんにアタリが来た。

海面下を引いてきたルアーに、シイラが飛びついて水飛沫が上がった。



大きなシイラで、ルアーを加えたまま、船の周りを悠々と泳いで回る。

船の周りを泳ぐシイラに付いて、園田さんもポジションを移動する。

海中に見えるシイラの、綺麗な姿は印象的だ。

何周、船の周りを回ったろうか。

高橋さんの差し出すタモに無事治まった。

110㎝、10㎏の見事な雌のシイラ。



海上のベイトを探してのキャスティングに、釣果があった。

私も心から嬉しい。

その後は、ベイトの姿を確認できなくなり、暫く鯛ラバを引いてみることにした。

鯛ラバは、私も一緒にすることにした。

その私に、アタリが来た。



一匹目は、2キロ弱の雌の真鯛。

お二人よりも先に釣り上げ、チョットだけ嬉しい。

二流し目に、又私にアタリが来た。



60㎝、2.8㎏の真鯛。

「全員ヒットして、良い釣りになりましたね」

園田さんから、嬉しい言葉を頂いた。

夕方、6時過ぎ港に帰る。

荷物を船から上げて、改めて今日の釣果を確認。

「私も魚を持って写真に写ろう」と高橋さんがシイラと鯛を手に“記念写真”。



船から下りても、楽しいキャスティングの話しが続いた。

次のキャスティングが楽しみだ。