朝、港を出るときに大きなクルーズ船が入ってきた。
「ダイヤモンド プリンセス号」だ。
その、大きくて優雅な船体を眺めながら、沖合へと走る。
予想に反してむ、凪の海だ。
「こんな凪は、久し振りですね」
と、会話が弾むくらいの凪だ。
「昨日は、ゆっくりと上り潮が動いてました。今日は60メートルのポイントから入ります」
ポイントに入って一投目。
投入と同時に塩田さんにアタリが来た。
「来た。来たよ」
竿が大きく曲がっているが、次の瞬間。
「あっ、外れた…」
カメラを構える前に、針外れで逃げられた。
矢越さん、右田さんもアタリは来るが食い込みが悪いのか、直ぐに針が外れる。
釣り始めて30分位した頃、北東の風が強くなり始めた。
雨も、やや強く降り始めた。
「波が立ってきましたね。少し浅場に移動しますか」
50メートルのポイントへと移動する。
魚探には、波打ったような何かを期待したくなるような、ベイトが映っている。
ここでも、塩田さんが最初にアタリを捉える。
しかし、又しても針外れで、塩田さん本来の調子が上がってこない。
「今日は激シブやな…」
暫くして、右田さんに大きなアタリが来た。
「ゆっくりで良いですよ。楽しみましょう」
慎重に、ゆっくりとラインを巻き取っていく。
竿が大きく曲がっている。
しかし、次の瞬間「あっ!外れた…」
ラインが途中で切れている。
元気を無くし掛けたときに、矢越さんにアタリ。
竿先を叩く、鯛独特の引きだ。
上がってきたのは、2.5㎏クラスの真鯛。
「ホッとしました。この雨と風の中ボーズも覚悟しました」
一枚釣れると、元気が出てくる。
直ぐに、右田さんにアタリが来た。
先ほどのライン切れもあるので、ゆっくりと慎重に巻き上げていく。
海面に、3㎏クラスの真鯛が上がってきた。
「良かった。ホッとした」
右田さんも嬉しそうな笑顔だ。
この後も、アタリは続いたがリーダーが切られたり、針外れだったりと口惜しさが連続する。
矢越さんに切られたリーダーを見せて貰ったが、縮れて潰されたような切れ方をしていた。
「ポイントを変えましょうか」
風も段々と強まり、波も徐々に高くなる中、底潮の流れが速くなってきた。
岸よりの浅場に移動する。
此処で最初にアタリを捉えたのは、右田さん。
スロージグに当たってきたのは、1㎏超のオオモンハタ。
良型のオオモンハタに、嬉しそうな笑顔だ。
しかし、この頃になると北東から寄せてくる波が高くなり、船も大きく揺れ始めた。
「帰りましょうか」
帰り支度を始めた時、船縁を泳ぐ70㎝くらいの魚に気が付いた。
ジグや鯛ラバを落として見ると、飛びついてくる。
「何やろうか」
よく見ると、鮫の子供みたいだが名前が分からない。
チョット遊んでくれた「鮫の子供」を残して、帰港した。
「ダイヤモンド プリンセス号」だ。
その、大きくて優雅な船体を眺めながら、沖合へと走る。
予想に反してむ、凪の海だ。
「こんな凪は、久し振りですね」
と、会話が弾むくらいの凪だ。
「昨日は、ゆっくりと上り潮が動いてました。今日は60メートルのポイントから入ります」
ポイントに入って一投目。
投入と同時に塩田さんにアタリが来た。
「来た。来たよ」
竿が大きく曲がっているが、次の瞬間。
「あっ、外れた…」
カメラを構える前に、針外れで逃げられた。
矢越さん、右田さんもアタリは来るが食い込みが悪いのか、直ぐに針が外れる。
釣り始めて30分位した頃、北東の風が強くなり始めた。
雨も、やや強く降り始めた。
「波が立ってきましたね。少し浅場に移動しますか」
50メートルのポイントへと移動する。
魚探には、波打ったような何かを期待したくなるような、ベイトが映っている。
ここでも、塩田さんが最初にアタリを捉える。
しかし、又しても針外れで、塩田さん本来の調子が上がってこない。
「今日は激シブやな…」
暫くして、右田さんに大きなアタリが来た。
「ゆっくりで良いですよ。楽しみましょう」
慎重に、ゆっくりとラインを巻き取っていく。
竿が大きく曲がっている。
しかし、次の瞬間「あっ!外れた…」
ラインが途中で切れている。
元気を無くし掛けたときに、矢越さんにアタリ。
竿先を叩く、鯛独特の引きだ。
上がってきたのは、2.5㎏クラスの真鯛。
「ホッとしました。この雨と風の中ボーズも覚悟しました」
一枚釣れると、元気が出てくる。
直ぐに、右田さんにアタリが来た。
先ほどのライン切れもあるので、ゆっくりと慎重に巻き上げていく。
海面に、3㎏クラスの真鯛が上がってきた。
「良かった。ホッとした」
右田さんも嬉しそうな笑顔だ。
この後も、アタリは続いたがリーダーが切られたり、針外れだったりと口惜しさが連続する。
矢越さんに切られたリーダーを見せて貰ったが、縮れて潰されたような切れ方をしていた。
「ポイントを変えましょうか」
風も段々と強まり、波も徐々に高くなる中、底潮の流れが速くなってきた。
岸よりの浅場に移動する。
此処で最初にアタリを捉えたのは、右田さん。
スロージグに当たってきたのは、1㎏超のオオモンハタ。
良型のオオモンハタに、嬉しそうな笑顔だ。
しかし、この頃になると北東から寄せてくる波が高くなり、船も大きく揺れ始めた。
「帰りましょうか」
帰り支度を始めた時、船縁を泳ぐ70㎝くらいの魚に気が付いた。
ジグや鯛ラバを落として見ると、飛びついてくる。
「何やろうか」
よく見ると、鮫の子供みたいだが名前が分からない。
チョット遊んでくれた「鮫の子供」を残して、帰港した。