釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

5月28日 激シブの雨の中

2016年05月28日 | 日記
朝、港を出るときに大きなクルーズ船が入ってきた。

「ダイヤモンド プリンセス号」だ。



その、大きくて優雅な船体を眺めながら、沖合へと走る。

予想に反してむ、凪の海だ。

「こんな凪は、久し振りですね」

と、会話が弾むくらいの凪だ。

「昨日は、ゆっくりと上り潮が動いてました。今日は60メートルのポイントから入ります」

ポイントに入って一投目。

投入と同時に塩田さんにアタリが来た。



「来た。来たよ」

竿が大きく曲がっているが、次の瞬間。

「あっ、外れた…」

カメラを構える前に、針外れで逃げられた。



矢越さん、右田さんもアタリは来るが食い込みが悪いのか、直ぐに針が外れる。

釣り始めて30分位した頃、北東の風が強くなり始めた。

雨も、やや強く降り始めた。

「波が立ってきましたね。少し浅場に移動しますか」

50メートルのポイントへと移動する。

魚探には、波打ったような何かを期待したくなるような、ベイトが映っている。

ここでも、塩田さんが最初にアタリを捉える。

しかし、又しても針外れで、塩田さん本来の調子が上がってこない。

「今日は激シブやな…」

暫くして、右田さんに大きなアタリが来た。

「ゆっくりで良いですよ。楽しみましょう」

慎重に、ゆっくりとラインを巻き取っていく。

竿が大きく曲がっている。

しかし、次の瞬間「あっ!外れた…」

ラインが途中で切れている。

元気を無くし掛けたときに、矢越さんにアタリ。



竿先を叩く、鯛独特の引きだ。



上がってきたのは、2.5㎏クラスの真鯛。

「ホッとしました。この雨と風の中ボーズも覚悟しました」

一枚釣れると、元気が出てくる。

直ぐに、右田さんにアタリが来た。



先ほどのライン切れもあるので、ゆっくりと慎重に巻き上げていく。

海面に、3㎏クラスの真鯛が上がってきた。



「良かった。ホッとした」

右田さんも嬉しそうな笑顔だ。

この後も、アタリは続いたがリーダーが切られたり、針外れだったりと口惜しさが連続する。

矢越さんに切られたリーダーを見せて貰ったが、縮れて潰されたような切れ方をしていた。

「ポイントを変えましょうか」

風も段々と強まり、波も徐々に高くなる中、底潮の流れが速くなってきた。

岸よりの浅場に移動する。

此処で最初にアタリを捉えたのは、右田さん。



スロージグに当たってきたのは、1㎏超のオオモンハタ。



良型のオオモンハタに、嬉しそうな笑顔だ。

しかし、この頃になると北東から寄せてくる波が高くなり、船も大きく揺れ始めた。

「帰りましょうか」

帰り支度を始めた時、船縁を泳ぐ70㎝くらいの魚に気が付いた。



ジグや鯛ラバを落として見ると、飛びついてくる。

「何やろうか」

よく見ると、鮫の子供みたいだが名前が分からない。

チョット遊んでくれた「鮫の子供」を残して、帰港した。

5月27日 海は気持ち良い

2016年05月28日 | 日記
5日ぶりに船を出す。

前日の天気予報では、余り良い感じではなかったが、自分の目で確かめた海は「これは行けるぞ」だった。

港の沖波止を出るときに「少しウネリがありますね」と脇坂さん。

「これくらいは、大丈夫」と、ポイントを目指す。

水深40メートルのポイントで潮の流れを確認する。

「ゆっくりとだけど、上っているね」

青味の深い、透明度のある綺麗な上り潮が動いている。

「良い潮だね。釣れそうな気がしてきた」

脇坂さんにアタリが来た。

「なんか小さいかな」

殆ど抵抗無く上がってきたのは、良型の鰺。



鯛ラバを引いていた私にもアタリが来た。

上がってきたのはアラカブ。



本命ではないが、釣り始めに何かの釣果が有ると嬉しい。

2流しほどして、ポイントを移動する。

上り潮が流れていれば、もっと良い釣果が出るかも知れない。

水深60メートルのポイントへ入る。

一流し目に、早くも脇坂さんにアタリが来た。

「これは、さっきの鰺とは違う引きですよ」

上がってきたのは、良型のイサキ。



「良型のイサキやね」

この頃になると、朝の内に残っていたウネリも、可成り落ちてきた。

「良い天気になってきましたね。船の揺れが気持ちいいですね」

このまま横になったら、気持ちよく眠れそうな気がする。

昼寝を考える時間ではない。

脇坂さんにアタリが来た。



「今度は、少しは引きを感じますよ」



上がってきたのは、2㎏近くある真鯛。

大物狙いのタックルなので、余り竿先が曲がらない。

「食べ頃の良型真鯛ですね」

鯛の釣果に脇坂さんも笑顔だ。

私にも、強いアタリが来た。



上がってきたのは、キロ近くありそうなイトヨリ鯛。

「久し振りに大きなイトヨリ鯛が釣れた」

「綺麗に色をしてますね」

綺麗な色をしたイトヨリ鯛が珍しそうだ。

この後も、アラカブや鯖と言った魚たちが、ヒットしてくる。

40㎝近い、良型の鰺もヒットしてくる。

「本命の鰤は来ないけれど、色々ヒットしてきますね」

数釣りになった釣果に、脇坂さんも笑顔だ。

夕方近くまで頑張り、2桁の釣果を得た。

「今日は楽しかったですね」

「大物は次の機会に頑張りましょう」

笑顔で帰港した。