釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

9月1日 朝間詰め勝負

2018年09月01日 | 日記
台風を含む、色々な気象条件による天候の変化。



釣りにとって、天候条件はその日の釣りを大きく左右する。

最近は、南寄りの風に悩まされ続けている。

「朝間詰め勝負ですね」

「風が変わると思いますね」

早ければ、朝9時には港に帰るつもりで、ポイントを目指した。


「ベイト反応は、まずまず出ています」

潮は、緩い上り潮が北東に流れている。



塩田さんが、直ぐに釣り開始。

小さいアタリが来る。

上がってきたのは、沖カマス。

「塩焼きは美味しいですね」と、クーラーに納める。

2流しして、良い感じのアタリが出ない。

「ポイントを変えましょう」

古い魚礁の有るポイントへ移動する。

風が変わる前に、何とかして釣果を上げたい。

南西に変わり始めた風に、船が凪がされる。

上潮は0.6ノット前後と緩い流れだが、下潮は「ジグに重みを感じます」と、流れがやや速いようだ。

そんな中、塩田さんにアタリが来た。



ラインが出ていく。

「良い感じのドラッグ音がしてますね」

ドラッグ音を楽しみながら、ラインを巻き上げる。



64センチ、3.2キロの真鯛が上がってきた。

「初下ろしのモーティブに真鯛が花を添えましたね」と、ガッチリ握手で祝福する。

2匹目の真鯛も、直ぐに来た。





58センチ、2.1キロの真鯛。

「モーティブの両目が開きましたね」

「良い感じになりました」

上手くいった初下ろしに、笑顔になる。

次に来たアタリは、最近アタリが出始めたタチウオだった。



順調なアタリに、笑顔が増える。


しかし、南西の風が少しずつ強くなってきた。

山手には、怪しい雨雲が広がり始めている。

「山手に雨雲が出てきましたね。今の内にチョット移動しましょう」

天気が悪くなる前に、攻めたいポイントがある。

「塩田さん、ゆっくりと移動しますからトローリングしませんか」

「良いですね」と、直ぐに竿を準備。


船をゆっくりと走らせ始めて、直ぐにアタリが来た。

「来た。来たました」



塩田さんの竿が、気持ち良く曲がっている。

「跳ねません。シーラではないみたい」



仕掛けを巻き上げると、上がってきたのはヨコワだった。

「まずまずの型ですね」

トローリングの出足も、良い感じだ。

次のアタリも、余り間を置かずに来た。



「ペンペンです」と塩田さん。

シーラの狙いは、メーター超の大物。

その後も、スボタが来るなど、移動の間は楽しい時間だった。


次のポイントに入る頃には、山手の方で雨が降っているのが分かるようになっていた。

暫く竿を出してみたが、雨雲の進路が気になる。

「帰りましょうか」

「そうですね。天気が悪くなる前に帰りましょうか」

帰りは、南西の風に向かって船を走らせることになった。

途中からは、雷も鳴り始めた。

船着き場に帰り着いたときは、ホッとした気持ちになった。