釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

4月3日 笑顔一杯の釣り

2020年04月03日 | 日記
ポイントに向かう朝は、北東の風が吹いていた。

昨日からのウネリも、少し残っていた。

「風が変わらないかな…。大丈夫かな…」

船を走らせながらも、少し不安な気持ちを抱えていた。


横山さん、金丸さんと会話しながらも、海の変化に目を配る。

ポイントに入ると、大磯先輩の船と漁船が一隻居るくらい。


船をゆっくり走らせながら、魚探を確認するとベイトボールが出てきた。

直ぐに、釣りを開始する。

アタリは、直ぐに来た。

横山さんの竿が曲がった。







最初のアタリは、引きが強いオジサンだった。

ガンゾウヒラメも、続けてヒットしてきた。


釣りの出足としては、ちょっと、もの足りない気がする。

「ベイトを探します」

自分の勘を信じて、船を走らせる。

すると、突然大きなベイト反応が出てきた。

横山さん、金丸さんに竿だしを勧める。

横山さんの、針に掛かった魚を見て、ベイトの正体がハッキリした。

「キビナゴですね」

船の真下には、キビナゴの大群が居る。

「きっと、何かが付いているはず」

そう信じて、船を流していく。

北東の風に、下りの潮と、潮と風がマッチして流れていく。

横山さんにヒット。








針掛かりした獲物が、強い力で横走りする。

良型の、ハガツオが上がってきた。

キビナゴの群には、ハガツオが付いている様だ。

「チャンス到来」が、気持ちの中に大きく広がってきた。

干潮の潮止まりから、満潮の潮が動き出すタイミングで、ポイントを移動する。

最初のポイントを、少し休ませる目的もある。


しかし、移動したポイントには、沢山のアタリがお二人を待っていた。










横山さんに、良型のイサキがヒットしてきた。

「狙いのイサキが来ました」と、横山さんの笑顔が輝く。

魚探にも、ベイト反応が出始めている。

海底の変化するところに、ベイトが集まっているようだ。

ベイトが集まっている処を中心にして、船を流していく。

なるべく、同じコースにならないように、少しずつずらしていく。








横山さんの、調子が上がってきた。

又しても、良型イサキがヒット。




金丸さんにもアタリが来たが、リーダーが切られた。


この後に、一つのドラマが待っていた。

金丸さんがリーダーを切られた直後、横山さんにも強いアタリが来た。



ドラッグ音が鳴り響き、ラインがどんどん引き出される。



「少し、船で詰めましょう」

ゆっくりと、差を詰めていくが相手も力任せに逃げていく。

金丸さんが、横山さんをサポート。

「浮き始めた」と、タモを準備したその時…。

「あっ…」横山さんの声が聞こえた気がした。

ラインが切られた…。

「瀬を走られたみたいですね」

ラインがザラザラしていた。


「逃げた物は、悔しいが仕方ない」と、気持ちを切り替える。

気持ちを切り替えてから、お二人のアタリの数が増えてきた。





















横山さん、金丸さんにイサキ、ハガツオ、サゴシが連発してきた。

時には、ホール中にアタリが来て、いきなりリーダー毎切って逃げられる。


アタリの連発に、お二人の会話も弾む。

釣りの時の釣り人の笑顔は、晴れ晴れとして輝く。

色々な会話も、楽しく広がる。

「至福の時間」と、言える気がする。


納竿前にも、ドラマが待っていた。

金丸さんに、強いアタリが来た。





ゆっくりと、慌てずにラインを巻き上げていく。

大物を予感させるやり取りが展開される。

「でかいサワラです」





89センチの、サワラが上がってきた。

「私の自己新記録です」

金丸さんの、サワラを横山さんも一緒に喜んで祝福。

お二人の笑顔が輝く。


今度は、横山さんに強いアタリが来た。





強烈な走りで、ラインが出ていく。

これも、慌てずにゆっくりと巻き上げていく。

「ヨコワです」





丸々とした、ヨコワが上がってきた。

「マグロの引きは、楽しいですね」

今度は、金丸さんが横山さんを祝福。

笑顔一杯の釣りにふさわしい、締めの釣果となった。


朝から曇っていた空も、青空が出ていた。



4月2日 鯖からスタート

2020年04月03日 | 日記
前日の強かった西風が、気になっていた。

船着き場で、風の様子を伺っていたが「行けそうですね」と、判断。

上野さん、広峯さんと共に、ポイントを目指す。



沖合に出てみると、北西の風が穏やかに吹いている。

心配していた、ウネリも気になる大きさではなかった。

最初のポイントでは、直ぐにベイト反応が出てきた。

良い感じで、ベイト柱が立ち上がっている。

「やってみましょう」

上野さん、広峯さんが竿を出していく。








お二人に最初にヒットしてきたのは、丸々と太った真鯖。

魚体に、指が回らない。

魚探には、ゴマを散らした様な反応が出ている。

その中に仕掛けが入れば、大鯖がヒットしてくる。

ポツポツだが、鯖のアタリを楽しむ。


回りには、マギリの漁船も走り回っている。

「何を釣っているのかな」

見ていると、大きなサワラがヒットしている。


私たちの船の直ぐ傍を、漁船が潜行板を引きながら通っていく。


漁船から、離れたポイントを攻める。

大きな瀬回りや、掛け下がりになっている処を狙ってみた。

ベイト反応は、海底付近にへばり付くように出ている。





上野さんに、アタリが来た。

竿の曲がりから、大物を想像する。

姿を見せたのは、大きなサワラだった。





90センチ、3キロのサワラ。

鋭い歯が、簡単にリーダーを切っていく。

実際に、今日も上野さん、広峯さん共にリーダーを切られている。

リーダーの切られ方から「可なりの大きなサワラかな…。ジグを一飲みしているのかな…」と、想像する。





着底と同時に、カサゴもヒットしてきた。

一番元気だったのは、エソだろう。

お二人に、大きなエソが次々とヒットしてきて、リーダーを傷つけていく。


午後からは、北東の風がやや強くなってきたが、避難するほどではなかった。


沖からは、青々とした良い感じの潮が、入ってきた。

それに呼応するように、ベイト反応も増えてきた感じなのだが、アタリに繋がらない。

潮の入れ替わりなのだろうが、下潮の動きがハッキリしない事もアタリに繋がらない理由かも…。


明日以降に、期待してみたい。