釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

4月29日 85センチの鰤

2020年04月29日 | 日記
毎朝、確認するその日の風。

「今日は、11時頃までは凪ですね」

「昼前には、風が南西に変わるみたいですね」

「それまでの勝負ですね」

「兎に角、頑張りましょう」


一隻の船仲間は南に、別の仲間は北に、遅れて出て来る仲間は南東方向にと、それぞれ港を出た。

われわれも、今日の狙いはハガツオと定めて、船を出した。


ポイントの海域を目指して走るが、北西の風がやや強く吹いている。

横風を受けながら、船を走らせる。


ポイントの潮行きは、風の影響もあるが、沖に出ていく。

最初のポイントは、下り潮になっている。

「ちょっと、ベイトを探します」

ベイトを探していると、ゴマを散らしたような反応が出てきた。

直ぐに、仕掛けを落としていく。





Tさんに、良型の真鯵がヒットしてきた。






Nさんには、良型のニベがヒットしてきた。

まずは、一匹釣り上げれば、気持ちがホッとする。





Tさんに、ガンゾウヒラメが続けてヒットしてきた。


Nさんにも真鯵がヒットしてきたが、数が出ない。

鯵の型が良いのが、ホッとしているところだ。

しかし、鯵の群れと思われる反応は、移動が早い。

魚探から、反応が消えたところで、ポイントを移動する。


移動したポイントは、潮が上り潮になっていた。

もしかしたら、潮が渦巻いているのかも知れない。

上り潮と西の風で、船が北東方向に0.6ノット前後で流されていく。


最初のアタリは、Tさんに来た。

「ニベかな」

ゆっくりと巻き上げていくと、見えてきたのは太刀魚だった。





Nさんにもアタリが来た。











ニベがヒットしてきた。

続けて、レンコダイもヒットしてきた。


深場のポイントも考えたが、其処はレンコダイが多い処と言うこともあって、今回はパスする。


ここでも、真鯵がポツポツヒットしてきた。

魚探には、反応が出ていないが、小さい群れが寄せているのだろう。


風が、西から南西に変わり始めたこともあり、ポイントを移動する。


移動したポイントでは、柱状にベイト反応が出てきた。

「良い反応が出てきましたよ」

声を掛ける前に、Tさんがアタリを捕らえた。

「小さいかな」

笑顔でラインを巻き上げていく。

海面に姿を見せたのは、イサキだった。





これで、元気回復。

南西から南東に変わった風が強くなる前に、もう一勝負。


この勝負が、今日のハイライト。





「来ました!」

ドラッグ音が鳴り響く。

ラインが止まらない。

「ラインは何号、仕掛けは何」

「ラインは0.8号、鯛ラバに来た」

「ゆっくり、頑張って」

船の下に入る相手の動きを交わす様に、船を回して潜られない様にする。





Nさんも、Tさんのフォローに回る。

「絶対に逃がさない」

姿が見えてきた。

「鰤です」

「よっしゃ、後少しや」

浮き上がってきた処を、Tさんと呼吸を合わせてタモに入れる。

「やったー!捕った!」






NさんもTさんと、祝福の握手。

私も、祝福の握手をする。

「おめでとう御座います!」


85センチ、6.5キロの鰤。

「鯛ラバで捕った、自己新記録です」

Tさんの笑顔が輝いた。


この後は、強くなってきた南東の風を避けて、早めに帰港した。