最近、潮の動きの悪い日が、続いている。
こんな時に、気になるのが黒潮の動き。
黒潮の計測は、都井岬沖になっている。
今は45マイル沖、約77キロの遙か沖合を流れている。
黒潮奔流から、枝の流れがどれくらい入っているのか。
NHKのテレビで見ると、黒潮奔流の周りは、大きな渦巻きだらけになっている。
この渦巻きの流れが、枝の流れになって、入ってくるのだろう。
水温は、表面水温が19度位になっている。
メジナには、最適水温なのではないだろうか。
船としては、20度~22度位が、最適のような気がする。
表面水温が上がれば、下潮の水温も引っ張られて上がる気がする。
本日の一投目に、Kさんにアタリが来た。
今日も、アカヤガラが顔を見せた。
丸々と太っている。
多分、潮が動いていないのだろう。
潮行きは、0.3ノット前後。
ベイト反応も、出たり出なかったりと、余り良い感じではない。
それでも、ベイト反応が無い処で、アタリが来る。
ホール中に、真鯵がヒット。
この真鯵は、42センチの良型。
次の流しでは、サワラとサゴシが連続でヒットしてきた。
海面近くに上がってくると、激しく抵抗するサワラが大人しい。
バタバタと暴れることが少ない。
船に上げると、何かに気づいたように激しく暴れて、周りに血が飛び散る。
後の掃除が大変だ。
2流しから3流し位で、ポイントを移動していく。
瀬周りではなく、ベイトを探しての移動だ。
ポツポツとだが、Kさんにアタリが来る。
アヤメカサゴは、着底と同時にヒット。
真鯵は少ないが、ヒットすれば40センチオーバーだ。
ホウボウも、着底とほぼ同時くらいにヒットしてくる。
潮が、満潮から干潮に変わり、ベイト反応に少し変化が出てきた。
鯖の群が、入ってきた。
魚探にも、中層アタリに大きな群れが出ている。
丸々と太っているだけに、引きも力強い。
ダブルでヒットしてきたら、チョット時間が掛かる大きさだ。
しかし、今日も昼過ぎになると、風が真東から南東に変わり始めた。
「バタバタに成る前に、引き上げますか」
時間からすると、最干潮の時間に納竿とした。