釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

4月30日 父と子の海

2020年04月30日 | 日記
「おはよう御座います。今日は、息子を連れてきました」

「おはよう御座います。今日は、頑張ろうね」

海風に吹かれて、7歳の息子さんとの、釣りの一時。


昼からは、南よりの風が吹いてくる予報。

それまでの勝負と、船を走らせる。

息子さんの來生くんも船尾に座って、朝の冷たい風が気持ち良さそうにしている。


朝の内は、西の風が緩く吹いて、海上は凪。

潮行きは、0.5ノット前後で緩く北東に流れていく。

息子さんと一緒の、気分転換の釣行。

ポイントに入ると、お父さんの手解きを受けながら、竿を出していく。

春口さんも、息子さんに釣りを手解きするのに、苦心されている。


最初のアタリが来た。





最初の走りが力強く感じたが、途中から素直に上がってくる。





ニベが、上がってきた。

「僕は、ニベは嫌い」

息子さんの厳しい言葉に、思わず苦笑い。

「お父さん、アタリ来た?」

「まだ、来ないよ。来たら、竿を持ってみる」

「うん、僕が竿を持つよ」

親子のこんな会話。

父親としては、楽しい一時に感じる。


次のアタリが来た。





春口さんが、しっかりとアワセを入れる。

「来たよ」

來生くんに声を掛け、竿を握らせる。





來生くんが、一生懸命にリールを蒔く。

「竿も、僕が持つよ」

「そうだね。頑張って」

お父さんが、後ろから優しく支える。

今度も、ニベが上がってきた。





釣果写真は、お父さんにお任せ。


それまで吹いていた、西風が徐々に南西の風に変わってきた。

「余り、長くは出来ないかな」

そんな時、春口さんに大きなアタリが来た。

青物と思われる、力強い走りを見せている。





「僕にも、握らせて」

息子さんにせがまれるが、その引きの強さに竿を渡せない。

「ちょっと、待ってね」

お父さんの周りで、來生くんも応援。

少しずつ浮き始めても、直ぐに海底めがけて走り出す。

それを繰り返していたとき「あっ…」

ラインが切れた。

「瀬に当たったかな」

「逃げたね」

お父さんの横で、來生くんが海中を眺めていた。


この後は、南西から南東に風が変わった。

波も出始めた事もあり、帰港した。