釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

4月30日 風が吹く前に

2021年05月01日 | 日記
天気予報を見ながら、出るか出ないかで悩んだ。

結果は「風が出る前に頑張ってみたい」と、船を出す事を決める。


早朝の、風が穏やかな時間帯。

簑原さん、蔵屋さんと、ポイントを目指す。

船を走らせながら、魚探に出てくるベイト反応が気になる。

瀬周りに良い感じで、ベイト反応が出てくる。

「ちょっと、やってみませんか」

ベイト反応の上で船を止めて、お二人に竿だしを勧める。


2度、3度と船を流す。

下り潮が、0.6ノット前後で流れている。

簑原さんに、アタリが来た。

「何か来ました。イサキだと良いけど」

ゆっくりと巻き上げていくと、獲物が見えてきた。

「鰺ですね」





体高の有る、40センチクラスの真鰺が、上がってきた。

「これくらいの鰺が上がると良いですね」

ちょっだけホッとした気持ちになる。


蔵屋さんにも、アタリが来た。

「どうですか」

「竿を叩きますね」





上がってきたのは、食べ頃サイズの真鯛。

時化続きだっただけに、お土産確保にホッとする。


この時点では、まだ風は出ていない。

「沖に出てみましょうか」

イサキを狙って、沖合のポイントに船を走らせる。

走る途中で、大きなベイト柱が出てくるが、兎に角、ポイントを目指して走る。

瀬の頭に、ベイト反応がある。

直ぐに竿を出していく。

ここからは、風が出てくるまでの時間との勝負。


大きなベイト反応の中に、仕掛けが入る。

簑原さんにアタリが来た。

丸々と太った鯖が、上がってくる。

片手では、指が回らない大きさの鯖だ。

蔵屋さんにも、アタリが来る。

やはり、大きい鯖が上がってくる。

魚探に出てくる反応は、鯖の群だろうか。


時に、イサキと思われるアタリも来るが、針が外れる。

沖合の潮の動きが、イマイチ良くない。


そうこうしている内に、西寄りの風が強まってきた。

徐々に白波が増えてきた。

「浅場に寄りましょうか」

浅場の方に、移動する。

島影で、少しでも風を避けたい。


意外にも、浅場に大きなベイト反応がある。

風に流されながらも、蔵屋さんにアタリが来た。




ヒットしてくるのは、良型の真鰺。

風が強すぎて、途中で外れる事もある。

「ベイト反応が何なのか、正体を知りたいですね」

流すコースを変えても、良い感じのベイト反応は出てくる。

「正体は、これですね」

小さな、鯖子が針に掛かってきた。

手前のベイトは、鯖子のようだ。


ベイトの正体が確認できたが、風が益々強くなってきた。

風力が8くらいまで、上がる予報。

安全第一で、切り上げる事にした。