釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

5月4日 初ブリは楽しい

2021年05月05日 | 日記
「ブリを初めて釣りました」

「嬉しいですね」

「楽しいですね」

笑顔一杯の初ブリを手にする鬼束さん、金丸さんと祝福の握手を交わす。

喜びの瞬間だ。



午後からは、南よりの風が強まって、天気が崩れる予報。

「朝間詰め勝負で、出てみましょうか」

鬼束さん、金丸さんと一緒に、朝間詰めの海をポイントを目指して走る。




朝間詰めは、西寄りの風が吹いている。

「イサキが釣りたいですね」

願いを込めて、竿を出す。


最初のアタリは、鬼束さんに来た。




良型のイサキが、上がってきた。

潮が1ノット前後で流れて、釣りやすい潮になっている。

上り潮の中、所々に良い反応が出てくる。

潮が動けば、エソのアタリも増えてくる。


その中に、鬼束さんに「瀬掛かりしたみたい…」と、勘違いするくらいの強いアタリが来た。



鳴り響くドラグ音が、楽しい緊張感を漂わせる。

緩めに調整したドラグ。

ゆっくりと巻き上げていく。

「鮫かも知れない…」そんな不安も、一寸だけ顔をのぞかせる。

「見えました。ブリです」

いち早く、傍で見ていた金丸さんが獲物を確認。

一気に浮かして、タモに納める。




85センチの、太ったブリだ。

「気持ちの良い重さです」

鬼束さんの笑顔に、船中が楽しくなってくる。



少し間を置いて、金丸さんにも強烈なアタリが来た。




ゆっくりと、やり取りを楽しむ。

「上がってきません。走られる」

一定の水深から、なかなか浮き上がってこない。

ドラグ音が鳴り、ラインが出ていく。

「腕が痛いです」と、嬉しい悲鳴。

大物を掛けた、釣り人の至高の時間だ。

「巻けるようになってきました」

一気に浮かしにかかる。

「ブリです」





102センチの見事なブリを手に、金丸さんの笑顔が輝く。



初ブリを手にする誇らしい笑顔が、輝いて見える。


お二人が手にしたブリ。

後は、ゆっくりと釣りが楽しめる。






鬼束さんに、ウッカリカサゴとイサキがヒット。





金丸さんに、イサキがヒットしてきた。

「母との約束が果たせました」と、笑顔が良い。


予報で言っていたように、南寄りの風が出てきた。

風に押されて、白波も目立ち始めた。

「今の内に、移動しましょうか」

少しでも、南寄りの風が起こすウネリが、避けられそうなところに移動する。


「ここでの狙いは鰺です」






ポツポツと、良型の真鰺がヒットしてくる。

「ベイトが鰺なら青物も可能性はある」

少しずつ、ポイントを変えていく。


徐々に強くなっている南東の風も、気になる。


「海底に、ベイト柱があります」

納竿間際に、鬼束さんに強烈なアタリが来た。






竿先が、海面に突き刺さる程の、強い引き。

「ブリかもですよ」

船底に潜り込むように、逃げる獲物。

逃がす物かと、慎重にやり取りをする。

獲物が円を描くように、抵抗している。

「鮫か…」一瞬、そんな嫌な感じもした。

獲物が見えてきた。

「ブリです」

海面に浮いたところで、一気にタモ入れする。




93センチの、太ったブリが上がってきた。

「右手が痛いです」

竿を持つ右手が、パンパンに張った状態なのだろう。




金丸さんと一緒に、本日2枚目のブリを掲げ、笑顔で記念の一枚。

「今日は、最高に日になりました」

強くなってきた南東の風。

時化るギリギリのタイミングで手にした、大物ブリ。


帰りの船中は、笑顔が一杯だった。