釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

11月25日 どっちが良いのかな

2015年11月25日 | 日記
鯛ラバをするとき、考えることがある。

合わせを入れるのか、入れないのか。

私は合わせは入れず、魚に先ずは走らせる方の釣り型が好き。

私の知っている釣り人で、抜群の合わせを入れる人がいる。

竿先にアタリが出ると、ビシッと合わせを入れ、大きな鯛を良く釣り上げている。

野性的な感、というのだろうか。

「間髪を入れず」という言葉が、ぴったりの合わせは私には出来ない。

どっちが良いとはいえないのだろうが、これが決まると格好いい。

皆さんは、どっちの方法で釣りをされているのだろう。

魚が追い食いしている様な感覚の時は、合わせのタイミングが分からない。

魚が走ってからなら、私も合わせは入れられる。

テレビでは、最近は合わせを入れる釣り方を、良く紹介している。

長崎や福岡、熊本の友人も、最近は合わせを入れている、との返事だった。

私は、これからも合わせを入れずに、走らせる釣り方でやっていこうかな。

今日、湾岸道路で沖の状況を見ていると、青い色した潮がかなり岸近くまで寄ってきている。





これは、期待を持たせてくれる。

この状況のままで、西風が強く吹いて波を押さえてくれれば、楽しい釣りが待っているかも知れない。

週末に予約を頂いているお客様からも、電話が来るたびに、潮の状況をお知らせしている。

「青い潮は残ってますよ。動きがどっちかは分からないのですが、漁師さんの話では上りが速いと言っています」

速すぎる潮でも、釣りづらい。

適度に流れてくれれば、一番良いのだが。

天気予報では、今夜から明日に掛けて、西風が強く吹く予報になっていた。

桜島上空の西風は、17メートルと言っている。

可成り強く吹いてくるのだろう。

ベタ凪にならないかな。

11月24日 予想以上だね

2015年11月24日 | 日記
午後から、妻と宮崎に買い物に行く約束をして、海の状況を確認するため湾岸道路に向かった。

北東からの強風が、ビュービュー吹いている。

路肩に車を止めていると、窓ガラスに風にとばされた海水が、細かな飛沫になって付着する。

大浦方面を見ていると、台風の風が引き起こす波を、想像させる。





沖合の白波が、大きいのが気になった。

でも、その先のもっと沖合には、青い色をして潮が見える。

「あの色の良いところに行けば、釣れるかも知れない」

そう思わせる様な、潮の色が見える。



当然のことだが、松島沖にも青い潮は見える。

台風が過ぎて、風が落ち着いてくれば行ける様になる。

そのまま船着け場に行き、帰ろうとしたとき、1台の車が近づいてきた。

「今日は、どうしました」

「車が見えたから、寄ってみました」

私の船を利用していただいているKさんだった。

鯛ラバの鉛の色つけも上手くいったらしく、今度見せて貰うことになった。

自作の鯛ラバ仕掛けで、是非とも大物鯛を釣り上げて欲しいと願う。

その後、今度は磯釣り仲間のTさんも来た。

「今日は、仕事は?」

「今日は夜勤なので、船の処にいるかなと思ってきました」

しばし、磯釣りの話に花が咲く。

明日の朝、仕事帰りに自宅に寄る事を約束して分かれた。

午後からは、妻と宮崎にドライブ。

途中の海岸線で、ロケット発射の飛んでいく様子が見えないかと思ったが、雲で見えなかった。

南方向は、雲が薄かったから期待したけど残念だった。

内海の海を見ながら、「明日も難しいね」と妻の一言。

「風の強さが予想以上だよね。波も高いし凄いよね」

でも、週末には回復するだろう、と話をしながら車を走らせた。


11月23日 続かないね

2015年11月23日 | 日記
朝6時に船に向かう予定が、少し遅れた。

「おはようございます。私はもう船で出ています」

O先輩からの電話だった。

「私は、今湾岸道路に向かっています。波とウネリはどうですか」

「裸バエを過ぎてみないと分からないけど、昨日の様にはないみたいよ」

確かに、車の中から見る沖合は、波とウネリが落ちている様に見える。

車から降りて、風を確認する。

O先輩に電話してみた。

「今は、何処ですか」

「沖浜のアタリにいる」

「風はどうですか」

「やっぱり、北東の風が吹いてきちょる」

「ここいらも、北東の風が吹いていますよ」

「波が出て来るやろな」

電話を切って、赤灯台に行ってみると、やはり北東の風が吹いている。



大島方面の雨雲も気になる。

船着け場に行き、どうするか迷っていると、釣り仲間の船が鰺釣りに行くと出ていった。

「大島裏に行く予定です」

やはり風とウネリを警戒しているみたいだ。

10時過ぎ、O先輩から再度電話が来た。

「風が出てきた。波も高くなってきて、船が大きく揺れ始めた」

「潮も流れが速えして、200グラムの鉛でも直ぐに流される」

「釣りにならん」

「良い天気は、なかなか続かないね」

海の状況は、昨日よりも悪くなりつつある様だ。

「今から、波に気を付けながら帰ってきます」

大島裏に行っている仲間も、風に煽られて釣りにならない、との連絡が来た。

迷っていたけど、出船を中止して正解だった様だ。

「O先輩、明日はやはり今日よりも、悪くなりますかね」

「天気は晴れになってるけど、波が出るやろうな」

台風の影響も入り始めているのだろう。

台風が大きく方向転換して、太平洋を東方向に進む予報になっている。

方向転換するときは、スピードは落ちるし、風は東風が吹いてくる。

やはり、明日も出船は無理かな…。



我が家の玄関の、千両が色づく秋なのに、台風か…。

11月22日 どうすりゃ良いの

2015年11月22日 | 日記
昨日の波とウネリからして、今日は船は出せないだろうと思っていた。

朝早く、湾岸道路から見た海は、波が可成り落ちている様に見える。

夜の内に吹いた、西風によるものだろうか。

「塩田さん、おはようございます。今の内に行きましょう。でも、僅かの時間しか釣りが出来ないかも知れません」

7時過ぎ、荷物を積み込んで、直ぐに船を出す。

ポイントを目指す間、風と波が気になって海に目をやると

「潮の色が、変わっている」



青味のある、活き活きとした色に見える。

「この色、良い色してますね」

北東から来るウネリに、波飛沫を上げて走る舵取りに、自然と気合いが入る。

ポイントに着くと直ぐに魚探を確認する。

「昨日までのベイトと違う。直ぐに始めて下さい」

ベイトの群れに、やや興奮気味にジグを投入する。

しかし、ここからが大変だった。

船がベイトの群れの真上を通る様に、流しても流してもアタリが出ない。

「こんだけベイトが映し出されているのに、何でや」



段々と強くなってくる北東の風と、高くなってくるウネリも気になって仕方ないが、アタリが出ないのが納得行かない。

「どうすりゃ良いのよ」

諦めることは出来ないが、何時までもこの沖合にはいられない。

船で押して、ベイトの上を少しでも長くキープする様にしても当たらない。

その内、ウネリが目線の上を行く様になった。

「塩田さん、最後です。ポイントを変えましょう。少し、走ります。飛沫を被りますよ」

船を、別のポイント目指して、走らせる。

この頃には、風は真東になっていた。

北東からのウネリに激しく上下動しながら、なんとか次のポイントに移動する。

「いた!此処にも、ベイトはいる!」

直ぐにジグを落として、シャクリ始める。

「来た!」



小気味よい引きを見せてカンパチ(ネリゴサイズ)が上がってきた。

「もうダメかと思いましたね」

続けて、アタリが来た。



型の良いハガツオが上がってきた。

「良かった。美味しい魚が釣れましたね」



サゴシもジグに飛びついてきた。

この頃には、鰺釣りに出ていた漁船も、波の高さに引き上げてきた。

「波で船がバタンバタンし出したから、引き上げてきた」

知り合いの漁師さんが、私の船に近づいてきて連絡を貰った。

「これ以上は無理です。安全な場所に移動しましょう」

大島の内場に移動する。



水島も、大きな波を被っている。

それでも、何とかオオモンハタを2匹追加。



雨もパラパラしだしたこともあり、引き上げることにした。

11月21日 活きた潮、来い

2015年11月21日 | 日記
曇り空に北東の風。

船を出す前に、船の先輩のOさんとの話し。

「潮が悪りっちゃろ。下り潮が速えっちゃろ」

「下りに濁りが入っちょっですよ。なかなかアタリが出ないことがありますよ」

北東からのウネリが入り始めている中、目指すポイントに船を走らせる。

激しくはないが、ちょっと船が上下動する。

水深50メートルのポイントに入り魚探を見ると、海底の窪みになったところに、小さいベイトボールが確認できる。

海底から5メートルほど上にベイトがいるので、青物がいるだろうと予想してジグを落とす。

ワンピッチでシャクリ続けるが、アタリが来ない。

風が北東から吹いていて、潮は南に下っている。

風と潮が同じ方向に向かっていることもあり、ラインが直ぐに斜めになってしまう。

でも、今日は1人なので、ジグの重さを変えて対応する。

時折、「船が大きく揺れるな」と思ったら、来たときよりも風が強くなっていて、波も高くなってきている。



ジグでは、今日はアタリが出ないと判断して、鯛ラバに変える。

重りも120グラムにして、風と潮の流れに対応する。

一度、ゴツゴツと鯛のアタリが来たが、上げる途中で外れてしまった。

そんな時、船仲間のUさんから電話が来た。

「2キロくらいの鯛が来ました」

羨ましいな。

船仲間のSさんに連絡してみる。

「小さいけど、オオモンハタとチダイが来ました」

わたしは、鯛ラバに変えて、鯛のアタリが1度有っただけなので、二人が羨ましい。

でも風が北東から東に変わった。

船の先輩のOさんから、連絡が来た。

「東風が強くなって、潮も下りが速えーかい、錨がかからん。諦めて帰るわ」

確かに、東風の影響でウネリの高さが目線の上になっている。

もう一流しして、ダメなら岸近くに移動するかな。

波飛沫を上げながら、船を元に戻して鯛ラバを引いてみるが、暫く流してもアタリが来ない。

諦めて、裸バエの前に移動する。



船仲間のSさんが、こちらにやってくるのが見えるが、ウネリの谷間にはいると船が見えなくなる。

「風も強くなってきたし、釣れそうな感じの潮ではないし、帰ります」

「そうですね。活きた潮が来て欲しいですね。私も帰ります」

沖合にいた船仲間のUさんも連絡すると、帰りますとのこと。

3人で高いウネリの中、船が見えたり見えなかったりしながら帰港した。