釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

1月26日 爆風の一日

2019年01月27日 | 日記
今日の予約を頂いているお客様には、前日の夜に中止は伝えてある。

「明日は、朝から風が強そうですね」

「強風注意報も出ていますし、中止しましょう」

と、話して決めた。



朝起きた時間は、そんなに風が吹いている様では無かった。

午前8時過ぎ、縁側を風が吹き抜けた。

電話で、大磯先輩と話していた時だった。

「風が来ましたね」

「洗濯物が、ヒラヒラしだしたね」

そうこう話している内に、自宅周囲の木々が大きく揺れだした。

風の勢いが、段々と強くなっていくのが目に見えて分かる。

「海は相当吹いているやろうね」

気にしていると、海響丸の森船長から電話が来た。

「爆風が吹いています」

「魚のアタリがありません」

「沖は、白波だらけで釣りになりません」

森船長が言うくらいだから、相当な風が吹いているようだ。


自宅の窓から見える木々も、大きく揺れている。

結局、夕方まで風は治まる気配を見せなかった。


夜は、船仲間、釣り仲間が集まって、我が家で新年会。

船の先輩の大磯さん、船仲間の海響丸の森船長、近藤さん、関屋さん、牛衛さんに私の6人で楽しい新年会。





本来は、後5~6人出席の予定だったのだが、急な用事や日曜の仕事が入ったことなどで今回は欠席。

妻がおでんを様してくれた。

当然釣りの話に花が咲く。

ポイントの話に花が咲く。

色々な話に花が咲く。

一品持ち寄りにした事もあって、色々な料理が並んだ。

仲間って、良いもんだ。

改めて、その大事さを心に刻んだ。

1月25日 最近、感じている事

2019年01月25日 | 日記
私の仲間達の釣果も含めて、感じている事がある。

1,真鯛の釣果が、上がってこない。

2,アタリは有るが、途中での針はずれが多い。

3,根魚のヒット率が、下がっている。

この三つについて、少々不安でもある。


また、潮が動かないと言う現象も、気になっている。


1月から2月に掛けては、水温が下がる時期でもある。

鯛ラバや、ジグが冷たく感じるのも、この時期でもある。

この水温が下がる現象が、釣果に大きく影響しているのはハッキリしている。

海面水温が18度前後の時、水深50メートルの海底付近ではもっと下がっているはず。

このことを考えれば、食い渋りも理解できるし、真鯛の活性が上がってこないことも理解できる気はする。

1月に入って、釣れた真鯛の卵や白子の様子を聞くと、40センチクラスの真鯛でも、充分な卵を抱えている。

「卵を持っていました」

と言う報告を良く聞く。

お腹に卵を持っている状況から考えて、もう少し真鯛の食いが上がってきても良いのではないか、と思うのだが…。

私の船仲間に、真鯛を良く釣ってくる仲間がいる。

その仲間ですらも「今日は渋かったね。外れてばかりだった」と、愚痴る事が多い。

潮が動かず、水温が下がれば、これらのことは幾分納得が行く気がする。




では、魚が食べているものから、仕掛けを何とか工夫できないだろうか。

最近の真鯛や根魚等の口から出てくるのは、小さいタコやカニ、伊勢エビの赤ちゃん等が多い。

タコは、タコベイトで試してみたい。

カニやエビなどは、どうだろう。

今は、色々なワームがある。

その中から、チョイスして色んな物を試してみる釣り人も増えている。

小さなザリガニ風の物を使用している釣り人もいらした。

バス用のものだろうか。

ボラジックフィルム風の物を使って、真鯛や根魚等を釣り上げていたお客様がいらした。

2,3年前にヒットしたボラジックフィルムだが、時として有効なのだろう。

この時期の食い渋り対策として、色々考えていらっしゃるようだ。

水温の低下や、動かない潮等々はどうにも出来ない。

でも、仕掛けの工夫は、どうにでも出来る。


食い渋りの時期に、ベイト反応を見て対処する事はできないか。

これは、私が常に考えているテーマ。

ベイト柱やベイトボールは、一番嬉しい反応。

その次に嬉しい反応は、海霧が海面に立つような感じのベイト反応。

この反応は、余り見かけない反応でもあるが、魚探に出てきた時は、胸が躍る気がする。

必ずヒットするとは限らないのも、当たり前の話。


また、食い渋りの見られるこの時期、海面に出てくる変化で、嬉しいのが潮目。

この潮目にも、時々、渦巻いているような潮目を見ることがある。

この真ん中に船を入れると、船も回転するのだが、潮の色がスッキリするくらい良い色をしている。

魚探にも、何らかのベイト反応が出ることがある。

この潮目を見逃さずに、真鯛を数釣りしてきた仲間もいる。

流れがある分、仕掛けの設定が工夫されているのだろう。

最近は、潮が動かないときでも、沖から白波を見せながら潮目が入ってくることがある。

気づかない内に船が潮目に入っていると、船の揺れ方が激しくなってくる事がある。

この潮目の中は多少だが、水温も変化しているのではないかと、思っている。


いま、水温が下がる時期のど真ん中。

色々と考えてみるのも、面白い気がする。

1月24日 昨夜の不愉快な事

2019年01月24日 | 日記
表題の事については、後で書き込みする。

まずは、今日の釣行についてを先に報告。

今日の釣りは、一言で“動かない潮に大苦戦”だった。


メインターゲットとして、アラを目標とした。

餌は、鰺の生き餌、イカを使用する。

置き竿が一本、手持ちの竿が一本の二本立てで攻めていく。

釣りを開始する前に、潮の動きを確かめる。

最初のポイントに入ったときは、1ノット前後で動いていた。

「潮は、1ノット前後で北東に流れています」

原さんが、直ぐに釣りの準備に取りかかる。

ベイト反応も、ベイト柱が出てきたり、ゴマを散らしたように反応が出てきたりと、活性がありそうな気配を感じる。

置き竿の、生き餌の鰺が暴れる。

竿先が、突っ込みそうになるが、途中から元に戻る。

「なんとも、もどかしい」時間が過ぎていく。

手持ちの竿に、アタリが来る。



いきなりの強いアタリが来て、竿が海面に突き刺さる。

「来た。これは大きいです」と、原さんの竿を持つ手に力が入る。

慎重に巻き上げて、海底から引き離しに掛かる。

何度も突っ込みを見せる。

「よっしゃ。引き離した」と、思った瞬間…。

「あっ、外れた…」口惜しい針はずれ…。


1年の釣りで、1匹釣れるかどうかのボーズ覚悟のアラ釣り。

暫くは、力が抜けた状態になる。

昼近くになって、再度アタリが来た。



手持ち竿の生き餌に、アタリが来る。

「重いだけです」

時間を掛けて、ゆっくりと巻き上げる。

海中に、姿を見せたのは大きなサメだった。

これも、ガックリ来る。

置き竿のに出るアタリは、突っ込みそうで突っ込まない。

魚探では潮の動きが0.0ノットと、時折表示される。

他の仲間からも「潮が動かない」と、連絡が来る。

午前10時頃から0.0ノットの表示が出始めたまま、最後まで変わらなかった。




昨夜の不愉快な出来事は、このブログに「ウィルスが見つかりました」と、画面がいきなり切り替わったことから始まった。

WINDOWSのウィルス対策の名前で「直ぐに除去しないと2分後に全てのシステムが壊れます」となっていた。

タイム掲示もされていて、刻々と時間がなくなっていく。

ウィルスバスターが働いて「詐欺メールのウィルスです。提示されている電話には絶対に掛けないでください」と、大きく表示された。

私も、ウィルスバスターでスキャンして、出来る限りの退治対策をした。

私が大切にしているこのブログに、何者かが「ウィルス」を忍ばせて、「何らかの詐欺」を働いているのか。

そんなことを考えると、腹が立ってきた。

でも、PCでの対策は、ウィルスバスターのスキャンしか、方法を知らない。

1時間置きに、スキャンを繰り返し続けた。

もし、この私のブログを見られた方にも、同じような画面が出たら、どうぞ気を付けてください。

1月23日 ポツポツとレンコダイ

2019年01月23日 | 日記
入ったポイントで、潮の速さが違っていた。

最初のポイントは、北に流れる上り潮が1ノット前後。

移動した次のポイントでは、2ノットを超す速さで潮が流れている。

ポイント間の移動時間は、15分くらいと近距離なのに…。

沖から、潮目が入ってきていたのには、気が付いていた。

潮の流れの違いに、チョットビックリ。



朝間詰めは、今調子が出ていると思われるポイントから、入る事にした。

魚探には、面白いと感じる反応は出ていない。

釣り始めて1時間くらいは、軽いバイトが有るくらいで経過した。

船を戻して流し直すたびに、少しずつコースをずらしていく。

満潮の潮止まりを過ぎた頃から、少しずつベイト反応が出始めた。

「ベイト反応が出ていますよ」

横山さん、東原さんに声を掛ける。

横山さんは、昨日から連ちゃんの釣りだ。

東原さんにアタリが来た。





35センチ超の、大きな真鰺がヒットしてきた。

その前にも、アタリがあったようだが、鰺だったようで途中で外れてしまった。





ベイト反応が良くなるに連れて、アタリも出始める。

横山さん、東原さんにダブルヒットしたのは、良型のレンコダイ。

レンコダイは群れているので、数釣りが期待できる。


東原さんに、次に来たのはアヤメカサゴ。



アヤメカサゴがヒットする前に、お二人には真鰺のアタリが来るのだが、巻き上げる途中でどうしても針が外れる。

潮の流れは、釣りに適した1ノット前後になっているのだが、鰺が大きいのだろうか。

一方で、レンコダイはポツポツと連発してくる。







東原さん、横山さん共に、アタリが来て楽しそうだ。

横山さんには、小型だが白甘鯛もヒットしてきた。




同じポイントを、何度も流し続けていたくないのが、本当の気持ち。

しかし、少しずつ流すコースをずらしていく事で、アタリを継続させたい。

東原さんに、強いアタリが来た。

「レンコダイとは、違う気がします」

魚の引きを楽しみながら、巻き上げていく。



上がってきたのは、良型のイトヨリダイだった。

このイトヨリダイを釣り上げた後、ポイントを変えることにした。


「チョット、違うポイントに行ってみましょう」

「暫く走ります」

船を沖合のポイントに向けて、走らせる。

走りながら進行方向の海上に、潮目が出来ている事に気が付いた。

潮目の中に船を入れると、何となく船が押されるような感覚を覚える。

途中の潮目には、渦が巻いているような処もあった。


沖合のポイントに入って、船を止めてハッキリした。

「潮が2ノット以上で流れています」

東原さんも、横山さんも潮の変化に直ぐに気が疲れたようだ。

魚探見ていると、海底の沈み瀬周りにはベイト反応が出ている。

「ベイト反応があります」

横山さんが、直ぐにアタリを捕らえた。





上がってきたのは、良型のレンコダイ。

「今日は、レンコダイが多いですね」

本命として居る、真鯛のアタリが欲しい処だ。


次の流しでも、横山さんにアタリが来た。





46センチの、良型の白甘鯛が上がってきた。

「良い白甘鯛が釣れました」と、横山さんも嬉しそうだ。

続けてヒットしたのが、ガンゾウヒラメ。



ノッコミのガンゾウヒラメは、肉厚で良い感じの大きさだ。


今日の釣りも、一流しに何度かのアタリが来るのだが、針はずれが起きる。

魚探で確認する限りは、ベイト反応が有れば何らかのバイトがある。

「多分、真鰺ですね」

と、話になる。

ベイトの確認がしたくて、横山さんからジギング竿を借りて、しゃくってみた。

ガッとアタリが来たのは、30センチ超の真鰺だった。

「真鰺が群れているようですね。青物が来て欲しいですね」

期待を込めて、お二人も頑張って貰っているのだが、そのアタリは出てこない。

ドラッグ調整をゆるゆるにして、真鰺の繊細に引きに対処して今後は数をの伸ばしていきたい。


昼を過ぎた頃から、北西の風が徐々に強くなり始めた。

天気予報では、風の事は言って居なかったが、海が波立つ前に安全対策を取ることにした。

1月22日 潮不調の中で

2019年01月22日 | 日記




雲一つ無い水平線から、昇る朝日を見るのは、久し振りかな。

西の空に浮かんでいるは、スーパームーンになるのかな。

風の無い、凪の海をポイントを目指して走る。



ポイントに入り、船を止めてチョットビックリ。

北に流れる上り潮が、2ノット以上の速さで流れている。

最速の速さが、2.8ノット。

横山さんに「着底が取れますか」と、聞いてみる。

「速すぎて、3度目の着底が取れません」と、困惑気味の返事が帰ってきた。

浅場にいる仲間も「潮が速すぎる」と、連絡してきた。

潟近くで、2ノット前後で流れている。

潮が落ち着くまで、浅場を流してみる事にした。


一流し目に入り、流れる速さを確認し続ける。

水深30メートルで、着底が5回目になると、100メートル以上もラインが出ていく。

そんな中で、横山さんに最初のアタリが来た。





この時期がノッコミなのか、肉厚のガンゾウヒラメが上がってきた。

時折、草フグも針掛かりしてくる。


流れが速い分、最初のポイントに船を戻すのも時間が掛かる。


二流し目に入り、仕掛けを落とすと直ぐにアタリが来た。





今度のアタリは、チダイ。

「まずまずの出足になるのかな」と、話する。

釣りを続けるこの間も、潮の速さは2ノット以上。

「浅場で2ノット以上なら、沖で2ノット以上でも変わりない気がしますね」

「着底の回数が減るだけですね」

と、潮が速いのを覚悟で、沖合のポイントに移動する。

偶然なのだろうが、沖合に出てみると、潮の速さが2ノットを切り始めた。

「潮が少しずつ、緩み始めたかもしれませんね」

横山さんにアタリが来た。



竿先を叩く、真鯛独特のアタリだ。

ドラッグを緩めに調整して、少しでも針はずれが無いように注意する。



上がってきたのは、46センチの良型真鯛。

「良かった。真鯛が来た」と、横山さんも嬉しそうだ。


次のアタリも直ぐに来た。





肉厚のガンゾウヒラメ。

潮の流れが、徐々に緩む気配を見せ始める。

しかし、このガンゾウヒラメの後が続かない。

もう少し沖合に出て、ベイト反応の有る処を流してみる。

「触りますか」

「コツコツと来るけど、乗らないですね」

竿先を見ていると、コツコツと竿先が突っ込む。

しかし、直ぐに針はずれになる。

魚がバイトを見せても、諦めずに仕掛けを巻き上げ続ける。

すると、針に乗った。



「来た。来ましたよ」

真鯛独特のアタリを見せている。

「ゆっくりと、巻き上げて下さいね」



47センチの真鯛が、上がってきた。

潮が良いのか、悪いのか悩む中での真鯛の釣果。

「やっと、乗ってきて嬉しいですね」と、横山さんの笑顔が良い。


潮が速いとアタリが出にくく、潮が緩むと下潮が動かなくなる。

潮色は良いのだが、潮自体は不調の潮になっている。

他の処にいる仲間に連絡すると「潮が全く動かない」と、意外な返事が返ってくる。

南にいる仲間も、北にいる仲間も同じ事を言っている。

場所によって、潮が速かったり、動かなかったりしているようだ。

暫くは、この不調の潮と対峙しなくては、いけない気がする。