釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

10月26日 父と娘と

2020年10月27日 | 日記
今日も朝間詰めは、北西の風が吹いている。

潟からの白波が、沖に向かっている。

「手前で、風が止むまで待つかな」

そう考えて、浅場で船を止めた。

すると、魚探に大きなベイトボールが、映し出された。

「ここには、ベイト反応があります」

久家さんに、その事を伝える。

「ここで、竿を出してみましょう」と、なった。

娘さんの実桜菜さんも、竿だしの準備をする。


お父さんが、可愛い娘さんに鯛ラバの手解きをしている時、アタリが来た。



柔らかい竿が、大きく弧を描く。

竿を出して、一投目にアタリが来た。

「頑張って」と、久家さんがサポートする。

「カンパチです。ネリゴクラスですね」



嬉しい初釣果になった。

朝日の中に、笑顔が輝く。


次のアタリも、直ぐに来た。



ここでも、可愛い娘さんを、お父さんがサポート。

竿先を叩くようなアタリ。



上がってきたのは、ヘダイだった。

「これは、海に帰しましょう」と、久家さん。


今度は、久家さんにアタリが来た。



テンヤ仕掛けで、実桜菜さんに負けじと竿を操る。

上がって来たのは、キビレチヌだった。



これも、直ぐに海に返した。

朝間詰めは、浅場で次々とアタリが来る。

ベイト反応も形を変えながら、同じ様な場所に留まっている。


実桜菜さんに、今日一番の強いアタリが来た。



ドラッグ音がなって、ラインが引き出される。

「リールが巻けない」

小学生の力に余る、大物のようだ。

海中に、獲物の姿が見えてきた。

「オオモンハタですね」




2.2キロの大物、オオモンハタを釣り上げた。

その姿に実桜菜さんも、チョットビックリした模様。

「何か、怖いね」と、お父さんに手伝ってもらって、オオモンハタを掲げる


実桜菜さんの好調は、続く。


「何か来た」

竿期を叩く、真鯛のアタリ。

「真鯛だと良いね」

お父さんも、実桜菜さんのサポートに忙しい。




上がってきたのは、キロクラスの綺麗な真鯛。

「青い点々が綺麗だね」

実桜菜さんも、真鯛の体色の青い斑点が気になっている様子。


次々とアタリが来て、あっと言う間に時間が過ぎる。


干潮の潮止まりから、潮の動き出しをみて、ポイントを移動する。

「鯵を釣りましょうか」

ここでも最初のアタリは、実桜菜さんに来た。




良型の真鯵が、続けてヒットしてきた。


「私も鯵が釣りたいです」

久家さん、鯵狙いに切り替える。



直ぐに、真鯵のアタリが来た。




「型が良いですね」と、久家さんに笑顔が輝く。

暫くは、良型の真鯵が連発してきた。


鯵が大きくて、竿の曲がりも楽しそうだ。

針が外れて、逃げられる場面もある。


久家さんに、真鯵の強いアタリが続けてきている。


「これは、良いかもですよ」

鯵の強い引きを楽しみながら、巻き上げていく。

「ダブルですね」




お父さんの良型真鯵のダブルヒットに、実桜菜さんも嬉しそうだった。

10月25日 潮の変化

2020年10月26日 | 日記
朝間詰めは、アタリが順調に出てきた。

連発してきたのは鯖だったが、次のアタリの期待感はあった。

それでも、気になっていた事があった。

「何か、昨日の潮と違う気がする」

私の仲間や先輩達も、同じ感覚を感じていた。

それが「潮の変化」だった。


ベイト反応が、ベイトボールになって一カ所に集まっていた。

其処を流すと、アタリは来た。



小佐治さんの竿が曲がった。




最初のアタリから、鯖がダブルで針掛かりしてきた。

特別大きな鯖ではなかったが、引きは面白い。


堀部さんにも、アタリが来た。





上がってきたのは、チダイだった。

堀部(父)さんもアタリを捕らえるが、針外れに成ってしまった。


小佐治さんに、真鯵のアタリが来た。



堀部さん親子で、真鯵狙いに行くが…。


このアタリから、潮が変化し始める。

それまで、やや強く吹いていた北西の風が止み始めると、仕掛けが真下に落ちていく。

潮が動かなくなってしまった。






堀部さん父子、小佐治さんが仕掛けを変えて、探っていくがアタリが出ない。

ベイト反応がある中を流していくが、アタリが出ない。

時折、ヒットしてくるのはエソばかり。


そんな苦戦の中、堀部さんにアタリが来た。





上がってきたのは、イトヨリダイ。

潮の変化に苦戦する中での、一枚の釣果。

価値ある釣果に思える。


その後も、潮が動かないのは変わらない。

ベイト反応を探して、海底から15メートルくらい立ち上がっているベイト反応を見つける。

その中を流していくが、アタリが殆ど出てこない。

2度、3度と流していくが、触りも無い。

海水に手を付けると、ぬるま湯に感じる位の暖かさを感じる。

一人の先輩が、面白い事を言っていた。

「もしかしたら、海面近くの水温も、海底アタリの水温も同じくらいになって居るのではないかな」

「どうゆう事…」と、思って聞いていた。

「普段は、海底付近の水温は可成り低いはず、しかし、下潮が温くなっていて、魚の動きに影響を与えているのではないかと思っている」

水温の変化が、潮の変化になる。

充分に考えられる事かな…と、考えさせられた。

10月24日 ダブルにトリプル

2020年10月24日 | 日記
2週間振りの海は、上り潮が通していた。

青味があって、気持ちがスッキリする様な、綺麗な潮になっていた。

時化て船が出せない間、道路から見ていた青い潮は、この上り潮だったようだ。

「今日は、良いかも…しれない」

膨らんでくる期待感に、気持ちがソワソワする。


気になっていたベイト反応も、良い感じで蛇行して居る。



黒木さんに、いきなりガツンと、強いアタリが来た。

竿先が、海面に突き刺さるように、弧を描いている。

「ハガツオですよ」

その引き具合から、塩田さんが判断してアドバイス。

魚が見えてきた。

「ハガツオとヤイトガツオが、ダブルだ」




引きの強い魚のダブルヒットで、今日の釣りはスタートした。


塩田さんにも、アタリが来ている。



良い感じの曲がりだ。



良型の真鯵が、ヒットしてきた。



35センチ超の真鯵が、連続してヒットしてくる。

アタリが来ては外れるが、直ぐに次のアタリが来る。

鯵が大きいのだが、針掛かりは皮一枚と言ったハラハラドキドキが続く。




黒木さんにも、良型の真鯵がヒットしてくる。

ベイト反応も、海底から15メートルくらいの幅がある。

柱になっていたり、固まりになっていたりと、反応が色々と変わっていく。









アタリの正体は、真鯵と分かっているのだが、鯵自体の大きさが災いするのか、針外れも可成りある。

それでも、真鯵のアタリ連発が続いた。



大きなイトヒキアジも、ヒットしてきた。


そんな中、気になっていたのは風の変化。

天気予報では、9時頃には北西の風が強くなってくると、なっている。

「他のポイントに移動します」

風が吹き出す前に、何カ所かのポイントを攻めてみたい。


沖目のポイントに移動。

直ぐに仕掛けを落としていく。

すると、船首の方で「来た」と塩田さんの声がした。

仕掛けを入れて、直ぐに何かがヒットした。

「シーラが寄っている」

見ると、海面にシーラが群れて姿を見せていた。

そのシーラが、塩田さんの仕掛けにヒットしてきた。




「シーラのトリプルヒットだ」

船内に笑い声が湧き上がった。


次に移動したポイントでも、良い感じのベイト反応が出ている。

古い魚礁が崩れているポイントで、その岩が広い範囲に転がっている様に魚探に映る。

塩田さんに強いアタリが来た。



「真鯛かな、ニベの様にも感じるな」

その引きを楽しみながら、ラインを巻き上げ行く。

「見えてきました。ニベですね」




4キロクラスのニベが、上がってきた。

このニベがヒットして「今から、チャンスが来るかな」と、思った頃から真西の風が強く吹き始めた。

「余り長くはやれないかも…」


船を戻して、2度目の流しに入る。

直ぐに、塩田さんにアタリが来た。



竿先を叩く強いアタリ。

「今度は、真鯛ですね」

その引き具合から、真鯛だと判断。

やがて姿が見えてきた。




2キロ弱の、綺麗な真鯛が上がってきた。

「良かった、真鯛が釣れて嬉しいですね」


塩田さんの笑顔に「よっしゃ、まだ行けるかも」と、思ったが…。

西風が強さを増して、岸からの白波が立ち始めた。

ウネリも、段々高くなってきた。

「此処までですかね。引き上げましょうか」


西風が一段と強くなる前に、帰港した。




10月23日 待望の西風

2020年10月24日 | 日記
船着き場に、待望の西風が吹いてきた。

気持ちの上では「もっと強く吹け」と、西風にお願いしたいところだ。

仲間の中に「明日までは、出られんかもよ」と、言っている仲間もいる。

湾岸道路から見ていると、ウネリは残っている。




結構な高さがある、ウネリの様に感じるが…。

「出るだけ出てみて、無理はしないかも…」

お客様と話するときにも、道路から見たウネリの話になる。


船仲間からの情報では「結構な、おおーっと言いたく成るようなウネリ」のようだ。

夕方になって、西風が弱まってきたのが気になる。

それでも、出られない程では無い様子。

「沖に出るのは、無理かな」

「いや、其処までは無いと思いますよ。沖に出ることは出来るでしょう」

沖に出られるなら、入ってみたいポイントがある。




良い感じのベイト反応が、出てくると良いのだが。

最初のポイントは、このベイト反応で決まる様な気がする。


知り合いの漁師さんからは、マギリでアタリが出ている様な話も聞く。

マギリで当たれば、ハガツオかヤイトガツオ、または、サワラ辺りだろうか。


天気予報では、「明日の海上は北西の風がやや強く吹く」様な予報を言っている。

知り合いの中にも「明日は、出てみようかなと、言っている人もいる。

久し振りの出船に、少しだけワクワクする様な、緊張する様な感じ。


潮がどうなっているのか、この事が一番気になる。

10月22日 時化の海と畑

2020年10月23日 | 日記
この雨が過ぎれば、西風が吹いてくる。

天気予報の風予報では、明日からは西風が吹いてきそうだ。

ただし、海上では北よりの風が、やや強く吹いてくるみたい…。

10月に、2週間も船が出せないのは、3年前以来かな。

これまでの手帳を調べてみると、そうなっていた。


湾岸道路に出てみると、やはりウネリが高い。








ここで、波飛沫が上がるときは、沖合は時化ている事が多い。







毎日眺め続けている、大時化の海。

船からの目線だったら、きっと恐怖を覚えるかも知れない。

船仲間からは、「週末は良いかも知れませんね」と、連絡が来る。

お客様からも、同様の週末は天気安定予想の連絡も来る。

天気の安定に、期待したいものだ。



雨が降る中、畑を見に行く。

畑に蒔いた野菜の種がどうなったか、気になっている。




耕したばかりの畝に、小さな芽が出ていた。

レタスや菜っ葉等々の、芽が出ているのは嬉しい。