わさわさ、わさわさ、がやがや、がやがや、ひっきりなしのおしゃべりが続いている。 ただ、寄り集まったそれぞれが、やたらと小さいだけに、よ~~~く耳を澄まさないと、それとは気付かない。 これ幸いと、さらに、どやどや、どやどや、わ~わ~、わ~わ~、それぞれ勝手に長広舌を振るっている。 このところ気温も上がり、暖かな空気が包まれた南側の花台、そこに住まうハナネコノメソウの機嫌がすこぶるよい。開花したのだ。 よく見ると、濃紅だった葯が、しばらくすると白い花粉を纏うことに気がついた。 実は、このハナネコノメソウ、雄性先熟なのだという(赤字の「雄性先熟」をクリックすると、別ウィンドウでWikipediaの「雄性先熟」解説ページが表示される)。ごくごく端折って申し上げると、雄しべが雌しべよりも先に成熟する仕組みをいう。これは、自家受粉を防ぐ仕組みの一つとされる。ほらっ、近親交配って劣性遺伝子を発現しやすいというでしょ。 ハナネコノメソウは東国に多いという。そして、成熟した雄しべの花粉は黄色だとの記述がある。 このネコノメソウは大阪の師匠からの下され物、西国にはシロバナネコノメソウが多いと聞く。そして、こちらの雄しべの花粉は白だという。 ということは、いままでハナネコノメソウと紹介してきたが、シロバナネコノメソウであったのか・・・? ![]() 📷2022年3月3日:クリスマスローズも開花した。
早いものは二年で花をつけるという。猫の額のクリスマスローズは、三年目でやっと花開いた。 残念ながら、昨年は親株も花を付けなかった。クリーム系八重咲きの糸ピコティー、久々の再会である。 ![]() 📷2022年3月3日:ころころとしたつぼみがいくつも見ることができる。
地植えのクリスマスローズ、これが初代のクリーム系八重咲きの糸ピコティーである。 こちらも、今年はつぼみを蓄えている。 ![]() 📷2022年3月3日:多年草だよね。この洋種クモマグサも。猫の額では、いつも一年そうなのだが。
真っ赤な花が印象的である。洋種クモマグサだ。 この花も長いこと付き合ったためしがない。夏越しが叶わないのだ。今年こそ年越しを・・・。 ![]() 📷2022年3月3日:コシノコバイモが、ひょっこりと花芽を見せた。
よりによってこんな端っこから芽生えなくても・・・。 コシノコバイモ(越の小貝母)、どこで咲こうと可憐な姿を見せてくれることだろう。 ![]() 📷2022年3月3日:オキナグサだけに、幼い頃から白髯が目立つようだ!
猫の額では、すっかり古株となってしまった。山野草に手を染めた初期の頃に贖ったクリーム系のオキナグサである。 焦げ茶色というか、濃い赤紫色というか、こちらの系統もかなり殖えたのだが、今年はまだ出てこない。どこへ行ってしまったのだろうか? |