Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

散りぬるを・・・

2022年03月13日 13時25分53秒 | みんなの花図鑑
  📷2022年3月12日:どうだ~ぁと言わんばかりのMさん宅のセツブンソウ。
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 いろは歌、ご存知であろう。
 そう、あの「いろはにほへと ちりぬるを・・・」で始まる、47文字の誦文のことである。

 今日(3/12)、買い物がてら街歩きをした。
 そう言えば、巷間ではホワイトデーが近いとか、それに関連したCFやら、新聞広告やらがやたらと目につく。
 この歳ともなると、関係の薄い事柄ではあるが、形式的にでも頂いたものはお返しておかんといかんだろう、そう思って洋菓子屋によって相応のものを贖い帰途に就いた。

 とある団地に差し掛かったとき、なにやら頭上で「パッカ~ン~~~」とこだましたような気がした。
 春のはしりに聞こえざるものが聞こえた、そう、浅き夢の如きものかもしれないのだが・・・、すぐさま空を見上げてみる。
 そこには、一本の辛夷の木が枝を張り巡らせていた。
 この時期、辛夷のつぼみは、銀色の毛を持つ3枚の萼片で覆われている。そう、あの“もふもふ”の外套でその身を覆っているのだ。
 そして、いま、まさに弾けたばかりかと思えるほどの状態で、もふもふの外套を未練がましく身につけたまま、花びらを広げようかという姿を目にしたのである。
 去り行かんとする冬と浅春とが相克する。
 一足早く花開いたキクザキイチゲが務めを全うし、花びらを落としていく。

 色はにほへど 散りぬるを。

 馨しく、色美しく咲いた花さえ、時が来れば散っていくのだなぁ~。

📷2022年3月12日:落花が語るものとは? 諸行無常!

 浅春とはいえ、季節はゆっくりと進んでいる。小さな庭でも、ここかしこにそんな光景を目にすることが出来る。
 利休草の芽が伸び始めている。イフェイオン・ジェシーが、真っ青な花びらを控え目に開き始めている。
 これが、春のプレリュード!

 📷2022/3/12
 百部ともいう。切り花としても人気だ。
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 📷2022/3/12
 そらっ、そこに、春が忍び寄っている!
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コメント
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