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📷2022年3月11日:軒を貸して母屋を取られるぞ! (クリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
セイヨウサクラソウの鉢に、グランドカバーとしてコゴメイヌノフグリを据えてみた。
おいっ、な~~~に見てんだよ。
目玉を飛び出させて、ガン見された。
此奴、コゴメイヌノフグリである。
小石川植物園から各地に散逸し、いまでは日本各地で目にすることができる野の草だ。
猫の額で繁殖しているのは、入間川河畔から摘んできて3~4年になろうか。
この種族の繁殖力には、暴力的なものがある。
兄弟分のオオイヌノフグリ(星の瞳)にしてからが、ちょいとした空き地を見つけ、一大コロニーを形成する光景はご存知のとおりだと思う。
コゴメでも、そうなのだ。一度、その地が気に入ると、もう手に負えない。
ほらっ、グラウンドカバーのように、一面コゴメだらけとなってしまうのだ。
我が家の裏に展開する藪にも、いつの間にか散逸して大繁殖。
グリーンの絨毯に、真白き星を散りばめたかのような、なかなか見応えのある光景(?)となったことがある。
📷2022年3月11日:おいっ、な~~~に見てんだよ!
坪庭へ目を転ずると、こちらにも暴力的に繁殖している輩がいる。
昨年、ここにはタツタソウの家族が棲んでいた。それが、二色フウリンオダマキかな、すでに長年住み慣れたという風情で葉を茂らせている。此奴は常緑であったのだろうか? そんなはずはないのだが・・・。
左手上部には、ツクシカラマツの一族が棲んでいた。いま萌え出てきた一群は、どうもその葉とは異なるよう。これもオダマキ系かな。
いろいろ世代交代が進んでいるようだ。
📷2022年3月11日:タツタソウは何処へ行ってしまったんだろう?
二年目のクリスマスローズに混じって、ラッパスイセンが順調に花茎を伸ばし始めている。
去年は、この辺り、大分いじってしまい、スイセンの球根も掘り起こされて臍を曲げてしまったか、花は付けなかった。
今年は、きっと咲いてくれることだろう。
📷2022年3月11日:新聞の拡材でもらったラッパスイセンが順調に育っている。
いま、猫の額でも、さまざまな野の花が春の訪れを察知し、今年はどんな具合に咲いてやろうかと思案しながら地表へと顔を出してきている。
スプリング・エフェメラル(猫の額の場合、そのほとんどがニリンソウなのだが)でも、それは例外ではない。
ただ、一つ違うのは、その出現の仕方であろうか。驚く勿れ、彼らは地を割って出てくるのだ。
最初、この光景を目の当たりにしたとき、何が起こったのか不思議でならなかった。
天変地異! カタストロフィー! いつぞや、穴の話をしたが、あれに匹敵するくらいの驚きだった。
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📷2022/3/11 地表に割れ目が走る! (クリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
📷2022/3/11 しばらくすると、先遣隊が顔を出す。 (クリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
手前にはニリンソウの幼葉がわらわらと群がっているのが見える。
割れ目が裂ける。盛り上がる。
しばらくすると、スプリングエフェメラル(ニリンソウ)の幼葉が、したり顔でお出ましになられるという寸法だ。
📷2022年3月12日:時が熟すると、ニリンソウが我勝ちに萌え出すのだ。