猫の額に仮住まいして5、6年になるのではなかろうか。いや、驚くべき繁殖力を発揮する種である。
だからか、至る所に出没する。足があるわけではないので、主の土いじりの乱雑さがたたり、あっちこっちへと意図せずに運ばれるのであろう。
昨日までつぼみの状態を見せていたが、陽気のせいか2~3輪が一挙に花開いた。
入間川河畔から摘んできた。かなり昔のことである。あの頃は、あちこちをブラ散歩し、クワガタソウ属を追っていた。やっと見つけたコゴメイヌノフグリだった。
最初、鉢に幽閉して育てていた。そう、この種も繁殖力が強い。それでも、裏の藪に逸出し、コロニーを作っていた。
そもそも、かつて小石川植物園で栽培していたものが周囲に逸出していまがあるってことだから、この花、逸出の常習者なのかもしれない
もちろん、猫の額でも、早春を告げる野の草の一つとして、そこかしこで咲いているよ。
「おっ、起き上がってきたぞ。」と、昨日(3/15)書いたばかりである。
それなのに、今日、明らかに花びらを平開した。まぁ、何の変哲もないユキワリソウだけど、地植えにして立派に根付いた株だけに感慨は一入だ。
コキンバイ(小金梅)、バラ科ダイコンソウ属の多年草である。一般的な花期は5~6月頃とされているようだ。
それが、今日、一輪だけ花開いた。えっ、五弁花だろ、コキンバイって、梅というだけにね。
明らかに、花びら一枚分が欠けている。逸出したのか?