ハマウツボ科クチナシグサ属の1年草(もしくは2年草)、クチナシグサである。1㎝あるかなしかの小さな唇形の花を付ける。なかなか愛らしい花である。
この付近では、すぐ近くのS台中央公園で見ることができる。だが、「日本のレッドデータ検索システム」によると、埼玉カテゴリーでは「準絶滅危惧種」に該当するようである。
この花を認識してから、もう4~5年になるのではないだろうか。例年、さほど大きなコロニーを作ることなどなかったように思うのだが、今年はかなり大きな叢を形成しているように思う。
ウメガサソウが萌してきたようだ。A坂の森で、この花が生息していることを知ったのはほんの数カ月前のことである。久しぶりに、周回コースをウォーキングした折に結界が張ってあることに気づいた。なんだろうと思い近寄ってみると、小さなプレートがあり「ウメガサソウ」との記述があった。
物の本にはツツジ科イチヤクソウ亜科ウメガサソウ属の常緑草状の小低木とあるが、A坂の森では冬の間ほとんど姿を確認することなどできなかったのだが。
実は、こちらもレッドデータの埼玉カテゴリーでは、「絶滅危惧Ⅱ類」とされているようである。厳重なる結界とご丁寧なプレートは、この故であるかと納得。
すでにつぼみが見えているので、日ならずして咲くのかな。関連サイトなどを拝見すると、一般的に花期は6~7月とあるのだが、この花も季節を違えて咲こうとしている?
この公園、ナラ枯れで見る影もありません。
そんな影響もあるのかもしれませんが、キンラン、ギンランをはじめ、いろいろな植物の数が少なくなったように思います。
ところが、クチナシグサが勢いを増しているように思えてなりません。一過性のことなのかもしれませんが、不思議に思えてなりません。自然の動静はうかがい知れませんね。
虫などはいささか苦手な部類なのですが、野辺の花や花木など、丹念なレポートに関しては興味が尽きません。これからも愛読させていただきます。
コメント、有難うございました。
クチナシグサって初めて見ました。
今まで出会ったことがありません。
ウメガサソウなら、これから高尾に行けば出会えそうですが。
有難う。いつか出会えるかしら?(#^.^#)