Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

なにもなにも、ちひさきものはみなうつくし

2023年04月03日 14時00分21秒 | みんなの花図鑑

📷2023年3月31日
チチブシロカネソウの鉢から萌した芽。
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 昨年末、陸奥の山の花屋から届けてもらったチチブシロカネソウ(秩父白銀草)の鉢から、ナニモノかが二本萌してきた。これは、よい兆しなのだろうか?
 キンポウゲ科チチブシロカネソウ属の多年草で、山地の落葉広葉樹林の林内や林縁に生育するという。
 改めてネットで検索してみると、シロカネソウ属によく似た花が埼玉県の秩父で発見されたことによる命名だとか。
 そう、昨年、大阪の師匠からトウゴクサバノオ(東国鯖の尾:キンポウゲ科シロカネソウ属の多年草)をお送りいただいたのだが、花後に地植えにしたらいつの間にか消滅していた。
 それではと、このチチブシロカネソウを取り寄せた訳だ。

📷2023年4月3日
よくあるグリーンの双葉ではない。ちょっと褐色を帯びている。
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📷2023年4月3日
小さな本葉が萌し始めていた。
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 チチブカネシロソウ、トウゴクサバボウ、いずれも、その葉に特徴がある。天狗の団扇のような形状、いや言い過ぎか、もちろん、それほど鋸歯は激しくはない。鈍鋸歯といえようか。三出複葉だが、一枚一枚は猫の掌といっていいほどの愛らしさを秘めている。
 そこで、昨年のトウゴクサバノオの花後のことを思い出す。確か、この辺に植えたはずだ。そして、消えてはしまったが、種でも孕んでいたのだろう。そうだ、これは、きっとトウゴクサバノオの子葉に違いない、なんて思ったりしている。大事に行く末を見守ろう。

📷2023年4月3日
二年目のユキザサ、小さな花芽が見える。
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📷2023年4月3日
ミノシライトソウの花穂が愛らしい。
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 ユキザサが二年目の春を楽しんでいる。
 ミノシライトソウだって、今年は花穂を何本も上げている。
 いまはまだ目に留まらぬほどの小さな花芽だが、もうしばらくすると・・・。

📷2023年4月3日
不老川河畔で拾ってきた。ヤワゲフウロという。
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 不老川、小さな川だがよく氾濫を繰り返していた。ここ数年、護岸工事が進んでいる。かさ上げしたり、底を浚ったり、土手はコンクリートで固められていく。
 無機的、かつ、味わいのない護岸が出現したが、かつて、そこで見ることができた野の花は消えてしまった。
 その中の一つが猫の額で生き永らえている。ヤワゲフウロだ。フウロソウ科の越年草で、1㎝あるかなしかの桃色の花を付ける。

 鉢から萌した新芽、目が覚めたばかりの子葉、人の目につかぬほどの小さな五弁花
 なにもなにも、ちひさきものはみなうつくし



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2 コメント

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Unknown (丸野康一郎)
2023-04-05 22:29:25
チチブシロカネソウ、秩父地方特産シロカネソウ属シロカネソウ属とは一線を画していますね。日本ではこの1種だけ、ちょっと大きめの清楚な花、他のサバノオやシロカネソウに見られる黄色の花弁がないせいでしょうか、この仲間では一番遅れて咲き始めます。

アズマ。サンイン、トウゴクも見かけより丈夫ですがかまわれるのが嫌いなのか、キチンと実生するより近くの鉢に飛び込むのはお好きなようです。

間違いなくトウゴクですね。😊
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どうもいけません 汗 (Kite.com)
2023-04-07 15:22:45
大雑把なもので、どうもいけません。

丸野さん、ご無沙汰してます。

なんでもかんでもエイヤーっとばかりに、直感的に処置してしまいます。
もっと生育に関する専門書でも読まなければいけませんね。

大方が半日蔭が好ましいとされる山野草、日盛りに出しっぱなしなんてことが度々あります。
そんなこんなで、多年草が一年草として年を越せないなんて経験ばかりしてます。
トウゴク、これはある意味ラッキーな経験でした。僥倖ともいえるかもしれません。
だが、まだまだ安心はできませんね。しっかりと育ってくれるといいのですが。

コメント有難うございましたm(_ _)m
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