あの時の君は、とても愛らしかった。その姿を瞼に浮かべるだけで、胸をときめかせたものである。
ツツジ科スノキ属の常緑小低木であるエゾコケモモなのだが、その年の狭山の夏はことさらに暑く、未熟な山野草の愛好家である僕には酷暑のなかで喘ぐ君のことを護ってあげることが出来なかった。
結局、そのほとんどが土と化し、たった一本だけ、ひょろりとした苗のような株が残ったのみであった。
あれから二年半の歳月が流れた。ただ一本残されたエゾコケモモは、しっかりと枝葉を伸ばし、負けるものかと生きている。
もろともに丸めて廃棄していたらと思うと、ぞっとするね。
📷2022/12/24 矯めつ眇めつ眺めていると、芽らしきものが。 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
📷2022/12/24 鱗片に包まれて春を待つ。 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
目は悪いほうだと思う。若い頃から近眼であるし、乱視も混ざっていた。ご多分に漏れず、五十を間近にして老眼が加わった。
最近の検診では、年相応に白内障の兆しが見えるなどと担当の眼科医は宣う。
それでも、こと植物の小さな変化は見逃さない。ほらっ、鱗片に包まれた芽が萌しているでしょ。花芽だったら嬉しいなぁ~。
今朝、坪庭の掃除をしていたら、ヤマアジサイの裏側で見つけた。葉を落とした藍姫、その樹間から小さな葉が覗いていたのである。
ちょっと見、ヤブコウジ(藪柑子:サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑小低木)かなと思ったので、そそくさと掘り返し鉢にあげてみた。
この辺りには、かなり以前、数本のヤブコウジが生息していた。それが復活したとは思えない。天の恵みか? 鳥さんの仕業か?
カッコウ(郭公)はノビタキ、コヨシキリ、アオジなどの巣に卵を産み付け、そのまま巣立ちまで面倒を見させるという。
季節の移ろいとともにイワチドリは地上部が枯れ、これ幸いとアケボノソウは一層青みを増していく。これって、カッコウの托卵ってことか。う~んっ、軒を借りて母屋を乗っ取るってことか。
根室地方の高山帯に自生するというネムロコザクラである。草丈10~20cmほどの小さなサクラソウの仲間、ユキワリコザクラとも言うらしい。
つぼみだけがちょこんと顔を出す、茶目っ気たっぷりの花のようだ。
さきほど眼の話をした。そう、あまり状態はよくないのだが、されど植物の小さな変化は見逃さない 笑
八重咲きカナダケシ、八重咲きサンギナリア・カナデンシスともいうケシ科サンギナリア属の多年草である。
こちらは秋田の花友さんが送ってくださった。実は、二度目の送付品。一度目は夏を越せずに潰えてしまった。今回はようやくにして夏を越し、いま年を越えようとしている。
もし、もしだよ、来春ほころぶとすると、次のような花が咲くんだがなぁ~。どう、ときめかない?
エゾエンゴサク、エゾゴゼンタチバナ、トガクシショウマ、ツルアリドオシ、ネムロコザクラ、チチブシロカネソウ、セリバオウレン、フクジュソウなどですが、まぁ、1/4ほども残ってくれれば御の字なんて思って。
丸野さん、もっとハードル下げたほうがいいでしょうか? 1/5とか、1/6とか。
坪庭、春先だけは賑やかになります。そう、ニリンソウが大半ですが、増えて増えて壮観です。
僕には、やはりこのくらいのレベルがちょうどいいのかもしれません。
昨年、坪庭に地植えをしたキクザキイチゲ、今年ちゃんと発芽してくれうでしょうか。
春はキンポウゲ科のオンパレードです。待ち遠しい季節ですね。
例え一茎でも生き続けてる、環境に馴化したのかもですね。寒冷地仕様のものは花を付けても結実させるのは甚だ難関と思います。白馬で買った1粒クロマメの木1年持たずに★になった苦い思い出があります。
2年通った畳平ではアオノツガザクラ、ジムカデがベル型の気品あふれる姿見せてくれました。常緑矮性低木何時かはと思い続けて来ましたが知り合いから谷地坊主を譲っていただく機会に恵まれました。
今は休眠期ですが春になるとスゲの化け物のような姿に変身するようです。既にヒメシャクナゲが早春の準備中です。濡れ手に粟以外の何物でもありません。調子に乗って西別コケモモ植え付けました。(ツツジ科のもの弱アルカリ性を好むことあり得ませんね。)ついでにモウセンゴケもと思っています。アケボノソウ順調そうですね。2年目夏過ぎたある日突然元気がなくなりあれよあれよという間に★に、雨後直射日光が株元にあたり煮えたようでこちらの管理不足です。鉢植えなら小造りでも楽しめますね。サンギナリア以前から興味ありましたが多分無理だろうと思い断念しました。熊谷、深谷あたりでイワウチワを3年続けて咲かせたら名人級とか、サンギナリアも咲かせ続け増殖させてください。期待しております。月山八合目亜弥陀ヶ原の池塘でヒナザクラが目に焼き付いています。小さなサクラソウ、トチナイソウ、ツマトリソウ、ユキワリ、ハクサンコザクラ、~可愛らしいですね。四国にも自生するというイワザクラ春まだ遠し~
丸野さん、こんばんは。
伊予は伊予でも個人ではなく、こちらは法人のほうです。
法人の通販屋とはちょっとひと悶着ありまして、いまではここからは取り寄せてません。
北海道のY園芸とか、岩手のS館山◯花屋などから取り寄せてます。
買っては枯らし、勝手は枯らしして、一向に技量は向上しないようです 💦
師匠、ご教示の程を<(_ _)>
こんばんは。昨朝コメしたツモリでしたが、、認証コード?送信時打ちこまずでした。よくあることです。
1.エゾコケモモ、四国からとのことですが伊予からのお越し入れですか?どちらでもいいことですね。
しいちゃん、いろいろと忙しそうですね。
その上、山野草たちのお世話も完璧。凄いですね!
そう、少なくても年間15点ほど新規参入がありますが、5点も残ればいいほうかな。
さらに、年ごとに消えていってしまうモノたちもいて、定着率はかなり低いということに。
一向に上手くなれません。厳しい現実に打ちのめされています。
それでも、飽くことなく水遣りに励み、花がらを摘み、たまには液肥を施しているというわけで。
冬、つらいですね。荒涼とした庭を眺めるのは。
まぁ、この雌伏の期間があればこそ、植物たちとの交わりに喜びを見いだせるということなのでしょうね。
いろいろとご教示していただけると助かります。
相変わらず難しい山野草達が元気ですね。
今は耐えて春を待つ子達ばかりですが、
同じように土をのぞき込んで、花芽を見つけてワクワクしています。
八重咲きのカナダゲシ来春はご自分でのお手柄を楽しみにしています(^_-)-☆
私もきっと良いご報告できるよう頑張りますね!!
いやお花に頑張ってもらいます・・。