Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

オキナグサが立ち上がった!?

2022年03月25日 19時53分54秒 | みんなの花図鑑
  📷2022年3月25日:オキナグサがつぼみを結んでいた。
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 ウーパールーパーかい?
 いや、エリマキトカゲにも似ている。

 かつて、お茶の間の寵児とまで言われた両生類や爬虫類なのだが、令和に生きる、いまの若ものはご存じないだろう。
 もちろん、この子、ウーパールーパーでも、エリマキトカゲでもない。
 猫の額のベランダ脇に位置する小庭、そこに生息するオキナグサである。
 ひと頃、この辺りに一大コロニーを作っていたのだが、猫の額の庵主とやらがやたらと掘り返してしまい、コロニーは破壊されてしまった。
 それでも、ここから新たな繁栄の始まりを企図したかのごとく、残された者どもが立ち上がったようである。
 さぁ、進撃の始まりだ!

 そう、そう、あのヒメウズが小庭のあちこちで勃興している。
 次の一枚は、鰻の寝床状の小庭の一群だが、明らかにほころんだようである。
 さらに、その下の一枚は、坪庭の一派だが、こちらも何食わぬ顔でせっせとコロニーを拡張している。

📷2022年3月25日:最初に花開いたヒメウズが、周囲の草花の注目を浴びている。

📷2022年3月25日:こう見ると、なかなかいい風情なのだが、どうしてどうして、その繁殖力には驚かされる。

 午前中、ちょっとブラ散歩してきた。
 各地で開花が報じられている桜、当地の状況はどうなのか気になったからである。
 ほころびが目立ち始めたようだ。
 
📷2022年3月25日:近くの小・中学校の間に両校を仕切るように小路が通っている。その一段高くなった校庭のフェンス沿いに咲く桜だ。

 いつものS台中央公園にも寄ってみた。
 先般の日記でも記述したが、市内各所でナラ枯れが報じられている。この公園も、例外ではない。その切り株が、いかにも物悲しい。

📷2022年3月25日:ナラ枯れによる伐採の跡か。

 たった一輪だけ咲いていた、小さなスミレが、そんな心を慰めてくれることだってあるのだよ。

📷2022年3月25日:小さな花が、ゲームチャンジャーになることだってある!

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今日、ふたたび、多聞院へ ~山野草を探しに!~

2022年03月24日 15時45分10秒 | みんなの花図鑑
  📷2022年3月24日:サクラ サク
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 桜なのだろうと思う。
 寺務所の前に鎮座していた。
 桜には疎いほうだ。いや、桜も疎いと言ったほうが正確な表現だろう。
 他に、これと言って得手なジャンルがあるわけではないので 汗
 たた、わかることは枝垂れ桜を盆栽(風)に仕立ててあるといったことくらいか。

 当然、枝垂れ桜という品種があるわけではないことくらい推察できるが、どんな品種があるのかまでは窺い知れない。

 気になってググってみると、紅枝垂(ベニシダレ)、八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)、糸枝垂(イトシダレ)、清澄枝垂(キヨスミシダレ)、枝垂山桜(シダレヤマザクラ)、吉野枝垂(ヨシノシダレ)などがあるとのこと。う~んっ、どれが、どんな姿をしているかなど想像だにできない。
 さて、では寺務所に飾られたこの枝垂れは、一体どちら様で・・・?

 あっ、今日は桜談義をするためにこの日記を書こうとしているわけではない。所沢市にある多聞院を再訪し、いま、咲いている山野草を撮ろうと言うのだ。
 時期ともなれば、クマガイソウやシラネアオイが咲き誇るメインの庭園、さて、どんな具合だろうか。
 まず目についたのは、ちょっと彼方に群れる八重咲きの白い花、八重咲きキクザキイチゲだという。

📷2022年3月24日:一重とはだいぶ印象が異なる。なかなか派手やかな装いではないか。

 一緒に写り込んでいるのはカタクリだが、花の盛りを過ぎた印象。
 どこかに撮り頃のカタクリはないかと探していると、苔むした庭石のセンターにちょこんと鎮座していた。
 あの猫好き写真家の岩合さんじゃないけれど、「いい子だね~。いい子だね~。」と口ずさみながら撮っている自分に気づいた 笑

📷2022年3月24日:「いい子だね~。いい子だね~。」と口ずさみながら撮っている自分に気づいた 笑

 なんと、猫、そこにいるじゃないか!
 大勢のヒトリシズカを傅かせ、しゃんと背筋を伸ばし、遠い彼方を見据えている。

📷2022年3月24日:ヒトリシズカが大勢で「春よ、来い」と唄ってた。

 ユキワリソウもそこかしこに咲いていた。
 この子は千重咲きとかいうやつかな。もう少し早く訪れていれば、もっと艶やかだったんだろうね。

📷2022年3月24日:猫の額のユキワリソウは今年も不発。どうしても懐いてくれないようだ。

 ユキワリソウから視線を外し、庭園の奥を見やる。
 いつか見た懐かしい葉姿が数本、淡い日を浴びていた。
 まだいつ開くとも知れぬ小さなつぼみを抱いて、このシラネアオイのひと群れだけが先駆けていまの季節を感じていた。

📷2022年3月24日:上手く撮れない言い訳*結界が此岸と彼岸を隔てている。対象とは距離もあるし、角度も悪い 笑

 牡丹の寺とも呼ばれる多門院、その盛期となる5月まで、いろいろな山野草が順を追って咲いていく。
 そういう意味では、まだまだ走りの時期なのだろう。一再ならず、足を伸ばすことになりそうだ。
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猫の額の野草やら、智光山公園の花たちのいま

2022年03月22日 14時46分39秒 | みんなの花図鑑
  📷2022年3月21日:ツルボの葉陰でヒメウズが・・・。
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 暖かな日差しが途絶え、一転しての氷雨が軒を打つ。
 寒の戻りなのか、現在外気温は5度に満たず、時間とともに下がり、みぞれの予報も出ている。
 この寒さのためか、電力需要の逼迫が懸念され、東電管内には、全国で初めての「電力需給逼迫警報」が発令された。
 只今、室温は18度、エアコンは付けず、石油ストーブも焚くことなく、炬燵に潜り込んで日記を書いている。
 11時11分、窓の外に目をやると、予報通り、みぞれが裏藪の枯れ草の上に、絶え間なく軟着陸を繰り返していた。

 昨日(3/21)、ベランダ横の鰻の寝床状の小庭でのこと、ヒメウズがほんの少しほころんでいるのを発見した。
 バーコード状に伸びたツルボの葉、ちらっと小さな白い点が揺らめいた。
 葉陰に隠れて気付かなかったが、こんなところにもヒメウズが進出していたのだ。
 武力を持っての越境は許しがたいが、こんな花たちの展延であれば大歓迎だよ。

 ベランダから一段低い位置にある小庭、その一番ベランダ寄り、コンクリートに寄り掛かるように野の草が芽吹いていた。
 お~っ、これはコゴメイヌノフグリであろうかなどと、あまり気にもとめず、萌え立つままに任せていた。しかし、コゴメであれば地面を這うように広がっていくのだが、この一群はとても姿勢よく直立したままである。
 どうも、かつて路傍で摘み取り、裏の藪に勝手に移植して楽しんでいたタチイヌノフグリ(オオバコ科クワガタソウ属)が、いつの間にか忍んで来ていたようだ。
 ミクロなつぼみが一つ、二つ見えるようだが、ほころぶのはまだ先のことだろう。紛うことなくタチイヌであったならば、開花の際には是非ともご覧頂きたい。

📷2022年3月21日:タチイヌノフグリ(立犬の陰嚢)と思われる一群が繁茂していた。

 さて、この先、どうストーリーを展開しようか?
 そうだ! 19日に智光山公園で家人とコンビニ・ランチをしてきたのだが、その折のストックがいく葉かあったはずだ。
 薬草園では、たった一株だけカタクリが咲いていた。その他に兆した痕跡は見つからないので、不思議だなぁ~と思いながらシャッターを押した。

📷2022年3月19日:もう、盛りは過ぎたようだね。来年は、もっと仲間を連れておいでよ。

 薬草園の一角には、2~3本、キブシも植えられている。
 いまだほころぶに至らずといった風であるが、淡黄色の花の連なりが垂れ下がり、いく筋も風に揺れる様はなかなか面白い。

📷2022年3月19日:花木とは言え、気に留める人はあまりいない。

 木道の方にも行ってみたが、まだ春の扉は閉ざされたままのようであった。
 小川の畔にムラサキハナナ(オオアラセイトウ:アブラナ科オオアラセイトウ属)だけが、一身に日を浴びて憩うていた。

📷2022年3月19日:上記以外でも、ショカツサイ、ハナダイコンなど、複数の名前を持つ。

 花木園もちょっと覗いてみる。
 夜半の雨に打たれたオガタマノキ(招霊の木:モクレン科オガタマノキ属)、花びらがまだ萎れてたまま、せっかくの容色が台無しだ。
 
📷2022年3月19日:オガタマノキは神が宿る木。

 雨など何するものぞと、凛とした佇まいを崩さないベニワビスケ。
 かく在りたいと思うのだが、ただただ無為に齢を重ねるのみ。慚愧、慚愧。
 茶花の女王とさえ言われる侘助。開ききらない筒咲きの形状が、なんとも不思議な余韻を与えてくれる。

📷2022年3月19日:茶花の女王とさえ言われる椿。開ききらない筒咲きの形状が、なんとも不思議な余韻を与える。

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小さな森での出会い

2022年03月21日 15時38分25秒 | みんなの花図鑑
  📷2022年3月21日:路傍でクサイチゴとの出会いがあった。
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 クサイチゴが咲いていた。平野の森へと続く小道を歩いているとき、路傍でこの落葉小低木に出会ったのである。
 そう、クサと名乗っているが、実は、木本なのである。所属は、バラ科キイチゴ属となる。まぁ、本州から九州の山野で、ふつうに目にすることの出来るキイチゴだ。
 ご覧の通り、花もなかなかのものだが、その実だって捨てたもんじゃない、って話だ。

 いつもペットボトルを携え、ウォーキングに興じるという方がいる。

  📷2022年3月20日:ビビットなイエローコーデが印象的。
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 普通じゃないか、水分補給は大事だからね、って、それはそうなのだが、この方の脳裡には、それだけじゃない別の理由もあったようで・・・。

「散歩してるとね、いろいろな実やら、野草やらに出会うやろ。それっ、摘んで食べてみるんよ。
 とは言うものの、路傍で出会ぉたやつやさかい、ばっちいやろ。せやさかい、水持ち歩いてねん。」


 そう、捨てたもんじゃないと記述したのは、この御人からの又聞きなのである。
 ただね、一度だけ、真似して口に放り込んだことがある。え~~~とっ、決してまずくはないが、あえて食わなくてもいいような気がした。

 北側の小さな出入り口から平野の森へと分け入る。
 入ってすぐ、キケマンに出会った。
 ケシ科キケマン属の越年草で、ビビットなイエローコーデが否が応でも人の目を惹く。
 この装いには、どんな意味が込められているのだろう。

📷2022年3月21日:この色に誘われて、いま、ここに立っている!

 あるTV番組で、森と林の違いについて語り合っていた。大雑把に言うと、次のような意見が支配的であった。

「森と林の違いはその規模ではなく、自然のまま、手が入らない状態が森、人の手が加わったものが林」

 どうだろう? 本当に大雑把だな。そこで、森林・林業学習館(https://www.shinrin-ringyou.com/)さんの扉を叩いてみた。すると、次のような説明が付されていた。

「森は木が鬱蒼(うっそう)と茂って、盛り上がっている「様相」を表し、林は、同じような樹木(樹種や樹齢、樹高などが同じような樹木)が集まっている「場所」を表している」

 果たして、この平野の森は、森なのであろうか、林なのであろうか。
 そんな事を考えながら歩いていたら、ウグイスカグラに通せんぼされた。

📷2022年3月21日:なんとまぁ、色鮮やかな鶯であることよ。

 こんなに愛らしい花に道を塞がれるなんて嬉しい限りだが、もう少し先にジジババが待っている。今日あたり、すでに花開いているであろうに、一早く確認しに行かねば。

📷2022年3月21日:今年も会えたね! 控え目なその美しさが見る人を魅了する。

 ご存知の通り、ラン科シュンラン属(シンビジウム属)のシュンラン(春蘭)だ。
 この花、翁媼とは言いながら、シャイなのかな。横を向いて素知らぬ風。
 いや、いや、そうでもなさそうだ。正面から撮り直そうと思ったら、ひょいともうお一方もフレームイン。華やぎのあるジジババの揃い踏みとなった次第。

📷2022年3月21日:今春は株も大きくなり、花つきもいいようだ。

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オダマキ属か? カラマツソウ属か? ヒメウズ属か?

2022年03月20日 15時26分25秒 | みんなの花図鑑
  📷2022年3月20日:ヒメウズの花部自体はとても小さく、せいぜい5~6mm。
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 2022年3月12日に、「地が割れる? その原因はスプリング・エフェメラル!?」という日記を書いた。
 その写真の一枚には、「タツタソウは何処へ行ってしまったんだろう?」というキャプションを添えてあったのだが・・・。

 何度も申し上げるが、猫の額の庵主が営む坪庭は、その名の示す通り、とても狭小だ。
 その上、どこに何が植えてあったかなどお構いなしに、鉢植えで調子が悪かったり、増え過ぎて困ってしまった植物など、いま空いている所にズボッと植え込んでしまうという暴挙に出る。
 今年見る庭は、去年見た庭とは印象の異なるものとなってしまうのには、こんな理由も秘められている。

 さて、その写真には、フウリンオダマキか、ツクシカラマツかは判然としないが、ある一群がタツタソウを植えてあったであろうところを占拠してしまった旨の文章を添えてあった。
 実は、今日、その花の正体がやっと判ったのである。同じキンポウゲ科ではあるが、どうもオダマキ属やカラマツソウ属ではなく、ヒメウズ属のヒメウズのようなのだ。
 このヒメウズであるが、昨年、大阪八尾に住まいする変化朝顔の御師さんに種を頂戴し、鉢植えやら地植えにして楽しんだ。
 その名の通り、ひょろっとした弱々しい株であったので、これほど立派に繁茂するとは思わなかったところによる錯誤が原因なのかな。

📷2022年3月20日:ヒメウズの根出葉は1回3出複葉、小葉は2~3に裂け、さらに裂けることもある。

 いまだに消息不明であったタツタソウであるが、件のヒメウズの葉をひょいとめくってみると、昨年ほどではないが、ちょろちょろと萌え出てはいるようだ。

📷2022年3月17日:タツタソウは、ヒメウズの葉のベッドの中でまどろんでいた。

 クリスマスローズは下向きで、直向きに咲く姿が印象的だ。
 ところが、地植えにしてしまうと、撮影に困惑すること頻りである。
 まぁ、それでもなんとかして撮ろうと試み、低く、低く、かがみ込むが、なかなか美々しく撮ることは叶わない。

📷2022年3月20日:いつかはよりよいアングルを見つけ出し、きっちりと撮ってあげるよ。

 トウゴクサバノオ(東国鯖の尾)が咲き進んでいる。二輪、三輪と、咲き進んでいる。
 一時は、ひょろとして枯れ果てるかと思っていたが、思いの外、芯の強い花であることよ。

📷2022年3月20日:一つでもいい。鯖の尾を育んで欲しいものだなぁ~。

 猫の額のショウマの仲間もご紹介しておこうかな。
 つんと一本ナチアワモリショウマ(那智泡盛升麻)、先遣隊として世情を窺いに萌え出たようだ。
 芽ぐみ始めて数日たったベニバナショウマ(紅花升麻)、この子たちは幼少の頃からアントシアニンに塗れているようだ。
 
 📷2022/3/20
 白い穂が印象的な矮小性の升麻である。
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 📷2022/3/20
 季節ともなると、赤い穂が林立する。
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