Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

雨の日の所在なさを いま咲いている花で紛らす

2022年10月24日 13時58分00秒 | みんなの花図鑑

   📷2022年10月24日:ベランダのヒメノコンギクと遊ぶ。

   📷2022年10月24日:二年目のヒメノコンギク、たくさんのつぼみを付けてくれた。

「EFレンズ ズームレンズ 望遠 EF90-300mm F4.5-5.6 USM」を引っぱり出してきた。発売年月日は、2002年(平成14年)9月となっている。
 同年に発売された「EOS Kiss 5」というフィルムカメラを買ったときに同梱されていたもの。なんと、あれから20年の時が経過したわけか。
 今日は無聊を慰めるため、EOS Kiss X70に「EFレンズ ズームレンズ 望遠 EF90-300mm F4.5-5.6 USM」を付けて撮ってみた。
 やはり、なかなか難しいなぁ~。

   📷2022年10月24日:ミヤマハンショウヅルの痩果。

 二つ、三つと、飽くことなく痩果を作り続けている。しっかりとした実が確認出来たら、蒔いてみようかな。

   📷2022年10月24日:この時期、被写体が限られてくる。今日も、キバナホトトギスとシロバナホトトギスを撮った。

 まだ、雨が降り続いている。明日から1週間ほど、20度に満たない日が續くという。
 早く膨らまないと、つぼみがつぼみのまま終ってしまいそうだ。もっと光を! そして、もっと日差しを!

   📷2022年10月24日:左手にセンブリ、中央奥にはヒメシャガ、手前にヒメノコンギク、右の方にはタンチョウソウ等々。

   📷2022年10月24日:だいぶ毛虫にやられていたが、どうやら持ち直した感のあるヒメノコンギク。

   📷2022年10月24日:鉢物が増えて扱いに困ると地植えにしてしまう。このリキュウソウもその口だ。

 こちらは坪庭組である。連日撮っていたセンブリだが、こんな天候じゃ花を開くことはない。
 中央辺り、鉢物から株分けしたヒメノコンギクにもつぼみが目立ってきたようだ。
 リキュウソウが傾いでいる。つる性植物なので、年を越せたら、なにか支えになるものをお側に添わせてあげようか。


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咲くことを諦めない花たち

2022年10月22日 14時45分00秒 | みんなの花図鑑

   📷2022年10月22日:マツムラソウは、まだ咲き続けるつもりのようだね。

 もう、10月も下旬となってしまった。色なき風ばかりか、冬を告げる気嵐(けあらし)までもが報告されている。
 マツムラソウ(イワタバコ科マツムラソウ属の常緑の多年草)、花期は7月から10月ころまでとされているから、はや終盤を迎えている。
 それでも、つぼみを蓄えて、咲くことを諦めない株もある。
 
   📷2022年10月22日:変化朝顔の牡丹咲きなのだが、霜月を目前にしてなお咲き続けている。

 葉を落とし、種を蓄えながらも、まだ花をほころばせている。
 これが今年最後の花かもしれないが、潰えるまで見届けることにしようか。

   📷2022年10月22日:キバナホトトギス(左)とシロバナホトトギス(右)である。やっとつぼみが膨らんできた。

 つどいの里・八ヶ岳山野草園から取り寄せた三種のうちの二種である。夏咲きとされている玉川ホトトギスは、すでに8月に花を終え、いまは根茎に養分を蓄えるべく静かに日の光を浴びてくつろいでいる。大方のホトトギスも、もはや花を落とすころではないだろうか。
 それなのに、この二種は、いまからさらにつぼみを膨らませ、咲き切ろうとしている。
 こんな状態で、萎れていったつぼみを数多く見てきている。咲き切れずに萎れていったつぼみを。
 だからこそ思う。咲ききってほしいと。

   📷2022年10月21日:いま、咲くことに専心する!

   📷2022年10月21日:一意専心に咲く。

 同じステージに置かれていても、いまだ開花を見ない花もあれば、一心に咲こうとする花もある。
 咲くことに没頭している花は、美しくもあり、健気でさえもあるね。


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実生二年目にしてムラサキ(?) センブリほころぶ

2022年10月21日 16時04分32秒 | みんなの花図鑑

ムラサキに(?)が付いている訳とは!? ~「センブリの種」入れ替わり事件の謎~

  📷2022年10月21日:実生二年目にしてムラサキ(?)センブリが咲く。
  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)
 おや、おや、なんとも珍妙なタイトルであることよ(いろいろな意味を込めて)。
 ムラサキ(?)センブリは、リンドウ科センブリ属の二年生草本である。
 同属のセンブリ(リンドウ科センブリ属に分類される二年草の一種)とは異なり、その名の通り、紫色の花を付ける。
 二年生の草本だからして、なにも「実生二年目にして・・・」などと断る必要もなかろうに、と言う訳である。
 ちょっとお待ち頂きたい。あえて断ったのには訳がある。このセンブリを播種したのは、2021年2月頃のことだった。
 そう、だから、今年、2022年に咲いて何らおかしなことはないのだが、実は、おかしなことが2021年に起こったのである。
 播種した中から、何を思ったか5本ほどがにょきにょきと伸び出して直立し、側枝を出してつぼみを付け、その年の11月1日 (クリックするとKite.comの「そだレポ:ムラサキセンブリとのひととせ」のページが別ウィンドウで表示されます)に花開いたのである。
 そう、そう、なかにはおちょこちょいがいてその年のうちに咲き出す奴がいるとは聞いていた。
 だが、猫の額でそれを目撃することができるなんて、ついぞ思わなかった。ラッキーだったね。
 と言う訳で、この子たちがまっとうな(?)実生二年生草本のムラサキ(?)センブリと言う訳なのである。

 と、ここまで書いてきて、画像をもう一度見直している。なんとなく、違和感を感じるのだ。
 花の色が、昨年開花したムラサキセンブリとは大きく異なる。。。
 種は、大阪の山野草の師匠から頂戴した。確か、二回に分けて・・・。

   📷2022年10月21日:確かに、内花被(花弁)の基部に2個の蜜腺溝がある。

 ここで、いつもの松江の花図鑑さんのセンブリ項目の記述を思い出した。

「基部に2個の蜜腺溝があり、長毛がある。」

 記述の通り、画像には2個の蜜腺溝と長毛が認められた。おい、おい、いまのいままでムラサキセンブリだと思って書いてきたが、これは、まさかのセンブリじゃないか!
 去年はムラサキセンブリが咲き、今年はセンブリが咲いた。一年経つとムラサキセンブリがセンブリに化けるのか? そんなはずはない。あるいは、2つの種を仕込んだ大阪の師匠のギミックだったとか? すっかりムラサキセンブリだと思っていたので、いま、大慌てて改稿している 笑

   📷2022年10月20日:実は、昨日(10/20)開花を確認した。本株ではなく、丈の短い側枝が先に咲き出した。

   📷2022年10月21日:今日(21日)ほころんだこの子も、草丈の短い側枝の方。

   📷2022年10月21日:同時刻に撮った本枝の頭頂部の花たち。

 直立した苗の、上部に付いている数個のつぼみばかり見ていた。当然、上の方が先に咲くものと思って。
 ところが、地面に張り付くように伸びていた丈の短い側枝(?)のつぼみが先に開いたのである。それが、10月20日のこと。

「意表を突く」という言葉がある。デジタル大辞泉には、「相手の予期しないことをする。」とある。
「去年ムラサキセンブリが咲いたから、今年も・・・」、「きっと、この頭頂部から咲くよね。」、なんて予断を持ってしまうと、ヒト属の思考はムラサキセンブリという名にとらわれ、その視線は頭頂部ばかりに集中してしまう傾向がある。物の全体像が見えなくなってしまう訳だ。
 これって、ある種のアンコンシャス・バイアス(unconscious bias)ってことかもしれないね。無意識を意味するUnconsciousと、バイアス・偏見・先入観などを意味するBiasを組み合わせた造語とされ、自分では気づかずに、ついついやってしまう偏ったものの見方のことを指すのだとか。
 結局、モノを見えなくさせているのは、自分自身の裡に潜む思い込みや偏見ってことなのかもしれないね。

   📷2022年10月21日:三本のセンブリが暮らす坪庭。

 坪庭の中央には石燈籠が据えてある。その裾に、三本のセンブリが息づいている。
 左端、ナチアワモリショウマの前に1本、ヒメノコンギクの株が中央で途絶えるがその辺りに1本、そして、その右側に1本といった具合だ。
 右端のムラサキセンブリの裾には、やはり二年草のリンドウ科センブリ属アケボノソウの1年苗が時が至るのをひたすら待っている。こちらは、昨年苗を通販し、花を鑑賞したのち種を採取し、その後播種したものだ。
 来年はセンブリの花にはお目にかかれないことだろう。その代わり、猫の額のあちこちに蒔いたアケボノソウが一斉に開花すると思って楽しみにしている。上手く年を越してくれるといいのだが。

   📷2022年10月21日:蔓延るよね、このカナムグラも。

 鉢植えのヒメノコンギクが咲き出している。もう少し濃い紫だと思っていたが、かなり薄めだ。
 この子が咲き進むうちには、シロバナホトトギスやキバナホトトギスなども咲くことだろう。秋の花は、まだまだこれからが見ごろだ。

 しかし、センブリに関しては、もやもや感が残るなぁ~。。。



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入間川河畔の野の草を撮る

2022年10月20日 14時55分00秒 | みんなの花図鑑

  📷2022年10月18日:アレチウリの雄花とイトカメムシ
  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)
 今日(10/18)も、いつものクリニック周辺をせっせと歩く。
 そう、家人の診療時間中はフリーとなるので、この日は、入間川河畔を一所懸命歩く。
 僕まで足弱になってしまったら、炊事・洗濯・掃除など、誰がやるんだとばかりに自分に言い聞かせ、すき間時間を見つけはてせっせせっせと歩く。

 いつもの稲荷山公園北斜面はR16号を挟んで東側に位置し、その西側を入間川が寄り添うように流れている。
 浄水場の辺りから土手に出て、田島屋堰の辺りから広瀬橋方面へとブラ散歩し、クリニックに戻ろうというもの。
 そう、そう、すぐ近くには、清水冠者義高を祭神として祀った清水八幡宮がある。あの鎌倉殿で、歌舞伎俳優・市川染五郎が演じて話題となったことはまだ記憶に新しいところが、その源義高が追討使の一人、藤内光澄(とうない みつずみ)によって討たれた地が入間川八丁の渡し付近とされる。創建された当時はかなり大きな神域があったそうだが、以後の大洪水にて流失後現在の地に再建されたという。

 土手に上がると、アレチウリ(荒れ地瓜:ウリ科アレチウリ属の一年草)の大繁殖が眼前に広がる。久しぶりに撮ってみようかとしゃがみ込み、ファインダー越しに雄花を捉える。
 おやっ、カトンボかな? いや、Google Lensに問うと、「イトカメムシ」だという。こんな細長いカメムシがいようとは、夢にも思わなかったよ。神の悪戯か?

   📷2022年10月18日:明治時代に資産家の田島菊次郎が造ったとされる田島屋堰。

   📷2022年10月18日:hanatyan、今度は大丈夫だと思います。桃色のママコノシリヌグイですね。棘もありました。

   📷2022年10月18日:羽を痛めたベニシジミが体を厭うように羽を休めていた。

 田島屋堰の辺りでいく枚か撮る。ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い:タデ科イヌタデ属の一年草)は触るだに痛々しそうである。自然界には不要なものなどないとは言うが、おのが身を護るという自衛を主眼とした変容なのかな?
 ただ一頭のベニシジミ、羽を痛めた蝶の末路とはどのようなものか、想像するだに哀れをさそう。

   📷2022年10月18日:シャクチリソバが川風に揺蕩う。

   📷2022年10月18日:蔓延るよね、このカナムグラも。

 水辺にシャクチリソバ(赤地利蕎麦:タデ科ソバ属の多年草)は付き物なのか? とにかく、辺り一面このソバが席巻している。
 ホップの近縁種とされるカナムグラ(鉄葎:アサ科カラハナソウ属の一年草)も、土手には付き物のようだ。

   📷2022年10月18日:ミゾソバとの出会いは、いつも水辺のそばだった。

   📷2022年10月18日:つぼみの頭頂部、うっすらと桃色に染める。恥ずかしがり屋なのかしらん。

   📷2022年10月18日:いわゆる爪覆輪の色が桃色ってことのようだ。

 今年も、ミゾソバらしき個体には会っている。だけど、しみじみとと面と向かって語り合ったのは初めてだった。
 何を考え、どんな風景を見ていたのか? 共通のプロトコルを持ち合わせていなかったので、その点に関しては謎である。

 しかし、この河畔の景色を共に見ていたことだけは確かだ。
 田島屋堰辺りは川幅一杯に満々と水を湛え、静かに魚道へと水を落としていく。魚にやさしい堰は、鳥たちにも優しい堰となっているようだ。この日はあまり見られなかったが、サギの仲間やカモの仲間、チドリやクイナの仲間まで数多くの水鳥を観察できる。
 ミゾソバも、そんな豊かな自然の一齣をつぶさに観察していたことだろう。

   📷2022年10月18日:川に身を乗り出すように咲いているミゾソバ。

   📷2022年10月18日:ほら、爪の色が薄いでしょ。

 桃色の濃いミゾソバを見たところからほんの少し上流、ここのミゾソバは桃色の度合いがかなり薄い。白花と言ってもいいほどだ。同じ個体から派生した種ではないのかね。

   📷2022年10月18日:河原に取り付けられた遊歩道にもシャクチリソバが。

 画像左側に広瀬橋が見えている。そう、赤い橋桁の橋だ。この辺りから一般道へ出る。
 シャクチリソバが名残惜しそうに手を振っている。僕も手を振って再会を約しつつ入間川河畔を後にした。


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こぼれ落ちた秋、見つけた!

2022年10月19日 16時35分00秒 | みんなの花図鑑

   📷2022年10月19日:熟して落ちたギンナンがそこここに落ちていた。

 朝早くこの辺りを通ると、ゴミバサミを手にギンナンを拾っている人に出会う。
 こぼれて落ちた季節の恵み、その恩恵にあずかろうと集う人々、路傍では秋を象徴する様々な光景を見て取ることができる。

   📷2022年10月19日:見上げてごらん。夜の星じゃないよ。樹上の実を。

 この小径でギンナンを摘む人々は夢中で路面をにらみ、俯きながら視線を左右に飛ばしている。そう、決して上を見ることはないのだ。
 樹上には、まだ熟しきらずに枝にしがみつく数多の実がたわわに実っているというのに。
 木を見て森を見ずというが、路上の実を見つけ出すことに専心するがゆえに、木を見ることを知らぬ。う~ん、人の世の縮図を見るかのようだよ。

   📷2022年10月19日:旨そうなキノコだなぁ~!

 いつもの公園のとある樹下に、名も知らぬキノコが、「食えるものなら食ってみろ!」とばかりに、にょきにょきと頭をもたげていた。
 キノコと言えば秋を象徴する恵みの一つだが、「わからない野草、知らない野草は絶対に口にしない!」っていう岡本信人氏の箴言を無下にもできず、摘まずに迂回。
 そういえば、この林にも「カエンタケに注意!」の看板が出ていたっけ。

   📷2022年10月19日:ノコンギクかな。ノコンギクだろう。いや、野菊にしておいた方が無難か。

   📷2022年10月19日:こちらは真っ白に近い色をしている。

 同じ林の住人とはいえ、血縁関係はないのだろうか?
 ほんのちょっとしか離れていないのに、片や薄紫、こなた純白に近い。

   📷2022年10月19日:アキノキリンソウを遠目で見る。

   📷2022年10月19日:近くで見ても、アキノキリンソウはアキノキリンソウの如くに咲いている。

 今年は、とても数多くのアキノキリンソウが見られたようだ。咲いてる野の花は、ノコンギクとアキノキリンソウしか見当たらない。
 いつもは、センブリが弱弱し気に顔を見せる頃なのに、まったく気配がない。お引越しなされたのかもしれないね。

   📷2022年10月19日:イイギリの実がたわわに実っている。

   📷2022年10月19日:まだ葉も青々としているね。

 僕は花撮り人だから、下ばかりでなく、上も見上げるのだよ。イイギリがいい塩梅に色づいてきている。
 季節が進み、辺りの葉が落ちて、その実がさらに赤さを増す頃、中天にはこの赤き実だけがぶら下がっている、なんて光景が現出する。
 物の本には、鳥が好んで食べるなどとあるが、本当に美味いなら、そんな時期までたくさんの実を残しておくほど、鳥は甘かぁ~ないと思うのだがなぁ~。


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