(カメック)ここには自分は行っていないので、説明は親父に任せる。 店は以前、高崎駅西口近くにあった。開店当初から、ミュージシャンを呼び、ジャズライブを盛んに開いていた。 現在の場所に移り、かれこれ四半世紀は経っていると思う。
主音求 入り口
「主音求」、「スイング」、「良い音でジャズを楽しもう」と言うのだろうか、店の名前に主人の意気込みが感じられる。
店内は外観から想像するより広く、部屋の片隅にはグランドピアノも置かれ、時折、ジャズライブも開かれている。 カウンター席の上には、ここを訪れたジャズメンの写真がずらりと飾られている。
七宝ロゴ
再生装置は、
スピーカー:JBLオリンパス + ホーン2395 パワーアンプ: 300Bシングル
プリアンプ:アキュフェーズ C240
LPプレーヤー:ターンテーブル マイクロ製2連糸ドライブアーム、SAEC 506他カートリッジ 国産品を中心に多数
JBLオリンパス+2395
JBLオリンパスの特徴は、バスレフポートの代わりにパッシブラジエターが使われているところにあるのだと思う。
主人はずしんと来る低音が気に入っているらしい。 本来、ドライバーとホーンは木格子裏のバッフルに取り付けられているのだが、中域ドライバーユニット375と高域ユニット075は外置きされている。
375は大翼?の2395と組み合わされ、その翼の下に075がちょこんと置かれ、その格好はとても様になっている。
3ウエイのネットワークはオリジナルから大型の特注品に換えられているが、この交換は、音質向上効果が大きかったと言う。
オリンパスの核を成すのは中域ユニット375+2395である。この帯域の上下を高域ユニット075と低域ユニットLE15+パッシブパッシブラジエターが補っていると考えてよいだろう。
弩級LPプレイヤー群
[MOTOR] SZ-1M+ HS-80+ RP-1110+ RX-5000×2 [TONE ARM] AC-4400 VE-8000/ST EV-506 マイクロ製のターンテーブルは糸ドライブである。
二つのターンテーブル、イナーシャは釣り糸で結合されている。慣性質量はさぞや大きいであろうと思ったら、トルク6500kg
超重量級LPシステムから紡ぎ出される音は非常に安定感がある。
パワーアンプはアキュフェーズの大型モノラルが使われていたが、最近になって、国産メーカーの300Bシングルアンプに換わった。
いつもの場所から
下段にあるのが300Bシングルアンプ Highphonic HCA-07 店の姿勢に変化が見られる。
昔は「ビー クワイエット」であったはずだが、「主音求」に「主音楽」が加味されたようだ。 管球アンプへの関心はその現れの一つかもしれない。出力数ワットの300BシングルアンプでLE15+パッシブパッシブラジエターをドライブするのは無理かと思ったがそうでもないようだ。
300BPPトランスドライブ+直流点火電源
主人が管球アンプに興味を持ち始めたと言うので、手持ちのトランスドライブ300Bプッシュプルアンプ(他作品)を持ち込んだ。
SNが悪いため、友人に無理に改造を依頼し、直流点火回路を加えたものである。友人は精一杯、頑張ってくれたが、やはり気に入らないらしい。 自分のところでは出番がないので、暫く、ここに置いて貰うことにした。
営業時間は12:00~22:30。定休日は日曜日である。
*先に紹介した木馬(前橋市)、ダウンビート(前橋市)、K-NOTE(高崎市)の定休日も日曜日である。 木馬を柔とすれば、主音求は剛である。
無意識のうちに、2つの喫茶店でのジャズを聴き方を変えているようである。
追記: 壁にSWING NEXT LIVE(2006.2.5(日) pm 7:00~)の掲示があった。
2ヶ月に1度の割合で開いている。今回で193回目である。 今回のメンバーは土岐 英史 ALTO SAX 大石 学 PIANO 安ケ川大樹 BASS とドラムレスである。
PA装置はほとんど使わないらしい。久しぶりに聴いてみることにした。 チィケットの最後の購入者は私だったらしい。