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ジャズ喫茶 ちぐさ 

2007-01-31 20:48:00 | ジャズ喫茶

本日、73年の歴史を閉じます。

ここはジャズ喫茶の聖地ですから、一度は訪ねようと思っていました。。

奇しくも、最後の新年会の前日、その思いを叶えることができました。

              その時、頂いたマッチ 

東京新聞に「惜別のスイング」と紹介している。

故人であるマスター吉田衛さんは、戦時中、敵性音楽のジャズレコードを6千枚を屋根裏に隠し通したのだと言う。

ここには、日本を代表する日本のジャズメンの多くが通った。米最高賞のジャズマスター賞を受賞した秋吉敏子もその一人である。

僕達が出かけた時は、閉店の噂を聞きつけたお客、そして、僕らのような一見客でごったかえしていた。

「一寸、詰めて下さい。」 袖ふれあうも多祥?の縁、良いものである。

座ると、分厚いメニュー表ならぬレコード一覧表が届く。客はここから好きな曲を選び、リクエストするのである。

ここも再開発の計画があり、閉めるのだそうだ。

このところ、運営はボランティアが行っている。とても楽しそうにやっていた。

カウンターに入れるのは店主の信頼の証で誇れるものである。

誰か、跡を継いでくれるであろうか。

貴重なレコード、博物館でなく、いつでも聴ける状態で残って欲しいものである。