まさか、今や、死滅状態の「オーディオ」ネタに「応援、「続き希望」があるとは思いませんでした。
思い起こせば、社会人になって、三軒長屋の一室でオーディオを始めたのは50年前。
当時、オーディオは若者の趣味の主流の一つでした。
今は話題として取り上げれば、白い目で見られそうですが、当時はその場を壊すようなことはありませんでした。
国産普及完成品スピーカー、ダイヤトーンDS251、ビクターSX-3・・・・・を色々試しました。
初任給が5万円に満たない頃、今の物価に換算すれば、20万円位でしょうか・・・・
決して安い買い物はなかった。
山水の格子枠の箱に入ったJBL のLE 8Tは欲しかった。今でも欲しい。
当時、ジャズ喫茶に入り浸っていました。
ALTECやJBLの大型SPの大爆音に酔いしれていた時代でした。
後年、大ヒットとなるJBLのプロフェッショナルシリーズが出る以前の話です。
ALTECは時代の波に乗れませんでした。
6畳のアパート住まい、薄給。
無理をして、憧れのJBLサウンドを手にいれることにしました。
JBLを代表するSPユニットと言えば、38cmのフルレンジD130、2インチホーンドライバー375、ツイター075
憧れは375。ホーンと組み合わせるとかなりの高額品。大型システム。
諦めざるをえませんでした。
懐具合と相談して選んだSP形式は、場所を取らない平面バッフル。
SPユニットはJBLの口径30cmフルレンジD131、ヤマハのホーンツイターJA0506でした。
ヤマハJA0506は安かった。JBL075の代用品として選びました。
形は似ていても音は全くの別物。繊細。JBLで言えば、2405に近いかもしれません。
D131はD130と同じ強力な磁気回路を持ち、口径を30cmに縮小した品。よりフルレンジに近い。高域は伸びているが、その分、低域は出ない。
D131の高域は敢えてカットせず、A0506はコンデンサーだけで低域をカットする➖6dbのフィルターでした。非常にシンプルなネットワークでした。
NHKのモニターSP、D305の影響を受けていたのでしょう。
ネットワークだけ真似してもダメなのは後で知ることになる。
大きさ36(90cm✖️180cm)の厚めの合板を二つに切り、廻し挽き鋸でSPユニット取り付け穴を加工しました。
大変でしたが、楽しかった。
早速、壁に立て掛け、出た音は酷かった。
低域スカスカ・・・・・、
D131はバックロードホーンに組み込むべきSPユニットだったようです。
結局、SPボックスの製作までは行かずにお終いになってしまった。根性なし。
暫くは管球アンプ、ラックスキットの組み立てで遊びました。
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