居間は井上護画伯の油絵を中心にレイアウトしています。
どう引き立てるか、部屋の照明を工夫しています。
元からあるのはシャンデリア(7球)と天井埋め込み灯(3箇所)です。
シャンデリアで全体照明、補助的に埋め込み灯。
30年前の設計としては、埋め込み灯、吊り下げ灯はお洒落であったのでしょう。
交換可能な箇所はLEDにしています。
部屋は明るくなり、省エネにはなりましたが、白熱用が持つ暖かなホンワリ感が失われ、無機的になってしまいました。
自分の灯コンセプトは、「見たいものは見えるように、見たくないものは見えないよう」にすることです。
見たくないものには灯を当てなければ良い。「見えないのはない」も同義と考えています。
全体照明を極力排除し、スポット照明にすれば良い。
スポット照明として便利なのは電気スタンド。
移動できる。補助光源として使い易い。
シーリングバーを利用したスポットライトは光源が移動で出来て、照射角度を変えられる。居間のメイン光源としました。
スポットライトでお気に入りの絵を浮かび上がらせます。
画像は自分がいつも座っているソファーの位置から撮ったものです。
◯左側シーリングバー・スポットライト点灯
見たい絵にスポットライトが当たるように調整しています。
スポットライトの位置と照射角度で注意したこと。
絵に光源の写り込みがないこと。
自分が正面を向いた時、光源が調節、目に入らないことです。
この条件を満たすため、試行錯誤を繰り返しました。
正面
左側面
右側面
◯右側シーリングバー・スポットライト点灯
飲食時、作業(ブログ)時に点けます。
ドレッサー上のお姫様(木目込み雛)を照らすことも兼ねています。
右側から強力なスポットライトが作業用テーブルを照らしています。
その光は眩しい。仕方なく、目隠し板を付けました。しかし格好悪い。
つまり、
左のシーリングスポットライトを点ければ、絵が浮かび上がり、右を点ければドレッサーが浮かび上がる。
右側からの照明のみ
◯左右のシーリングバー・スポットライト点灯
左右照明を同時に点灯
ドレッサー上の「姫」が主役
侍従のカメックは目立たない。
絵の主役は井上護画伯の4枚の油絵です。
正面 井上護 「ラシス」 F10号
左側面 井上護 「プラハの一隅」 M6号
右側面 井上護 「チェスキークロム」 変6号
座っている場所からは見えませんが
後ろ側 井上護 「ヴォルダブ川のほとり プラハ」 F20号
*撮影条件:FUJIFILM XT-100 標準広角ズームレンズ 感度:H 51200(デジタル増感) 手持ち撮影 手ブレあり