超空洞からの贈り物

様々なニュースや日常のレビューをメインに暗黒物質並に見つけ難い事を観測する、知識・興味・ムダ提供型共用ネタ帳です。

ソニーが「PSP2」を今年の秋に発表か、UMDドライブは廃止?

2009年02月27日 20時37分22秒 | Weblog
昨年10月に携帯ゲーム機としては最高クラスの液晶ディスプレイを搭載した「PSP-3000」が登場しましたが、今年の秋にこれまでのPSPを刷新した「PSP2」をソニーが発表するかもしれないそうです。

また、「PSP2」では従来のモデルで採用されている記録メディア「UMD」のドライブが廃止されるかもしれないとのこと。UMDドライブを廃止することによって本体の薄型化やバッテリー寿命の改善を望むことができますが、はたして本当に廃止されるのでしょうか。

記事によると、オンラインゲーム制作を手がけるAcclaim社のCCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)のDavid Perry氏が早ければ秋にもUMDドライブを廃止した「PSP2」がソニーから発売されるであろうと述べたそうです。

そしてUMDドライブを廃止した「PSP2」は、ゲームソフトをAppleのiPhoneやiPod touchのようにオンラインで購入することを視野に入れており、現在は一部のソフトしかオンライン販売されていませんが、最終的にはすべてのPSPソフトをオンラインで購入できるようにするのが目標だそうです。しかし、オンライン販売への完全移行は中古ソフト販売業界に止めを刺してしまうだろうとおそれられているとのこと。

なお、ソニーがユーザーに対してオンラインで直接ゲームソフトを売るようになると、アメリカの「GameStop」のような大手ゲーム小売業者が「PSP2」を販売するメリットが無くなってしまうため、ソニーはゲームソフトを収録したメモリースティックやオンラインでコンテンツを購入するためのプリペイドカードの販売などを小売業者に任せるのではないかと推測されています。

ちなみに任天堂はGBAスロットを廃止した「ニンテンドーDSi」の発売以降も、GBAスロットが搭載されている従来モデルの「ニンテンドーDS Lite」を併売していますが、UMDドライブを廃止した「PSP2」が実際に発売される場合、UMDで購入した過去のゲームソフトをプレイしたいユーザー向けに現行モデルの併売が行われるようになるのかもしれません。

表情から感情を読み取る仕組みの不思議とは

2009年02月27日 20時32分22秒 | Weblog
左の写真は悲しそうに見えるが、右はそう見えない。

泣いている人の写真から涙を消すだけで、表情の他の部分はまったく同じでも、その写真から感じられる悲しさの度合いが減少することが、新たな研究で明らかになった。この研究の被験者たちは、デジタル処理で涙が消されると、顔から読み取れる感情が曖昧になり、恐怖を感じているようにも、困惑しているようにも見えるようになると述べた。

「驚いたのは、(涙を消した)顔は、あまり悲しそうに見えないのではなく、まったく悲しそうに見えないことだ。ニュートラルに見える」と、この研究を率いたメリーランド大学ボルチモア校の神経科学者Robert Provine氏は述べている。「どんな写真でも、画面に指を当てて涙を隠してみると、顔が変わったように見える」

83人の被検者が、上に示したような100種類のランダムな表情とそれと対になる写真100枚の合わせて200枚を評価した。「まったく悲しそうでない」から「非常に悲しそう」までの7段階評価で、涙を消した写真の評価はおよそ1.25ポイント下がった。この調査から、他人の感情を判断する際、涙の有無に大きく影響されることがわかる。

科学者たちは、人間が言葉以外の方法で感情を伝え合う方法――種族の他のメンバーとコミュニケーションを取るために進化させてきたシグナル――の研究に多くの時間を費やしてきた。サンフランシスコ大学のPaul Ekman氏や、他の研究者たちは、特定の表情や身振りは、コロンビアのボゴタから中国の北京にいたるまで普遍的に同じ内容を意味するという研究結果を発表している。Malcolm Gladwell氏も、「Ekman氏は、表情は普遍的な進化を遂げた産物であることを立証した」と2002年のプロフィールに書いている。

だがProvine氏は、このほどオープンアクセス(無料公開)方式の学術誌『Evolutionary Psychology』に掲載された論文(PDFファイル)で、Ekman氏は基本的な人間の感情シグナルの重要な構成要素――人間固有と思われている涙の効果――を無視していると主張している。

「涙があると、コミュニケーションの道具としての顔の機能が増す。Ekman氏の説は全体をとらえていない。涙を追加すると、別の組み合わせが生まれるのだ」とProvine氏は述べる。たとえば、「幸せな顔」に涙を追加すると「ほろ苦い」といった表情になるという。

[感情の発現として涙を流すのはヒト特有の現象といわれる。生化学者のWilliam H. Frey II氏は、涙は感情的緊張によって生じた化学物質を体外へと除去する役割があるのだろう、という仮説を提案。実験によって、感情による涙は、刺激による涙よりも、より高濃度のタンパク質を含んでいるということを示した]

耐衝撃性、防水性、耐寒性を備えたキヤノンのPowerShot D10

2009年02月27日 20時25分31秒 | Weblog
キヤノンが、高耐久性の新しいコンパクトデジタルカメラ『PowerShot D10』を製造中だ[製品サイトによると、5月上旬発売予定]。

その頑丈さがどうしてわかるかって? それは、男らしさの普遍的なシンボル、迷彩色のカラースキームを採用しているからだ。

風変わりで丸みを帯びた、漫画っぽいデザインのPowerShot D10は、アウトドア用としてぴったりの製品のようだ。このカメラは、凍らしたり、落としたり、水に沈めても大丈夫で、有効画素数1210万画素および約4.0倍のデジタルズーム[光学ズームと合わせて最大約12倍]という申し分のない機能で画像を捉える。

具体的には、水深10メートルの防水性能、1.22メートルの高さから硬い地面への落下に対応できる耐衝撃性、-10℃から40℃までの温度幅に対する耐久性を備える。[撮影環境が変化しても曇りにくい二重ガラス構成]

もしこの迷彩色が気に入らない場合は、フロントカバーを、雪の中でも見つけやすい鮮明でキラキラと光るカラーのものと取り替えることも可能だ[迷彩色のほか、ブルー、オレンジ、グレーの3色が可能]。

330ドルと見られる小売価格は安いとは言えない[日本では5万円前後になる見込みと報道されている]が、タフなこのカメラを購入すれば、おそらく長い間、他のカメラを買う必要はなくなるだろう。


光学ズームが3倍ではあんまり使い物にならないかも。
耐寒・耐衝撃・防水性に特化してるのも特徴だけどね。
なんにせよ、機能の割りに値段予想が高すぎる。

人工衛星衝突事故に関する(仏)国立宇宙研究センターの見解

2009年02月27日 20時22分49秒 | Weblog
国立宇宙研究センター(CNES)サイトの2009年2月17日付標記ニュース記事の概要は以下のとおり。

ロシア「コスモス」衛星と米国「イリジウム」衛星との間で起きた先日の衝突事故は異例のことである。多数の破片が宇宙に拡散するという理由で、この種の事故は大きな問題になると予想される。(宇宙開発の)先端を行くCNESは、低軌道上にある15の衛星を常時監視し、必要な退避操作で管制している。

1) 増大するリスク
・無傷の2つの衛星が衝突に至ったことは、今回が初めてである。宇宙に破片が多数拡散しているにもかかわらず、当事者らは問題の重要性の釈明をやっと開始したところで、このような監視を実行する能力を備えていない。
・実際には、主要なデータは米国の監視網「Space Track」によって提供される。10cm以上の12,000個の物体について毎日送信される情報は、数百メートルの精度に過ぎないが、少なくとも数日前には差し迫った事象を推測できる。

2) 退避操作
・上記の猶予があれば、CNESが更に精度の高い方法で推測を開始するには十分である。
・衝突が起こる危険性が確認されると、地上のレーダーを動員して破片の軌道を最高の精度で推定する。これにより退避操作を行うべきかどうかを判断できる。
・この方法は、CNESが管制している15の衛星用に2007年7月から稼働している。このほかに静止軌道上の2つの衛星が実験的監視の対象になっている。
・年間3~4件の退避操作がCNESによって実行されている。しかし「イリジウム」の場合は該当しなかった。この理由は今のところ不明である。「イリジウム」船団は、軌道上の緊急用衛星を除き66個の衛星で構成されており、警報が頻繁に発せられているため注意を惹かなかったと推測される。
・すべての衝突を避けられるわけではないが、今回の事故は高度700~900kmに位置する衛星の状況を悪化させることになる。


いつも書いてるけど、コスモスが悪いと思っている。
デブリの存在を軽視し過ぎている。

JASRACはアホなのか?

2009年02月27日 20時12分41秒 | Weblog
以前に「JASRACの独占禁止法違反認定か、公正取引委員会が排除措置命令へ」というニュースをお伝えしましたが、ついに公正取引委員会が正式に本日付で「社団法人日本音楽著作権協会に対する排除措置命令」を行いました。

ところが、対するJASRACは本日17時過ぎに公式サイト上にて「当協会は、2月27日付けで公正取引委員会から受けた排除措置命令について、事実認定及び法令適用の両面において誤ったものと考えており、到底承服することができませんので、法令の手続に従って審判を請求する方針です」と発表しました。

双方の主張する内容を読みましたが、どう解釈しても、JASRACの言っていることはおかしいです。おかしいどころか、「自浄作用がJASRACにはありません!」としか感じられない稚拙で幼稚な反論に終始しており、至極残念な内容になっています。

一体JASRACの何がおかしいのかを。

また、上記文書内で指摘されている違反行為の概要は以下のようになっています。


2 違反行為の概要

(1) JASRACは,放送事業者から包括徴収(放送等利用に係る管理楽曲全体について包括的に利用を許諾し,放送等使用料を包括的に算定し徴収する方法をいう。)の方法により徴収する放送等使用料の算定において,放送等利用割合が当該放送等使用料に反映されないような方法を採用している。これにより,当該放送事業者が他の管理事業者にも放送等使用料を支払う場合には,当該放送事業者が負担する放送等使用料の総額がその分だけ増加することとなる。

要するに、毎回都度申請するのではなく、「包括徴収」という方法によって「全売上のうちこれぐらい払ってくれれば細かい申請とかしなくても使い放題だよ!」という契約があり、これによってJASRAC以外の著作権管理事業者に対して不利益が発生しており、これはJASRACの音楽著作権における独占的地位を悪用したものである、というわけ。

このことは以下のように書かれています。


(2) これにより,JASRAC以外の管理事業者は,自らの放送等利用に係る管理楽曲が放送事業者の放送番組においてほとんど利用されず,また,放送等利用に係る管理楽曲として放送等利用が見込まれる音楽著作物をほとんど確保することができないことから,放送等利用に係る管理事業を営むことが困難となっている。


(3) 前記(1)の行為によって,JASRACは,他の管理事業者の事業活動を排除することにより,公共の利益に反して,我が国における放送事業者に対する放送等利用に係る管理楽曲の利用許諾分野における競争を実質的に制限している。

これに対してJASRACは以下のように反論しています。

当協会は、現在の当協会の管理著作物に関する放送等使用料の徴収方法が独占禁止法上の私的独占に当たるとは考えておりません。また、今回の命令に対応するためには、これまで放送事業者との間で取組を進めてきた放送曲目の全曲報告が必要になるものと考えられますが、現時点ではすべての放送事業者が全曲報告をするまでには至っておりません。

また、以下のような主張も展開しています。しかし、どれもこれも的はずれでおかしいものばかりです。ド素人ならだませるのかもしれませんが、インターネット上では通じないでしょう。よほどJASRAC寄りの解釈をしない限り、擁護することすらできません。

1.当協会は反競争的な指示・要求などを一切していません。

一切指示や要求をしていなくても事実上そうなってしまっている以上、現状の仕組みを見直して、公平な競争が促進されるように努力するのは当然のはずです。今までそのような努力をせずに自分たちのことばかり考え続けて行動し続けてきたことそのものが問題になり、問われているのですが、そのことは棚に上げてしまっているようです。

2.今回の命令では、放送使用料の算定において具体的にどのような方法を採用すべきなのかが明確にされていません。

JASRACには自浄作用というものがないのでしょうか?とりあえずの案を出すことすら拒否する理由がわかりません。公正取引委員会から具体的な案を出されればおそらく今度は「実情にそぐわない」などと言って拒否することは目に見えています。要するにただの屁理屈です。自浄作用のなさが問われているのであって、そうでなければこれだけ執拗に各方面から非難されることはないはず。自分たちが今までどれだけ非常識なことを行い、時代の要請を無視し、音楽文化を破壊してきたかを振り返るべきでしょう。

3.今回の命令は、放送事業者の協力が得られない限り、当協会単独では実行不可能な内容です。

放送事業者の協力を得るようにして、正確な数値を把握すればよいだけの話なのに、それをしない理由がわかりません。事実、JASRAC自身が「仮に、放送事業者が放送番組で利用した音楽著作物の明細をすべて当協会に報告すること(放送曲目の全曲報告)ができるとすれば、放送番組において利用された音楽著作物の総数に占める当協会の管理著作物の割合を放送使用料に反映させることも不可能ではありません」と書いており、「現在、NHKや民放キー局を中心とした一部の放送事業者において既に実施され、残りの放送事業者においても実現に向けた取組が進められています」とあるので、これをそのまま続ければよいだけの話。そうであるにも関わらず、「関係者が自発的に努力を続けているさなかに、具体的方策も時間的猶予も明確にされないまま排除措置命令が出されました」というのはあまりにも都合がよすぎる話。まるでJASRACに協力しない民放が悪いとでも言いたいかのような内容です。自分たち以外に罪をなすりつけて恥ずかしくないのでしょうか?今までJASRACが他者に対しどのようなむちゃくちゃな理由で裁判を起こしてきたのか、それらの人々や団体、会社には具体的方策も時間的猶予も与えずにきたのか、そのことが今回の件でようやく骨身に染みてわかったのではないでしょうか。

4.当協会にお支払いただく使用料は、あくまでも当協会の管理著作物についての利用許諾の対価です。

「この契約における使用料の算定において、他の管理事業者の管理著作物の利用状況を把握したり、それを考慮したりすると、かえって公正かつ自由な競争に反することとなるおそれもあります」と書かれていますが、それをビジネスの世界では「市場原理」あるいは「競争」と呼ぶわけです。この資本主義社会においては当然のことをしてこなかったことがわからないのでしょうか?なぜ「独占禁止法」というものがあるのか、その根本的な意味すら理解していないのでしょうか?おそらくJASRACの中で今回の件を担当している人たちはわかっているはずです、自分たちがいかにして今までめちゃくちゃなことをしてきたのか、どれだけ非難されることをし続けてきたのか、どれだけ音楽文化を破壊して後進の芽を摘み、著作権に関するもろもろの歪みを生み出してきたのか。

今回の件ははっきり言って「自業自得」であり、この命令に基づいて「反省」し、今後の前向きな方策を提示するとともに、建設的な方向へ移行し、JASRACの評判を回復させる絶好の機会であったにもかかわらず、このような稚拙な反論を行い、自分たちの利益しか考えず、社会参加を無視して、己のエゴに満ちた主張だけをなおも繰り返すようであれば、JASRACに未来はないでしょう。

JASRACには一刻も早く目覚めてもらいたいと心から希望します。


JASRACはアホなのか?というタイトルを変更します。

JASRACはアホです。に変更。
こんな団体がコンプライアンスとかいう権利もなんもない。
何様のつもりなのでしょうか。

ブリヂストン、F1タイヤにグリーンライン

2009年02月27日 20時05分56秒 | Weblog
ブリヂストンは、F1世界選手権の公式タイヤサプライヤーとして今シーズンは「メーク カーズグリーンタイヤ」を全戦全チームに供給する。

これは同社とFIAが昨年から共同でグローバルに展開している環境啓発活動「MAKE CARS GREEN(エコドライブで地球にやさしく)」キャンペーンの趣旨を広くアピールするのが目的。

今シーズン、同社は各グランプリにコンパウンド(ゴムの硬さ)が異なる2種類のドライタイヤと、タイヤの溝深さが異なる2種類のウェットタイヤを供給する。それぞれ2種類のタイヤを識別するため、ドライタイヤの柔らかい方とウェットタイヤの大雨用(エクストリーム・ウェザー)にグリーンラインを引く。

昨年は、ホワイトラインで識別していたが、日本グランプリで「メークカーズグリーンタイヤ」を供給、世界中のF1ファンに「MAKE CARS GREEN」キャンペーンを知ってもらう機会となったため、今シーズンは全戦に拡充する。


啓発活動だけってなぁ~、なんかパンチ不足やわ。
機能的でグリーン化に貢献する新技術を組み込むべき。

最近のF1は、モータースポーツからかけ離れたところに位置している。
確かに見に行けば、その圧倒的なまでの存在感や轟音にやられる。
心地良い気持ちもあるけど、結局「凄かったな」で終わってしまう。

もう少し、見てて興奮する。
思い返しても、震える。
でもなんか、めっちゃエコロジーやん。
って思える、そんなレースを感じさせてくれ!!


でもそれって、F1じゃないか…

サービスエリア新メニューグランプリ決定

2009年02月27日 20時02分08秒 | Weblog
東日本高速道路は27日、「NEXCO東日本 第3回 新メニューコンテスト」決勝大会を開催。那須高原サービスエリアの「那須高原 鳥のさえずり - 空の詩 -」がグランプリを受賞した。

新メニューコンテストは、NEXCO東日本管内のSA(サービスエリア)・PA(パーキングエリア)が地域の名産品、地場の食材を使い、おいしさとリーズナブルな価格を競うもの。審査会場には、審査委員長に料理人の陳健一さん、特別審査員に王理恵さん、お笑いコンビのおぎやはぎも参加した。

第3回となる今年は、管内のレストラン45店舗が参加、予選を勝ち抜いた9店舗のシェフが「“あんしん”こだわり ご当地メニュー」というテーマに基づいて腕を振るった。

グランプリを受賞した「那須高原鳥のさえずり - 空の詩 -」は、那須高原SA(上り)の日の丸サンズによる『那須どり』をメインに使用した料理。那須どりのプリプリとした歯ごたえとやわらかさを色々な形で味わえるように創作したという。価格は1300円で、1日限定20食。電話で予約もできるとのこと。

地産地消とサービスエリア食の向上を目指した今回のコンテスト、審査委員長を務めた陳健一さんは、同じ料理人としての心得として「利用者の方に笑顔になってもらうことが大事」と、参加者たちに檄を飛ばしていた。


サービスエリアでガッツリ食べたいとは思わない人ですが…
手軽で美味しくて安くてが、いちばんや♪

最高出力が可変するリンスピードE2

2009年02月27日 19時55分22秒 | Weblog
スイスのチューナーであるリンスピードは、2009年3月3日に開幕する第79回ジュネーブ国際自動車ショー(ジュネーブショー)において、フィアット500をベースに独自のチューニングを施したコンセプトカー、E2を初公開する。

 E2は、フィアット500のハイパフォーマンス・バージョンである500アバルトをベースに、コクピットに備わるボタンを操作することで、エンジン特性を必要に応じて2段階に切り替えられるようにしたモデル。

 エンジン・モードは“コミューティング(通勤)”と“ハイウェイ”の2種類を用意。“コミューティング”モードでは、最高出力を60hpに抑え、市街地走行に必要十分な動力性能を確保しながら約25.0km/リッターという優れた燃費性能を実現。一方、“ハイウェイ”モードでは、最高出力が500アバルトを超える160hpに向上。燃費性能は約14.3km/リッターとなるが、極めて刺激的なドライビングが楽しめるようになる。

 エンジン特性をドライバーが任意に切り替えるシステムは、すでに世界中の自動車メーカーが実用化しているが、E2ほど極端なセッティング変更が可能なものはない。E2のようなコンセプトは、今後コンピューターチューンの新たなトレンドになるかもしれない。


エンジン特性の制御って、つまるところ自分のさじ加減次第じゃないでしょうか?
どんな車であっても、自分で制御するもんだしね。

驚異の観測精度で立体化された火星の極冠

2009年02月27日 19時54分35秒 | Weblog
火星到達から5年を過ぎたいまも現役の火星探査機「Spirit」と「Opportunity」は、毎日貴重なデータを地球に届けてくれる。だが、彼らの前にももちろん火星探査機は存在した。そのひとつ、火星の極軌道を9年間に渡って周回した「Mars Global Surveyor」が得たデータをもとに作成された3D画像が、今回紹介する1枚である。

Mars Global Surveyorにはいくつかの観測装置が取り付けられていたが、その中でも赤外線レーザー照射による地表の測定を行ったMORAは、科学者たちにすばらしいおくりものを届けてくれた。空間解像度1km、垂直精度5 - 30mという「前例のない正確さ」で観測されたデータにより、氷の帽子をかぶった北極の表面が驚くべきリアリティを伴って現れたのである。

1997年に火星軌道に入ったMars Global Surveyorは、2006年11月に通信が途絶え、それきり音沙汰がなくなった。NASAは翌2007年4月にミッションの終了を宣言している。得られた数々の貴重なデータは、今後の火星探査ミッションに生かされることになる。


突然、機能回復してくれないかなぁ~。

高速撮影に適した焦点調節技術開発

2009年02月27日 19時54分11秒 | Weblog
スポーツ選手などの非常に素早く動く被写体にピントを合わせることが難しく、シャッターチャンスを逃した経験はないだろうか。東京大学情報理工学系研究科の奥寛雅・助教らは、液体の界面を利用することで焦点距離を2ミリ秒(0.002秒)という短時間で調節可能なダイナモルフレンズを開発した。実用化されれば、素早く動く被写体でもシャッターチャンスを逃すことなく撮影できるようになるかもしれない。

現在、カメラなどで使われているオートフォーカスは、複数枚を組み合わせたレンズ群を機械的に動かすことで焦点距離を合わせている。そのため、焦点を合わせるのに早くてもコンマ数秒程度の時間がどうしても必要で、それ以上の高速化には限界があった。

そこで、液体界面を屈折面とした可変焦点レンズ技術が注目を集めている。液体界面は、変形が容易で、理想的には形状が球面となるため可変焦点レンズの屈折面に適している。また、表面形状のわずかな変化のみで焦点距離を大きく変えることが可能で、高速化が可能だからだ。

奥助教らは、ピエゾ圧電効果を応用しナノメートルからマイクロメータで位置決めができる積層型ピエゾアクチュエータを利用した高速焦点調節を実現する駆動原理と、実用的な収差量の可変屈折面である液・液界面とを組み合わせることで、高速かつ高解像力の可変焦点レンズ(ダイナモルフレンズ)を開発した。ダイナモルフレンズは、堅い容器の内部に2種類の互いに混ざらない液体を入れてあり、その液体同士の界面がレンズになる。積層型ピエゾアクチュエータが伸縮することで界面(レンズ)が変化し焦点を合わせることができる。

この研究は新エネルギー・産業技術総合開発機構の研究助成事業として行われた。