鴨着く島

大隅の風土と歴史を紹介していきます

紅葉散り敷く

2023-12-12 10:56:34 | 日記

つい5日前には見頃だった紅葉も、3日前のやや強い風のためにどんどん葉を落とした。

紅葉の木にはまだ淡い緑色を残した葉もあるが、ほとんどの葉は赤く染まり、今朝は風もほとんどないのに次々にはらはらと落下して行く。

紅葉の下のちょっとした庭には、日当たりを好まないシダやイワヒバ、それに勝手に芽を出して勢力圏を横に広げているアイビーの類が生えているが、そのグリーンの絨毯の上に朱やオレンジに染まった紅葉の葉が班ら雪のように散り敷いた。

今は色鮮やかだが年の暮れか新年になるころには茶色く変化してしまうから、今日から10日間くらいが「花」だろう。

鮮やかと言えば、向こうの紅葉の幹の左手の一株のアジサイはまだ装飾花の赤い色をキープしている。また葉の緑色もまるで黄変して行く気配がない。

日当たりがごく制限されていたのがこのアジサイにとって良かったのか悪かったのか、よく分からない。何にしても驚きと楽しみをもって見守っている。

 

このところ暖かい日が続く。こちらでは一週間前に今年3回目の降霜があったにはあったが、それ以外は穏やかな日々だ。

家庭菜園の野菜たちも今はほぼ虫の食害には遭わず、順調に育っている。

一昨日、ダイコンはまだ若かったが初収穫してみたら、太さが7センチ、長さは25センチほどあった。ただおろして食べてみたが辛いのなんの。鰹節と甘醤油をかけて何とかごはんと一緒に食べたが、胃のクスリにはなったに違いない。

10月からこの方、体重が3キロ増えたのは新米のせいだと納得していたのだが、こんなに辛いダイコンなら食事制限に役立つかもしれない。

もっとも先日は集落の餅つきと蕎麦打ちに参加したが、集落センター内で餅をぜんざいで食べ、帰りに丸もちを5、6個もらって家に帰ってから家内と二人で即完食してしまった。

ごはんは炊き立て、餅はつきたてが最高にうまい――とはまさにその通り。その至言を実行に移してしまったわけで、あの辛い大根おろしと一緒に食べればよかったと反省しきりである。