大リーグドジャーズの大谷翔平選手がついに前人未到の大記録を達成した。
50本塁打50盗塁という新記録が、大リーグの米国籍選手ではなく日本人選手から出たというので、アメリカのメディアは大騒ぎだ(昨日の試合結果では51本塁打51盗塁だった)。
「打って良し、走って良し」というのは野球選手に与えられる名誉ある評価だが、大谷の場合は「打って」の格が違う。
単なるヒットの量産ならあのイチロー選手が大リーガーとしては定評あったが、イチローの場合はほぼ単打に限定されていた。
大谷の場合はさらにこれに本塁打の量産が加わるのだから、驚く他ない。今日のマリーンズ戦では何と3連続本塁打を放ち、累計ではゴジラこと松井秀喜選手をすでに上回っている。
世界のホームラン王と言われた王貞治選手は、756本の世界記録を達成したあとも、引退するまでに前人未到の868本を打っている。
この数は王選手の選手生活約30年の積み重ねだが、今年30歳の大谷選手があと何年プレーするか分からないが、仮に15年とした場合、15×50=750となりこれまでの230本と合わせて1000本に到達する可能性が出てきた。
何とも凄い話である。
ただ日本の野球では盗塁数に関してはさほどの評価はないが、向こうでは大きいようだ。盗塁数も球団契約の際に契約金額にかなりのプラス算定になるのだろうか。
去年までは投打の「二刀流」だったのだが、右ひじの故障(手術)で投は断念し、打に専念したのが良かった。
それにしても打つだけなら右ひじの故障には影響ないのだろうか?
肘や膝の不調で選手生命が断たれたり、記録が大幅に低下する選手が多い中で、よくぞここまで頑張っていられものだと、感心を通り越して呆れるほどだ。
昨今、子どもたちの間ではサッカー人気が高く、野球は押され気味だったが、ここへきて大谷の大活躍に「宗旨替え」する子や親が増えていくかもしれない。