月に2回ほど行く隣町の温泉施設に入りに行ったが、浴場に入る引き戸に「黙浴」と貼り紙があって久しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/5b/f46d47db530dc2a0dd512593b95dff57.jpg)
「黙読」とか「黙禱」とか「黙認」はあっても「黙浴」は聞いたことがない。新造語だろう。
新型コロナ感染以降の暮らしに「三密を避ける」「黙って飲食する」など制限がかかって来たが、風呂に入るにも「黙って入れ」はなかなか手厳しい。
もっとも風呂場で知人と会っても、そうそう話し込むわけではない。たいてい「おう!」「早いね!」くらいな挨拶で済むから、コロナ感染はまずないだろう。
我が家の風呂なら鼻歌でも出るのだが、公衆浴場ではそうは行かない。だから必然的に「黙浴」にはなる。
今日は日曜日の午後とあって家族連れが多くなかなかの混雑だった。
いい気持ちで風呂から出たあと、ロビーのテレビの前に行くと、横綱・白鵬と大関・照ノ富士の優勝を掛けた一戦が始まっていた。
白鵬は今日は右の張り手ではなく、左の猫騙し的な立ち合いだった。例によって横綱らしくない立ち合いだ。
そのあと四つになって凌ぎ合うかと思ったが、何とお互いに貼り手の応酬になった。おいおい、格闘技じゃないんだぞ、と言いたかった。そして横綱はこれまた定番の相手の後頭部を抑え込み、その直後に組んだかと思ったら、すぐに照ノ富士の左手を手繰って強烈な上手出し投げで土俵に転がせた。
それにて一件落着。白鵬が全勝優勝。何と45回目。
つまらない取り組みだった。白鵬の「勝ちたい一心」が表れ、堂々と受けて立って四つに組む、という横綱の持つべき品位がない。
立ち合い時の「張り手」とか「猫騙し」は決まり手から除外すべきではないか。
白鵬の立ち合いの定番が「右手による張り手」だが、横綱としての品位からは全く逸脱しているのだ。「ノブレス オブリージュ」という言葉がある。「高貴な者はそれなりの品位を示さなくてはならない」という意味である。
横綱という最高位に上がった者は、下位の者に胸を貸すつもりで堂々と受けて立ち、一方的に張り手を出したり、突っぱねたりしてはいけないという暗黙の了解があるのだ。
このことが分からず、兎に角「勝ちたい一心」が取り口に現れては横綱としての品位がない。白鵬にはそれがいまだに分からないらしい。
「もう辞めてくれ、朝青龍」というブログを書いたことがあるが、あの朝青龍も勝つ気満々で、相手が土俵を割っても、さらに突き出して土俵の外に落としてしまうのが定番だった。横綱の品位のかけらもなかったのでそう書いたのだが、今度は白鵬に言いたい。
もう辞めてくれ、白鵬!
せっかくの風呂上りの気持ち良さが半減してしまったではないか!
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「黙読」とか「黙禱」とか「黙認」はあっても「黙浴」は聞いたことがない。新造語だろう。
新型コロナ感染以降の暮らしに「三密を避ける」「黙って飲食する」など制限がかかって来たが、風呂に入るにも「黙って入れ」はなかなか手厳しい。
もっとも風呂場で知人と会っても、そうそう話し込むわけではない。たいてい「おう!」「早いね!」くらいな挨拶で済むから、コロナ感染はまずないだろう。
我が家の風呂なら鼻歌でも出るのだが、公衆浴場ではそうは行かない。だから必然的に「黙浴」にはなる。
今日は日曜日の午後とあって家族連れが多くなかなかの混雑だった。
いい気持ちで風呂から出たあと、ロビーのテレビの前に行くと、横綱・白鵬と大関・照ノ富士の優勝を掛けた一戦が始まっていた。
白鵬は今日は右の張り手ではなく、左の猫騙し的な立ち合いだった。例によって横綱らしくない立ち合いだ。
そのあと四つになって凌ぎ合うかと思ったが、何とお互いに貼り手の応酬になった。おいおい、格闘技じゃないんだぞ、と言いたかった。そして横綱はこれまた定番の相手の後頭部を抑え込み、その直後に組んだかと思ったら、すぐに照ノ富士の左手を手繰って強烈な上手出し投げで土俵に転がせた。
それにて一件落着。白鵬が全勝優勝。何と45回目。
つまらない取り組みだった。白鵬の「勝ちたい一心」が表れ、堂々と受けて立って四つに組む、という横綱の持つべき品位がない。
立ち合い時の「張り手」とか「猫騙し」は決まり手から除外すべきではないか。
白鵬の立ち合いの定番が「右手による張り手」だが、横綱としての品位からは全く逸脱しているのだ。「ノブレス オブリージュ」という言葉がある。「高貴な者はそれなりの品位を示さなくてはならない」という意味である。
横綱という最高位に上がった者は、下位の者に胸を貸すつもりで堂々と受けて立ち、一方的に張り手を出したり、突っぱねたりしてはいけないという暗黙の了解があるのだ。
このことが分からず、兎に角「勝ちたい一心」が取り口に現れては横綱としての品位がない。白鵬にはそれがいまだに分からないらしい。
「もう辞めてくれ、朝青龍」というブログを書いたことがあるが、あの朝青龍も勝つ気満々で、相手が土俵を割っても、さらに突き出して土俵の外に落としてしまうのが定番だった。横綱の品位のかけらもなかったのでそう書いたのだが、今度は白鵬に言いたい。
もう辞めてくれ、白鵬!
せっかくの風呂上りの気持ち良さが半減してしまったではないか!
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