今朝の何時だったか忘れたが、ニュースを見ていたらインドネシアの新首都が「開業」?したという。
インドネシアでは現在の首都ジャカルタが急激な発展をしたため、新しい首都を建設中だという話は聞いていたが、ついに新首都が開設されたのだ。
その名は「ヌサンタラ」。
大きな島であるボルネオ島の東部に位置し、ジャカルタからの距離は1200キロもある。
現在の首都ジャカルタはジャワ島にあるのだが、ジャワ島は比較的小さな島である上に、ジャカルタに人口が集中したため「大気汚染」と「人の密集」が極大化し、首都移転を決めたようだ。
大英断だ。日本も見習えと言いたくなる。
現在はまだ大統領府と宮殿(?)が建設されたばかりだが、2045年までには首都機能は完全に移転するという。
まだこの先20年もの長い期間が必要らしいが、それだけの長期にわたる計画が国民に支持されたのかと思うと羨ましい。
もしかしたら日本と同じ火山国であり地震の多い国だから、単に大気汚染と人口集中を解消するための移転ではなく、将来起き得るかもしれない火山噴火と大規模地震を回避する意味もあるのではないか。
日本こそ今後起こり得る大規模災害、特に大地震が迫っているというのに相変わらず首都圏への人口集中が進んでいることを思うと、もどかしい限りだ。
今後30年のうちに首都直下型地震をはじめ南海トラフ、東南海トラフ、千島海溝トラフなどが70%の確率で起きると政府レベルで公言しているのに、首都移転という政策への議論は実に低調である。
東日本大震災クラスの巨大災害が、再び実際に起きなければ目を覚まさないのだろうか?
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