ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝八重山諸島5島めぐり 3日間〟へ!(由布島その1)

2020年03月19日 | 俳句

 昨日も今日も全くのいいお天気、サンサンと太陽のあふれる春の陽気で…外のベンチに座っていると、ついうとうとと眠くなってしまいます。

 テレビでは相変わらずコロナのニュースばかり、その上にあまりにもあっけない義姉の死が加わって、なんだか箍の外れた樽のような…。体中の何もかもがばらばらに機能している、いや機能しなくなった状態かも、それで時間だけが過ぎていくのです。でもなんだか時の流れが今までと違ってゆっくりしているような。あの目まぐるしい時は時間がなくてあっという間に…という感じでしたが。同じ時の流れでもこんなに違うんですね。

 しかし、これに慣れてしまうと、今度は忙しい日々がまた始まったときにとても苦労しそうで、怖い!それも困りますけどね~。

 ところで、先日の義姉の葬儀後火葬場へ行き、もう夕方でしたが、お骨拾いの時です。義姉は10年以上も前に両ひざとも関節の置換手術をしていましたので、お骨の中に焼けずに残っていました。それを見て、こんなのがと…ちょっと複雑な思い。

 実は前にも書きましたが、我が家の家系はほとんどがО脚で、早かれ遅かれ膝が悪くなり手術するのも時間の問題と…。そのトップバッターの弟が5月に手術をすると聞いていましたが、この度の葬儀で兄に会うと、この4月中旬、自分の方が先に手術をするのだと聞いてびっくり!

 それも、兄は手術実績が大分で一番のところで、弟は2番目のところなんですって。だから2人も先にするので、その話をよく聞いて参考にしてやったらいいなんて…ひと事ではありませんけどね。あと2人弟がいますので、それもきっとそのうちに順番が来るだろうなんて、まるで笑い話のようでしょ!おまけに2番目の義姉も足が悪いので杖を突いて歩いています。それで、その3人が並んでよっちらよっちら歩いている姿を見ると、ああ、私もそのうちすぐにこの仲間に加わって…ほら、杖の一家だなんて滑稽!(笑)

 そんな話をしながらこの火葬場へ来ていましたので、お骨拾いも他人ごとではなかったんです。あの世に行って歩けないと困るだろうからと、甥が骨壺にその金具を納めてやっていました。合掌

 さて、さて、お待たせしました。〝八重山諸島5島めぐり 3日間〟のつづき、〝由布島〟です。 

 この由布島(ゆぶじま)は、周囲2.15㎞・海抜1.5mの小さな島で、島全体が亜熱帯植物園になっており、島へは、対岸の西表島から遠浅の海を水牛車に揺られながら、のんびり渡ります。園内には、人気のハイビスカスが約30種類。亜熱帯特有のヤシ類10数種、オオベニゴウカン・アデニュームなどの花木やグァバ・パパイヤなどの果樹を合わせると100種類以上。色とりどりの植物が一年を通して楽しめますし、他に「蝶々園」や「ブーゲンビレアガーデン」などもあって楽しめるところです。

 この由布島が現在のような〝亜熱帯植物楽園〟になったのには、とても涙ぐましい努力があったんですって。パンフに〝由布島ヒストリー〟として書いてありましたので、どうぞ…

 かつての由布島は、武富島や黒島から移り住んだ人々で栄えていました。その頃農耕用ととして活躍していたのが「水牛」で、昭和7年頃、台湾の開拓民と共に石垣島へ渡ってきました。水牛は、当時〝水牛2頭で家が建つ〟と言われるほど大変高価なものでした。昭和30年ごろには各家庭に1頭の水牛が飼われるまでに島は栄えましたが、昭和44年のエルシー台風で大きな被害を受けた島のほとんどの人々は、由布島の対岸にある美原地区(西表島)へ移っていきました。そんな中故・西表正治おじい夫妻は島に残り、「島をパラダイスガーデンへ」のロマンを描きながら1頭の水牛で土や堆肥を運び、ヤシや花を植え続け、手造りの楽園を造り上げたのです。それは老夫婦の人柄と情熱に感化された人々の多くの援助があったからでもあります。

 現在由布島にいる水牛は、アジア水牛で40頭余り。一頭一頭それぞれに名前が付いていて、食事は1日2回朝と夕方で、エサは牧草や穀物など。水牛車を引くには、生後2~3年から調教を始め、早い水牛で半年から1年でお客様を乗せて引けるようになるそうです。寿命は約30年、現役で水牛車を引くのは、15~20年位。水牛は、太くて大きな角が特徴的で、水を大変好み暑い日には一日中池の中にいるんですってよ。

 私たちは、西表島の美原から水牛車に15分間揺られて由布島に渡り、昼食後自由行動で島を散策しました。まるで命の洗濯…本当に楽園に来た感じです。

 先ずはマンタが来るという〝マンタの浜〟へ。今日はマンタは来ていませんでしたが、白砂の浜と真っ青なサンゴ礁の海、おまけに青空と、申し分のない南国気分に浸れました。近くにいたカラス、ちょっと小さいけどハシブト…八重山カラス???枝に止まって近づいても全く逃げません。人に馴れているのでしょうか。調べてみると、ここにいるカラスはオサハシブトガラスといって一回りくらい小さいんだと。鳴かなかったから分からないけど、鳴き声は同じなのかしら。

 次にブーゲンビレアガーデンへ。目の覚めるような鮮やかさ…しかし、温室なのでさらに熱気が…暑い暑いと言いながら、次の蝶々園へ移動しました。1時間の自由時間なんてあっという間でしたね。

 それでは長くなりましたので、次の〝蝶々園〟はまたにしますね。

 会うことはできませんので、せめてイリオモテヤマネコのモニュメントでも。亜熱帯特有の珍しいオオベニゴウカン…これはデカいねむの木の花なんですってよ。ガジュマルも…。そういえば、ここはハワイと緯度が同じぐらいだったんですものね。納得!


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