国道9号線を宍道湖沿いに松江に向かうと、湖面の向うに松江の市街地が望めます。夜になると街の灯が湖面にキラキラと光り、我家の娘は「千と千尋の神隠し」みたいだがァ。(←出雲弁)といいます。
そこで、これがうまく写真で捉えられないかと実験です。まずは袖師町の夕日スポット近くの駐車場からの眺め。
本日の夕方、会議で松江に出かけた帰り道、日没後の6時過ぎの風景です。あと少し早く来れたならば素晴らしい夕日が見れたかもしれません。でも、今日の被写体は街の夜景です。
標準ズームの広角端で。空には明るさが残っています。
宍道湖温泉方向をアップで。湖面に街の灯が幾筋もの光の線を描いています。嫁ヶ島の照明が松の緑を照らし出しています。
Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)
ここでの撮影は三脚なしの欄干にカメラを固定しての撮影ですが、1/3秒なので若干ブレています。やはり三脚は必須です。夜景としては宍道湖温泉方向は大きく見えますが、街の全体像は捉えにくいです。
次に布志名あたり、松江バイパスと9号線が合流する地点。これは先週の撮影です。
ここでは三脚を使って撮影しました。夜の8時頃です。松江の街全体が見渡せます。まずは標準ズームで。
Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)
次に望遠レンズに取り替えて、宍道湖温泉方向のアップです。ホテル、旅館の明かりが賑やかです。右端に松江城が見えます。
松江城を中心に。松江城の照明は水銀燈でしょうか。緑色に見えます。
宍道湖大橋、松江日赤、山陰合銀本店あたり。高いビルの赤い標識灯が湖面に彩りを添えています。
嫁ヶ島町あたり。国道9号線の街路灯が規則正しく並んでいます。遠くには松江駅周辺のビジネスホテルの看板が光っています。ちょっとブレています。
Nikon Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D
布志名からの撮影はブレないように気をつけました。セルフタイマーを最短時間にセットして、シャッターが切れる瞬間はカメラには触っていません。それでもブレる時があるようです。
結論からすれば、布志名のあたりが最も美しく見えるようです。街の灯も色とりどり。ここから見える松江市街中心部の夜景ははまさに「千と千尋の神隠し」のそれです。
玉造温泉あたりの湖岸からも撮影を試みましたが、空気の霞が加わり、キラキラと光る夜景にはなりませんでした。