神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

日本海の波と風のエネルギー

2013年09月17日 03時00分00秒 | 日記


 島根半島西端の十六島(ウップルイと読みます)には風力発電所があります。風車を回すのは日本海を吹きわたる風。風は波を起こし、島根半島の磯に打ち寄せます。

 真冬の強風時にはさぞかし激しい波が打ち寄せているでしょうが、寒さにめっぽう弱い私はこのような時期に撮影に出かける勇気がありません。「車が錆びるとやだし・・・・」言い訳ですが。



 風の音、波の音。木々の枝が触れ合う音。

Nikon Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D

 海は岸に近づくとあたりの空気を巻き込んで白く変化します。

Nikon Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D

 防波堤に打ち寄せる波は時として地響きのように足元に伝わってきます。

Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)

 断崖を吹き上がる風は、風力発電機の羽根に当たり回転力に変換します。

Nikon Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D


 風車のある岬へ行ってみましょう。

 風車は北山山地の峰沿いに林立しています。

Nikon Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D

 風車の近くまで来ました。鋭い羽根が「ブン」と頭上の空気を切り裂きます。


 鉄塔の真下では頭上のすぐ近くを羽根が一瞬で通り過ぎていきます。空気とともに「シュッパッ」と我が頭も切り裂かれるように。事実、野鳥はこの羽根によって命を落とすのだそうです。

Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)

 ずっと遠くには日御碕灯台が霞んで見えます。

Nikon Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D

 河下集落側から十六島側を遠望しました。風力発電所の全貌です。

Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)