神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

17年ぶりに東京へ ~その1~

2016年04月10日 17時17分34秒 | 旅行

 1泊2日の強行軍。東京へ行ってきました。17年ぶりになります。出発は4月7日です。寒冷前線の通過で出雲地方は朝から激しい雨。こんな天気で飛行機は飛ぶのかしら。出雲空港に到着してもエプロンには乗るべき飛行機はありません。こりゃーダメかも。チェックインカウンターに行ってみると30分遅れで到着予定とのこと。手荷物を預けているとジェットエンジンの音がして出雲空港に着陸しました。


 出発は羽田空港の混雑によって45分遅れになりました。それも条件付き。強風のため羽田空港に着陸できないかもしれない。最悪、出雲空港に引き返すか中部国際空港に変更とのこと。しょうがない、一か八か、機上の人となりました。座席は残念、翼の上です。それでも飛んでくれたことに感謝。




 雲の間から出雲ドームが見えます。そして雲の中へ。激しく揺れます。春の空気と冬の空気のせめぎ合い。翼の先端は激しく振れています。


 雲の上に出ました。水平飛行です。ここまで来ると揺れはなく、快適な空の旅。ドリンクサービスはいつ揺れてもいいようにキャップ付き。塩分が欲しかったのでコンソメスープを頂きます。

 これにはチョット思い出があります。我が子が初めて飛行機に乗った時、アップルジュースをもらっていました。私はコンソメスープ。「お父さんチョット飲ませて」。一口飲んで「美味しい!」。アップルジュースと交換させられて、それ以来、事あるごとに「あの時のスープ美味しかったが~(出雲弁)」


 つかの間の水平飛行の後、伊豆半島上空あたりから降下を始めます。再び激しい揺れ、旋回を繰り返し、雲の下に出るとそこは東京湾。翼の下、鉛色の海上を幾つもの船が行き交います。エンジン音は激しくなったり弱くなったり、機体が右に左に揺れます。パイロットが必死にコントロールしている様子が伺えます。


 滑走路が見えた瞬間、「ズドン」。グランドスポイラーが立ち上がり、エンジンはリバースモードに。轟音が機内を満たします。主翼あたりから床下あたりからミシミシと音がして、このまま機体が海上に構築されたD滑走路に四散するのではないかと悪い想像が頭の中を過ぎりました。なんとか着陸です。左には国際線ターミナルがオレンジ色に輝いています。 


 ボーディングブリッジをわたって第1ターミナルへ。乗ってきたB737-800を正面から撮影。安堵の一枚です。


 遅くなったので会食の予定はキャンセルして空港内で軽く夕食。京浜急行線で品川駅へ。JRに乗り換えて東京駅で降りました。復古調の東京駅は高層ビルの谷間に横たわっています。17年前にはなかった風景です。丸ビルや東京中央郵便局は高層ビルに生まれ変わり、周囲のビルと高さを競っています。

Nikon Df + Nikon AF-S Nikkor 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR

 予定よりかなり遅れましたが宿へと急ぎます。 ・・・・・続く。