神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

Voigtlander NOKTONで斐川公園の白梅を撮る

2017年02月26日 20時27分57秒 | 日記

 斐川公園では白梅が満開です。で、Voigtlander NOKTON 58mmで花撮りです。

 このレンズの特徴である絞り値を変えて、実験的要素もありますが、白梅のいろいろな表情を追ってみました。

 まずは開放f/1.4です。雄しべの先端にピントを合わせていますが、花びらの辺縁にはソフトフォーカスレンズのような、ふわっとした滲みが現れ、幻想的な雰囲気を作り出しています。





Nikon Df + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SLII N f/1.4

 つぎにひと絞り絞ってf/2です。花びらの縁は部分的にもピントが合っています。背景は完全にぼけています。





Nikon Df + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SLII N f/2

 f/2.8です。花全体がカリッとピントが合っています。シャープになってきました。コントラストが高くなってきました。





Nikon Df + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SLII N f/2.8

 最後にf/4です。目の覚めるようなシャープネスです。マクロレンズほどは寄れないので花粉の一粒一粒は描写できていませんが、キリッとした描写です。背景のボケも少なくなり何があるか判るようになりましたが、ごちゃごちゃした、絵的にはうるさい感じになってきました。





Nikon Df + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SLII N f/4

 考察。f/2~f/2.8位だと花にピントが合って背景はうまい具合にボケてくれます。主題を際立たせる効果が期待できます。梅の花は小さいので、開放近くでも被写界深度の範囲内にも収まります。もう少し暖かくなって、チューリップのような大きな花で今回と同じような条件で撮影を試みてみたいと考えています。