本業の仕事が忙しく撮影に出かけられません。そこで、ストックの写真から、「Ai Nikkor 35mm F2」のレンズテストです。
約40年前に発売されていたものです。NikonF2に装着されていた父の所有品。いつの間にか私の所有品となっていました。つまりは勝手に借りてそのまま私の手元に・・・・。30年位前にオーバーホールを受けてレンズに曇りはありません。Nikon Dfにお似合いのMFレンズです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/95/09cdea33423626c78185cdc433b6ff07.jpg)
テストに被写体は先日の大社駅。ボディーはDf。RAW画像を無修正でTIFFファイルに出力。Photoshopで画面中央の鴟尾部分を等倍で切り出しました。絞り優先の自動露出です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/f3/090743b82ca283a782c7976bc6747650.jpg)
開放F2.0からF22まで、ひと絞り毎の画像を比較します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/f8/c7dbf3b54a6dd617c29ccb8ac48ba460.jpg)
結果ですが、開放F2.0ではシャープネスが見事に低下しています。F8.0~F11で最もシャープになります。F5.6とF16は許容範囲。F22では回折効果でディテールが失われています。
周辺光量は開放時に低下が見られました。F5.6で改善されます。つまりは、実用範囲はF5.6~F16ということになります。
その他の所有レンズでもこのようなテストをしてみたいのですが、厳しい現実をつきつけられそうで、新しいレンズが欲しくなる衝動を抑えるためにも、あえてやりません。「知らぬが仏」ということもあります。