神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

19年前のイタリア旅行記(7,8日目)

2011年11月15日 06時39分44秒 | 旅行
7日目(ローマ→成田)


再び機上の人に
 ホテルでの朝食後、いよいよ帰国です。たくさんのおみやげをスーツケースに何とか詰め込みます。正装用の革靴の中にも洗濯物を押し込みます。スーツケースの上に乗っかり体重をかけて、なんとか鍵をかけパッキング終了。廊下のドアの前にスーツケースを置いてロビーへ集合です。我々を乗せたバスは高速道路を約1時間でフィウミチーノ空港、別名、レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港に到着です。スーツケースはポーターがアリタリア航空のカウンターに持って行ってしまいましたので、触ることもありません。

 出国手続き後、残ったイタリアリラで最後のお買い物。ワインを何本か、予備のおみやげ用あるいは自家用にチョコのお菓子を買い求め、紙幣はだいたい使い果たしました。それでも、紙幣とコインがわずかに残りましたが、これは旅の記念にアルバムに挟んでおきましょう。再びアリタリア航空747の機上の人になりました。来た時と逆、ミラノ経由です。ミラノを離陸すると機内食のサービスが始まりました。また、ワインをもらいますが、行きの時とは違って瓶のスクリューキャップは閉めたまま渡されます。酒税・関税の関係かな?。1本は封を開けないままバッグに忍ばせ自宅まで持ち帰りました。あいも変わらず機内食は完食ですが、行きと違うのは義務的に食べていること。狭い座席に閉じ込められて、ほとんどブロイラー状態。機体後部の内側席の肘掛けを上げて、ベッドにしている強者の外国人もいました。さすがにその勇気は無し。



8日目(成田帰国)

思い出は重いで~
 疲れて何度もうとうとしているうちに成田に着陸です。偏西風に乗り、約11時間で到着。すぐに夜になって、明るくなり、また暗くなり、すぐに朝。不思議な感覚です。成田空港での税関では「おみやげでは全部でお金を幾ら使われました?」と聞かれ、「〇〇万円位です」でフリーパス。見るからに新婚さんはやばいものは持ち込まないのだそうです。むしろ、重そうなワインを見て、係官に大変ですねと笑われました。でも、この後がほんとうに大変で、重くなったスーツケースは自宅まで自分たちで運ばなくてはいけません。重いのなんの。ポーターさん助けて。
 最後に、トレビの泉に硬貨を投げ込んだご利益ですが、「ローマ再訪」という効き目は19年たった今でも現れていません。

おわり




追記:
 今回の旅行記では昔のネガフィルム画像を紹介しました。19年前の撮影ですがブログにアップするに伴い、フィルムアルバムに保存してあったものを再度スキャンしてみましたが、フィルムの経年変化による変色が著しく見るに耐えないものでした。幸い、カビは生えていなかった。したがって、今から10年前にフィルムをスキャンしてハードディスク内に保存してあったデータを使いました。所有しているスキャナーはエプソンのGT-9700Fで、購入当時に所有しているネガ全てをスキャンしていたものです。当時は人様に見せる事は考えておらず、単にパソコンでの閲覧を目的に読み込み条件は自動設定でスキャンしたものです。

 画像はそのハードディスク内のデータをフォトショップに読み込み、ホワイトバランスの修正、明るさ・コントラスト調整、角度修正・トリミング、640×427ドットへ縮小したものです。色調については基本的に修正していません。ホワイトバランス修正だけで、結構いい色が再現できました。

 デジカメ画像に比較するとコントラストは低いように思えますが、シャドー・ハイライト部分を調整すると黒潰れ・白潰れしていた部分から絵が出てきました。デジカメ画像では潰れていたでしょう。意外な発見であり、ネガフィルムのラチチュードの広さを実感しました。特にベニスのゴンドラのカット。ローマの日中撮影では直射日光と大理石とのコントラストで、目一杯絞り込みましたが、それでもシャッタースピードが追いつかず、露出オーバーのネガです。特にトレビの泉のカットは絞り込みすぎて解像度が低下しています。ISO100のフィルムを持って行けば良かったと反省。

 使用していたカメラは、最初に紹介したNikonFE 28mmF2.8Sの他に、Olympus XA、Minoltaの廉価な全自動コンパクトカメラ(妻用)です。フィルムは全てフジのISO400ネガフィルムを使いました。Olympusのカメラはレンズが古くシャープネスに欠けますが、二重像合致式のファインダーで絞り優先自動露出です。こっそり撮影に重宝しましたがシャッター音と巻き上げのギア音でバレバレ。ネガを見るとNikonの画像とOlympusの画像ははっきりと違います。もちろんNikonの方が抜けがいいと言うかスッキリと写っています。

 今度、海外旅行をするときはもちろんデジカメですが、フィルムよりも撮影枚数は多くなるでしょう。一眼レフでD700を使えばメモリーカードを何枚持っていけばいいのやら、データの確実な保存はどうすればいいのやら、重い大きいズームレンズをどう持ち歩くか、旅行の予定は全くないのですが悩みます。

 ここ、2週間ばかり、この旅行記を書いている間にすっかりと秋の気配になりました。黄葉も平野部に進行しています。私は寒いのが苦手ですので、桜のころまで冬眠状態に近くなりますが、できる限り頑張って外出して出雲・斐川の四季の風景をアップしていきたいと思います。もしかすると、1年前の画像でお茶を濁すかも・・・・。


最新の画像もっと見る