神戸川上流に志津見ダムがあります。
昨日はコスモス祭りの協賛事業で、志津見ダムの見学公開が開催されました。巨大構造物の内部に入れると聞いては行かない手はありません。
ダムを下流側から見ると高さが81mあります。
近づくと巨大さに圧倒されます。
上流側、ダム湖には満々と水が蓄えられていますが、洪水調節用のダムなので、現在は平常時の最高水位なのだそうです。
管理事務所で受付をして、ヘルメットを着用、係員の説明を聞きながらの見学開始です。
堤体の頂上は非常用洪水吐きになっています。ここを水が超えたらダムの洪水調節機能は失われるとのことでした。理論的には150年に1回の洪水に対応できるのだそうです。
過去、1度だけ、試験湛水時にここを水が超えました。
普段は立ち入ることのできない堤頂を歩きます。
反対側に着きました。管理事務所が見えます。
この階段を歩いて降りていきます。
結構急な階段で、高所恐怖症の人は腰が引けるかも。手すりを離さず一段一段ゆっくりと降りていきます。
入り口に到着しました。日陰なのとコンクリートからの冷気でここは寒いです。いよいよ堤体内部へ。
真っ直ぐなトンネルがありました。
地震計と歪計が設置されています。震度4以上で緊急点検が行なわれるのだそうです。歪計はダム本体の変形を測るもので、満水時に約2mm変形したそうです。
堤体のちょうど中間点に取水設備の制御用圧縮空気のタンクがありました。ダム湖の水は上層と最下層では20度くらいの温度差があるそうで、ダムの上流、流入水の水温と下流に流す水温がおなじになるよう、取水する水深を調節してるとのこと。環境に配慮されています。
堤体の反対側に出てきました。これで見学終了です。
Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)
次に志津見ダム発電所の見学をしましたが、これはまたの機会に。