神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

Ai Nikkor 24mm f2.8S と 24mm3本勝負

2016年04月26日 22時53分35秒 | 日記

 物欲と理性の狭間で物欲が優位となってしまった瞬間があります。

 ふと見た中古レンズのダイレクトメール。新品同様のAi Nikkor 24mm f2.8Sが3万円。お買い得です。ポチッとしてしまった。このレンズいまだに現役で新品が販売されています。24mm単焦点NikkorではマニュアルフォーカスのSタイプ、オートフォーカスのDタイプ、絞りリング無しのGタイプの3種類が併売されています。

 使用感がありません。マウント部に擦り傷がありません。ヘリコイドのグリスも効いています。ほとんど新品です。




 プロテクトフィルターとねじ込み金属フードもついでに購入。Dfに装着するとレンズの意匠とマッチしてカッコいい。


 f/2.8の絞り開放では周辺光量の低下があります。


 f/5.6まで絞るとほぼ解消。ちょっと光量落ちが残っていますが、もしかするとフードのケラレか。


 画面中心部を等倍で切り出してみました。開放(f/2.8)から最大絞り(f/22)まで1ステップごとに比較です。

 結果ですが、f/2.8とf/22で若干の解像度の低下がありますが、思ったよりもひどくない。

 次に所有するズームレンズで、焦点距離24mmでの比較です。題して「24mm3本勝負」



 18-35mmズームでは絞り開放(f/4.0)とf/5.6で解像度の低下が見られ、最大絞り(f/22)でわずかに解像度が低下していました。
 24-85mmズームでは絞り開放(f/3.5)と最大絞り(f/22)で解像度がわずかに低下していました。

 最もシャープに写っているf/8あたりで3本のレンズを比較すると、ほとんど同等の解像度です。しいて言えば、24-85mmズームが最も新しいレンズであるのか、若干ですが解像度が高く、ヌケがいいようです。でも、これは比較すればそうかなという程度。

 ここでは画像を載せていませんが歪みは樽歪みが僅かにあります。縦横平行の直線の多い建物を写すと気になります。24-85mmズームに顕著な陣笠歪みがあったことと比較すれば歪みは良好に補正されています。

 絞り込めばパンフォーカスが効きますので、ボディーの軽いDfに装着してスナップ用のレンズとしては使い勝手がいいようです。



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