おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
柴崎保三著 鍼灸医学大系 黄帝内経素問 上古天真論篇 第一
第八節 2-2
(原文)
帝曰。夫道者年皆百數、能有子乎。
岐伯曰。夫道者能却老而全形。身年雖壽、能生子也。
(訓読)
帝曰く「夫れ道者は年皆百を數(かぞ)えて、よく子有るか」と。
岐伯曰く「夫れ道者は能く老を却(しりぞ)けて形を全くす。身年壽と雖も能く子を生ずるなり」と。
(通解)
黄帝が申すには「ところで、宇宙自然の法則をよく心得ている者は、年令が百歳になっても尚お子を作る能力があるものであろうか」と。
岐伯が申し上げるには「宇宙自然の法則をよく心得ている者は、よく老化現象を克服して、身体を保全することができるので、暦の上の年令では百歳になっても身体はなお衰えず、従って子を作ることが出来るのであります」と。
道者 「道を知る者」の意で、つまり宇宙自然の法則を心得ている者のこと。
年 <説文>には「穀の熟するなり。禾(のぎへん)に従い千の声」と解説しているが、千の声は誤りで「人の声」とすべきである。
千と人とは古い字形はよく似ているが、コトバとしては全く別である。禾は稲の象形で五穀を意味する。
そして稲の成熟から次の成熟までの期間を一年というのである。
歳 <説文>には「木星なり。二十八宿を越歴(まわる)して陰陽を宣編(ゆきわたらす)し、十二月にして一次なり。歩に従い戊の声」と解説しているが、おそらく歳とは戊(鉞・まさかり)に似たある種の器具で、鎌のように引っかけて刈り、サラエのように引っかけて集めるものだろうという。
それで始めは収穫→収穫までの期間の意で、転じてやがて年歳の意となったという(藤堂著漢字語源辞典)。<爾雅・釈天>には「夏には歳といい、商に祀といい、周には年という」とあるところを見れば、歳とはずいぶん古いことばとおもわれる。
従って年と歳とは同一の意味ではあるが、本文にいう年とは「暦の上での年令」という意味であろう。
老 今日でいう老化現象のこと。
却 去と卩との組み合わせの文字で、去とは「凹んだ」との意を含み人が後ろに引っこむこと。
卩とは人が屈伏した形である。従って却とは退却の意で本文の却は「しりぞける」「おしのける」「おさえる」等の他動詞として用いたものである。
形 身体ということ。
全くす 保全すること。
寿 人の命(いのち)の長く伸びること。
転じて、一般に年令のことを又寿という。
<荘子>には百歳を「上寿」八十歳を「中寿」ということが見えている。
本文の寿とは百歳つまり上の寿のことであろう。
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