おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
川島四郎著 『はき違いの栄養知識』 昭和50年5月20日 第7刷
第五章 無機成分
一 日本の食品にカルシウムが少ない理由
日本の田畑の土は火山灰 欧米諸国の栄養白書には、その国民に「もっとカルシウムをとれ」などといっているのは見たことがない。
日本の栄養白書だけが、毎年忘れず「もっとカルシウムをとるように」と言い続けている。国民の耳には慣れっこになっており、いわゆる馬耳東風で聞き流してしまって、気にもとめない。
いったい、欧米諸国の栄養白書でいっていないカルシウムのことを、日本だけが、なぜ言い言いするのであろうか。これには次のようなわけがあるのである。
日本は火山列島である。足下に踏みしめている大地も、農作物を栽培している土地も、太古、火山から噴出した火山灰の沖積層や洪積層である。それが日本の平野である。関東平野であれ濃尾平野であれ、北九州平野であれ石狩平野であれ、火山灰の積もった沖積層や洪積層である。
この火山灰は、地球の内部から吹き出してきたものだけに、カルシウムが少ないのである。したがって、その土に育つ植物にカルシウムが少ないのも道理である。
これに比べて欧米の土質というものは、イタリアのような火山国は別として、ほとんどがカルシウムでできている。ことにイギリスはカルシウムでできている国である。
イギリスという国の地勢は、平べったい国で、国の形に切ったボール紙をタライの水の上に浮かしたような国で、火山一つなく、しかも、その地盤はカルシウムである。
フランスのカレーからドーバー海峡を船で渡っていくと、やがてイングランドの海岸の断崖(だんがい)が見えるがそれは水平線上に真っ白なチョークで横に線を引いたように見える。
高さ三十メートルぐらいの白い断崖で、これがカルシウム層である。イギリスは、そんな国である。
ところが日本は火山国で、国の成り立ちが違う。
イギリスやフランス、ソビエト(ロシア)、ドイツ、ポーランドなどは、土地そのものがカルシウムの多い土質だから、カルシウムのことをいちいち考えなくても、その土地でできる農作物のすべてにカルシウムの含有量が多いので、それを食べていれば、カルシウム摂取量を気にする必要もなく、自然にとれる結果になるが、日本人は意識してこれを食べなければ、摂取量不足ということになる。
北海道の日高地方の牧草はカルシウム含有量が多いため競馬馬の牧場に適していると聞きました。
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