おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
薬学博士渡辺武著『漢方が救う人体危機』
現代医療の誤りを正す
第1章 漢方薬はなぜ効くか
現代医学の盲点を救う
p53医は仁術ではなく算術になってしまった!
西洋医学というのは、一方ではペニシリンに代表される抗生物質を生み、他方ではビタミン剤の濫用(らんよう)をつくり出しました。
客観的には性病、肺炎、肺結核、腸チフスやハンセン病など、細菌による外的な病気を克服してきましたが、これで人間の病気が片づいたわけではありません。人間の生命の根源である心臓、胃などの五臓六腑、脳や血管の病気、主体的な人間の体の病気については多くの問題が山積しています。
たとえば内科一つとってみても、たしかにこまかく分化され研究されています。しかし最近、専門分野のことならわかるが、そのほかのことになると、われ関せずという医者が多くなりました。
それは西洋医学が、病気の部分の病名を決めるということから進歩してきたからです。
医者は病名で専門化され、薬を選ぶ原点も病名薬と作用薬という二つの分け方で決めています。
医者の診断は病名を決めることなのです。しかし、同じ病名でも病気は十人十色です。
十把(じっぱ)ひとからげに病名薬を与え、風邪だったら咳(せき)止めか熱冷まし、痛み止めには鎮痛剤という作用薬、この二点からだけで、はたして病気に的確な薬が選べるでしょうか。
もう少し薬の説明をつづけましょう。
薬の解熱とか鎮痛とかいわれる作用は、近代科学でいう「生物活性」ということで、動物実験とか微生物の抗菌作用などを調べて発達してきたものです。
しかし、動物実験など、人間と同じような症状で病気を起こしているのではなく、健康な動物をむりやり実験に使っているのですから、いわゆる「病体薬理」ではないのです。
健康体をわざわざ病体と想定しての実験結果なのです。
薬の作用とか効きめは、おおざっぱにそちらの方向の薬であるというだけで、「これぞまことの薬」と証明されているわけではないのです。
この薬学の常識は、医師には、わかっているようでもわかっていないのです。
だから、薬を飲ませて効かなければ大量投与してきたのです。
これが、薬によって病気をつくってきた、いわゆる薬公害です。
これでは素人(しろうと)も同然です。
情報時代の今日、うちの孫だって私に薬を教えてくれます。
簡単な病気の病名ならだれでもわかるし、咳止めや熱冷ましの薬ぐらいだったら素人にだって決められる――ということになります。
こうした間違いが起こるのは、病名と作用薬だけで薬を簡単に決めていることに原因があるのです。
近代薬学では、作用薬を決めるためには、この薬は中枢神経に働く薬であるとか、各器官臓器に働く薬であるとか、大腸を調整する薬であるとか、病名や作用によって分類します。
これによると、たとえば心臓病の薬なら、強心剤を使ったらよいとか、強心利尿(りにょう)剤がよいとかいったことになります。
たしかに、心臓病の原因が水分代謝が悪くて心臓が圧迫され、むくみが起こっているとすれば、利用剤で水分を体外に出したほうがよい――ということになりますが、ことはそう簡単ではありません。
どの利尿剤が、その患者に「ベスト」なのか。
総合病院では薬は約二千五百種類、こまかく分けると五千種類になるとさえいわれています。
新薬は山ほどあるのです。患者の個々の容体に合った薬を、医者が決められるでしょうか?
答えは「ノー」です。
医者は病名を決め、薬の効能書の作用を信じて、どんどん薬を消費します。
どこの病院でも安く仕入れて高く売れる薬が選ばれます。
医者に薬が押しつけられ、もはや医は仁術ではなくなり、医は算術になってしまったのが現実です。
しかし、漢方薬の場合は違います。いわゆる新薬とは違って、動物実験ではなく、二千年余りの歴史のなかで、人間自身が薬の効きめや副作用などについて、人体実験をやってきた自然薬なのです。
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