おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
薬学博士渡辺武著『漢方が救う人体危機』
現代医療の誤りを正す
第2章 漢方はどう診断するか
肝臓の解毒作用と利尿作用
p148肉を食べるときは腸の吸収、肝臓の働きを助けるスパイスを!
肝臓というのは、胃で消化し、腸で吸収したものをたくわえるところです。
人間は体力を維持する為に、皮膚や粘膜、血液などで、いろいろな新陳代謝をしていますが、この新陳代謝のエネルギーになる栄養のたくわえをしているのが肝臓です。
もう一つ、肝臓は毒物を解毒(げどく)する作用があります。
これは肝臓と胆のう、胆汁(たんじゅう)との働きによるわけです。
肝臓というのは、たいへんな働き者で、手いっぱい仕事をもって処理している臓器です。
だから、体が疲労すると肝臓に負担がかかってきます。
よく肝臓病になると肉を食べるな、などといいますが、これはおかしな話です。
つまり、肉類が腐敗、発酵(はっこう)しやすいので肝臓に負担をかけるなということです。
肝臓が悪いからといって蛋白(たんぱく)質を摂らなかったら、肝臓病のために体を犠牲にしていることになります。
肉を食べるときには、腸の吸収をよくして肝臓を助けるスパイス、食物を腐敗しないよう、カビないようにする作用のある香辛料を摂れば、肝臓の負担は軽くなります。
欧米人も中国人も、肝臓がやられたからといって、肉食をやめてはいません。
毎日、豚やマトンを食べています。
要するにちゃんとスパイスを摂っていれば問題はないのです。
肝臓は臓器のなかでも強い器官で伸び縮みがきくなどといわれますが、あまり酷使(こくし)すれば肝炎を起こします。
肝炎の初期症状は、直接には肝臓に出てきません。
胃や腸がいっぱいになり、水分代謝が悪くなったり、何日間も腸にたまって便秘することが、肝臓が酷使されるはじまりなのです。
肝臓にとって問題なのは、脂肪分です。
肝臓は脂肪を貯蔵して燃やしていますが、脂肪には、植物性脂肪と動物性脂肪があり、動物性脂肪の場合は、一度分解しなければ肝臓に取り入れられないのです。
だから、分解ができないと動物性脂肪はべたべたと肝臓にたまってしまいます。
肝臓は目の前に脂肪というご馳走を置きながら、食べられない状態にあるようなものです。
それなら脂肪はやめておけというわけにはいきません。
栄養失調になります。
ところが、植物性脂肪だと、肝臓で分解する必要がないばかりか、コレステロールをばらばらにする役目ももっています。
スマートに肝臓に吸収されて、動物性の脂肪も溶かすわけです。
動物性脂肪を摂ったら植物油も採るという点では、中国料理の調理はみごとです。
肉を食べるときは、かならずゴマ油で揚げて、脂肪を中和しながら食べているのです。
そのうえ、スパイスも豊富で、肝臓解毒作用も助け、負担がかからないように配慮されています。
これも、中国の長い歴史のなかで漢方が体験した健康な食事法ということなのです。
食即薬といわれるのは、健康を維持し、病気にならないようにするのは食物、体調のバランスが失調した病気を正常化するのは薬物の役目ということで、食べ物を調和しておいしく健康に整えるのが調理、薬を体の異常に合わせてその改善のために万全の組み合わせをするのが調剤です。
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