おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 経脈別論篇 第二十一
第五節
太陽藏獨至、厥喘虚氣逆。是陰不足、陽有餘也。表裏當倶寫。取之下兪。
陽明藏獨至、是陽氣重并也。當瀉(写)陽補陰。取之下兪。
少陽藏獨至、是厥氣也。蹻前卒大、取之下兪。
少陽獨至者、一陽之過也。
語句の意味 3-3
陽=陰と相対する一類の事物あるいは性質をいう。
中国の古代哲学家は、すべての事物を陰と陽という二つの対立する面でとらえている。
陽は一般に、軽清的・機能的・亢進的・運動的・上昇的・熱性的な一面を代表し、陰は重濁的・形態的・衰退的・静止的・下降的・寒性的な一面を代表している。
いいかえると以下のようである。
①気質が流動的で温熱なもの。
<素問陰陽応象大論>「陽は気なり。」
<素問陰陽応象大論>「気厚きものは陽なり。」
<素問陰陽応象大論>「陽気上竅に出づ。」
<素問陰陽応象大論>「気味辛甘、発散を陽となす。」
<素問陰陽応象大論>「陽勝れば熱し、陽勝れば陰病む。」
②人体の外側および四肢をいう。
<素問金匱真言論>「背は陽なり。」
<素問陽明脈解篇>「四肢は陽なり。陽盛んなれば四肢熱す。」
③人体の陽脈および六腑をいう。
<素問金匱真言論>「胆、胃、大腸、小腸、三焦、膀胱六府は皆陽なり。」
寫=瀉の意味に通ずる。
①排泄。
<素問五蔵別論>「故に寫して蔵せず。」
②針刺手法の一つ。補に対するもの。
<素問血気形志篇>「然る後、有余を写し、不足を補う。」
下兪=足の兪穴をさす。<素問経脈別論>
厥氣=①逆乱の気。一般に続発性の病因をいう。陰陽の失調、気血逆乱、痰濁閉阻、食積停滞あるいは暴痛などをさす。これらは病気の過程にあらわれ、又、新たな作用を引き起し、四肢厥冷・精神失調・突然の昏倒などの症状をあらわす。
<素問陰陽応象大論>「厥気上行し、脈満し形去る。」
②虚気のこと。
<霊枢淫邪発夢篇>「厥気心に客すれば夢に丘山烟火を見、肺に客すれば夢に飛揚し金鉄の奇物を見・・・およそこれ十五足らざる者は至りて之を補えば立ちどころに已むべきなり。」
<素問至真要大論>「厥気上行すれば面浮埃の如し。」
③邪気のこと。
蹻=陽蹻脈・奇経八脈の一つ。その循行経路は、足跟よりおこって、外踝(申脈穴)に沿って上行し、髖部および脇肋と肩部の外側を経て、頬から眼内眥に至り、さらに上行して風池穴に、そして風府穴より脳に入る。<難経二十八難>参照。
蹻前=陽蹻脈の前方の意であろう。鍼灸医学大系
卒=ソツ。兵隊。下級の兵士。ニワカに。突然。しもべ。多数の人。古代の制で、三百軒の戸数。三十国のくに。ソツ・シュツ。死ぬ。天寿を終って、年とって死ぬ。オわる⇒終。
一陽=①三陽連合の呼称。
<素問陰陽離合論>「太陽開を為す。陽明闔を為す。少陽枢を為す。三経は相失するを得ざるなり。搏して浮かぶことなし。名づけて一陽と曰う。」
②少陽の別称。
<素問経脈別論>「一陽独り嘯す。少陽厥なり。」
過=①はなはだしいの意味。
<霊枢寒熱病篇>「過ある者を視てこれを取る。」
②病のこと。
<素問示従容論>「五蔵の過。」
③不正常のこと。
<素問六元正紀大論>「気の寒温を観て、以て其の過を謂う。」
④至る。
<金匱肺痿肺癰咳嗽上氣病>「熱は営を過ぐ。」
過=太過。鍼灸医学大系
漢方用語大辞典、明解漢和辞典
ゴールド三養茶は発芽ハトムギを主成分として、特殊製法でエキスを抽出顆粒にした理想的な健康飲料です。
簡単にお湯にとけますので、ご家族の健康食として手軽にお飲みいただけます。
ハトムギの成分を十五倍に濃縮した、ゴールド三養茶をお好みの濃さに合わせて美味しくお召し上がり下さい。
250g 8,400円
500g 15,750円